アイルランドでチップは必要?旅行でよくあるシーン別に解説します

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アイルランドへ行くときに気になることの1つがチップですよね。日本にはない習慣なので、アイルランドではどういう時にいくらくらい払うのか、悩んでしまう人も多いでしょう。

アイルランドでもチップは必要ですが、必ず払わなくてはいけないわけではありません。また、一般的にはチップは料金の10〜15%と言われていますが、少なくてもいい場合もあります。

この記事ではアイルランドに住む私が、チップの払い方をシーン別にご紹介します。

レストランでのチップ

食事

レストランでのチップとは

チップを1番払った方がいい場所、それがレストランです。レストランでのチップは、合計金額の10〜15%くらいです。

アイルランドでのお会計は、自分がレジに行くか、ウェイターがテーブルまで来てくれるかのどちらかです。レジで払うときはチップをウェイターに直接渡し、テーブルでのときはお金を乗せるトレーに置きましょう。

ディナーの際は忘れずに

カジュアルなランチのときはチップは必ずしも必要ではありませんが、ディナーでは払った方がスマートです。

ディナーの場合は金額が上がるので、チップの値段も上がります。しかし、普通のレストランでは必ず10%払わなくても大丈夫です。

お会計が60ユーロなら10%分のチップは6ユーロになりますが、きっちり6ユーロ払う必要はありません。5ユーロ札でもよく、小銭で6ユーロを下回ってしまっても大丈夫です。

高級レストランでは

高級レストランでは、10%以上きちんと払った方が無難です。

ただし、既にサービス料が含まれていることもあります。その場合はレシートに書かれているので、追加でチップを払う必要はありません。必ずレシートを確認しましょう!

カード支払いの場合

現金で支払うときはチップも同じく現金で渡せばいいですが、カードの場合はどうすればいいのでしょうか?

他の国では、チップを含めた金額を自分でカードリーダー機に打ち込むところもあるようですが、私の知る限りでは、アイルランドではウェイターが請求金額だけを入力することがほとんどです。

そのため、アイルランド人の多くはお会計だけをカードでして、チップは現金で払います

カフェやパブでのチップ

ピール

カフェやファーストフード店

カフェやファーストフード店では、チップは必要ありません。レジの横にチップボックスが置いてあるお店が多いので、おつりの20セントや30セントを入れてもいいですが、入れなくても大丈夫です。

パブ

アイルランドと言えばパブですが、お酒を飲むだけならチップは必要ありません。食事をする場合でも、お酒同様カウンターで注文する場合はチップは不要です。

レストランのように、ウェイターが注文を取りにきて料理を運んでくれる場合はチップを渡しましょう。料金の10%以下でも大丈夫です。

ちなみに、レストランで働いている友人の話では、外国人はチップを払わない人も多いそうですが、アイルランド人は払う人の割合が高いとのことです。

ホテルでのチップ

アイルランド

ホテル

アイルランドのホテルでは、特にチップを払う必要はありません。ベッドメイキングにもほとんど払いません。

チップが必要な場合

払った方がいい場合は、ポーターが荷物を運んでくれたときです。このときは1ユーロ渡しましょう。しかし、通常のホテルでは荷物を運んでもらうこともないと思うので、高級ホテルに泊まるときだけ気をつければ大丈夫です。

タクシーでのチップ

タクシー

タクシー

アイルランドでタクシーに乗ったら、チップを必ず払わなければいけないわけではありません。しかし、多くの人がおつりをチップ代わりにします

チップの相場

タクシーのチップは、料金の5〜10%くらいです。料金が12.5ユーロなら、13ユーロ払っておつりの50セントをチップにします。その時は、タクシードライバーに「Keep the change(おつりは取っておいてね)」と言います。

ピッタリ払えておつりが出ないときは、チップはそこまで気にしなくても大丈夫です。とは言え、スーツケースなど荷物を出し入れしてもらう場合は必ず払いましょう

その他の場面でのチップ

アート

上記以外の場面では特にチップを気にする必要はありませんが、旅行でツアーに参加する場合や美容院では払う人もいます

ツアーガイド

ツアーガイドにお礼として少しチップを渡すのもいいでしょう。金額の相場は特にないので、気持ち程度でいいと思います。

私の旦那は、個人のお客様のツアーガイドを何度かしたことがありますが、1度だけ50ユーロいただいたことがあります。その他は、もらっても少額でした。

美容院・サロン

参考までに、美容院やネイルサロンなどでは、決まった担当の人がいる場合は2〜3ユーロ、もしくは5ユーロ紙幣を払う人が多いようです。

美容師の友人に聞いたところ、払わない人の方が多いですが、定期的に来るお客さんは渡してくれるとのことでした。

まとめ

今回は自分の経験だけでなく、働いている友人にも協力してもらい現場の生の声をご紹介しました。

アイルランドのチップ文化は歴史が浅く、アメリカの影響を受けて近年始まったものなので、必ず払わなくてはいけないわけではありません

正直、私も今でもチップは忘れがちです。日本にはないものですが、アイルランドに来たらちょっと気にしてみましょう。特に、いいサービスを受けた時はチップを渡して感謝の気持ちを伝えましょうね。

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