ニュージーランドで働くにはある程度の知識として、お給料について知っておくことは大切なことです。モノによっては日本よりも物価が高く、日本に住んでいる頃よりも生活費が多くかかることもあります。
そこで今回はニュージーランドで働いた場合の平均的なお給料と、私が働く上で経験したことを紹介していきたいと思います。
*ニュージーランドドル$1=73円
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ニュージーランドで働く現在の職業
ネイリストとして働く
現在はオークランドのビューティーサロンでネイリストとして働いています。
今の職場で働いているスタッフはオーナーと私の2人だけです。以前働いていたビューティーサロンもオーナーと他のスタッフと私の計3名で働いていました。ニュージーランドのビューティーサロンでは少人数で勤務していることが一般的です。
ニュージーランドのネイル業界は日本の技術の10年前です。日本のネイル技術を受け入れるには、さらに数年以上かかるのが現実です。
現地の女性達は年齢に関係なく、爪先のおしゃれや美肌、体型、ファッション等を気にしている人の割合がとても少ないです。クリスマスやホリデーなど大きなイベントがない限り、ビューティーサロンは忙しくなりません。
ニュージーランドの1ヶ月のお給料
給料
現在の職場では月に約$2,400〜2,800ほどお給料をもらっています。お給料にばらつきがあるのは、時給制で働いているからです。
給料日
ニュージーランドは、月収でお給料をもらうところは少なく、各週ごとか2週間おきにお給料が振り込まれるのが一般的です。
2018年現在の最低時給は$16.50ですが、私は職歴を考慮されて時給$18で働いています。
職歴が長く、技術があってもニュージランドは美容に対する意識が低く顧客が少ないので、現地の人を含め、高い時給やお給料をもらうことが日本よりも難しいです。
勤務時間
私の勤務は、週5日の8時間労働です。忙しい時期には、週50時間働くこともあり、そのため通常よりも多くお給料をもらうこともあります。
ニュージーランドの税金
所得税
ニュージーランドはフルタイム(正社員)とパートタイムの勤務スタイルに関係なく、お給料から引かれるのは所得税のみです。所得税は年収によって、引かれる税率が違います。
年間の収入額$14,000以内は税率が10.5%、$14,001〜$48,000以内は税率が17.5%です。
そして、年間の収入額が$14,001以上$48,000以内であれば、$14,000以内の収入額には10.5%の税率が引かれて、$14,001以上の収入は17.5%の税率で計算されます。
さらに、$48,001〜$78,000に対しては税率が30%になり、年収が多くなるにつれて、所得税の税率も高くなる仕組みになっています。
移民の人たちに多い平均的な年収は、$14,001〜$48,000です。ニュージーランドに住んでいる年数が多くなるほど、職歴や経験も増えるので、年収も少しずつ増えていきます。
ニュージーランドでのお給料の受け取り方法
銀行振込み
お給料の受け取り方は、一般的には銀行振込です。その会社によって、月払いか週払いかお給料の支払い方が違います。
ニュージーランドの銀行口座は、ASB bank、ANZ bank、Kiwi bank、BNZ bankがあります。日本のように会社指定の銀行口座を用意する必要がなく、自分の好きな銀行で口座を作り、お給料を振り込んでもらいます。
中にはお給料を手渡ししているところもありますが、所得税が引かれた金額で受け取っていても、実は会社側は所得税を納めていないなど、トラブルが起こることもあります。
お給料から引かれた所得税を確認できる
会社側が、自分のお給料から所得税をきちんと納めているかネットで確認することができます。
IRDナンバーと呼ばれる個人の納税者番号を元に納税サイトからログインすることで、今まで自分が受け取った月々のお給料と、納めてきた所得税を知ることができます。
また年に一度、納めすぎた所得税を還付するためのタックスリターンも、その納税サイトから申告し、確認することができます。
ニュージーランドでの月々の貯金額
貯金額
私の場合、月のお給料が約$2,400なので、職種によっては異なりますが、平均的なお給料の金額です。月々の貯金額は約$1,000程(約73,000円)です。
私の住んでいるオークランドは、ニュージーランドの中でも大都市で物価が高く、様々な国の移民が住んでいます。現在はフラットハウスに住んでおり、シェアメイトがいます。
生活費
家賃は週$200なので、月$800支払っています。この中に電気、水道、インターネット代が含まれています。
また車通勤なので、ガソリン代が月$150、その他にも休日には交際費でお金がかかります。食費や雑費などを引いて、残った金額を貯金に回しています。
ボーナスや昇給、福利厚生など
ニュージーランドの雇用状況
ニュージーランドの雇用は、今までの経験や職歴を重視しています。そのため仕事の経験や職歴が長ければ長いほど、転職先の面接をする際に、以前の会社より時給が高くなるように交渉ができます。
昇給
昇給については、自分からオーナーに交渉します。ボーナスは、大手の会社によってもらえるところもありますが、一般的にはボーナスではなく、1年以上勤務した場合に、4週間の有給休暇がもらえます。
福利厚生
福利厚生は、2年以上のワークビザや永住権を取得しているかによって待遇が変わります。永住権を持っていれば、お給料からKiwiセイバーと呼ばれる任意の個人年金を収めることができます。
その他の制度
その他、半年以上勤務した場合は、突然の体調不良や怪我などで会社を休めるシックリーブがあり、仕事に行けなくても1日分のお給料を保証してもらえます。日本ように無理をしてまで仕事をすることはありません。
まとめ
ニュージーランドは、移民でも比較的に仕事が見つけやすい環境が整っている国です。現在のニュージーランド人口は、中国人とインド人が移民全体の割合を占めています。大都市のオークランドでも、日本人はまだまだ少ないです。
ニュージーランドである程度安定したお給料が支払われる仕事を探している人は、お店やレストランなど、働く職場が少ない南島よりも、都市が発展している北島の方が仕事を見つけやすいです。
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