海外でITエンジニアとして働くには?未経験でもなれる?英語は必要?

パソコン 海外転職ノウハウ

日本を飛び出して海外でITエンジニアとして働く人が増えています。自分も働いてみたいけれど、どのくらいのスキルが必要なのか、英語はどのくらい必要か、どうやって仕事を探せばよいかなど、わからないことが多く二の足を踏んでいる人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、海外でITエンジニアとして働いてみたいあなたのために、その方法をご紹介します! なお、「ITエンジニア」という職業は様々な業界にありますが、今回は近年求人が急増しているIT業界のエンジニアに絞って紹介します。

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海外転職でのITエンジニアの需要

エンジニアの海外転職需要は増加傾向にあります。

エンジニアは世界中の企業と働く機会が増えており、新興国ではIT産業が成長し、現地の人材だけでは対応できないため、海外からのエンジニアの需要が高まっています。

米国のシリコンバレーの企業(例:Google、Apple)や、中国の華為技術有限公司(Huawei)が、世界各地でエンジニアを求めています。また、インドやフィリピンなどの新興国でも、IT産業の発展に伴い、エンジニアの海外転職が増えています。

ITエンジニアが海外転職するメリット

ITエンジニアが海外転職するメリットは、高い報酬、国際的な経験の獲得、スキルの向上です。

ITエンジニアが海外転職するメリット

  • 高い報酬
  • 国際的な経験
  • スキルの向上

高い報酬

海外転職において、特に欧米やシンガポールなどの先進国では、ITエンジニアに対して日本よりも高い報酬が支払われる傾向があります。

例えば、米国では年収が100,000ドル(約1,300万円)を超えることも珍しくありません。このような高い報酬により、ITエンジニアは経済的な安定を得るだけでなく、生活の質を向上させることが可能です。

国際的な経験

海外で働くことにより、ITエンジニアは異文化コミュニケーション能力を向上させることができます。多様な文化や価値観に触れることで、柔軟な思考力や問題解決力を身につけることができます。

これらの国際的な経験は、将来的なキャリアアップやビジネスチャンスの拡大に役立ちます。

スキルの向上

海外転職を通じて、ITエンジニアは最先端の技術や知識を身につけるチャンスが増えます。

例えば、AIやブロックチェーンといった革新的な技術を学ぶことができ、専門性を深めることができます。これにより、ITエンジニアは競争力を高め、市場価値を向上させることができキャリアの幅を広げることが可能となります。

ITエンジニアが海外転職するデメリット

ITエンジニアが海外転職する際には、言語の壁、ビザや労働許可の取得、文化の違い、コミュニケーションの問題、そして家族や友人との距離がデメリットとして挙げられます。

言語の壁

海外で働く際には、現地の言語を理解していることが必要です。英語はもちろん、その国の公用語を習得することが求められることがあります。

ビザや労働許可の取得

海外で働くためには、ビザや労働許可を取得する必要があります。これには手間と時間がかかることがあり、滞在期間や雇用形態によっては更新が必要になります。

コミュニケーションの問題

海外で働くと、コミュニケーションスタイルやビジネスマナーが異なるため、誤解やトラブルが生じることがあります。これを克服するには、柔軟な対応が求められます。

家族や友人との距離

海外転職をすると、家族や友人と離れることになります。これにより、孤独を感じたり、家族とのコミュニケーションが減ることがあります。

海外転職でITエンジニアに求められるスキル

パソコン

エンジニアといっても仕事の内容は様々なので、スキルが飛び抜けて高くないと採用されない、というわけではありません。駆け出しのエンジニアから数多くのプロジェクトをリードしてきたエンジニアまで、スキルに合わせて様々な求人があります。

開発言語はRuby、PHP、Java、C#、C++、SQLなどが求人でよく見られる代表例です。

海外でITエンジニアは未経験でもなれる?

デスク

未経験でも、スキルがあることが証明できれば、海外でエンジニアとして就職することは可能です。

ただし簡単な道のりとはいえません。できれば日本でエンジニアとして最低でも1年の経験を積むか、海外のITが学べる学校へ留学し、インターンなどでその後働ける労働許可が得られる道を確保しておいたほうがよいでしょう。

海外での就労先としては、未経験者は日系企業がおすすめです。海外でも、日系企業は外資系企業に比べて「人を育てる」文化があるからです。外資系企業は即戦力を求めているため、未経験者とはマッチしにくいでしょう。

海外でITエンジニアとして働くなら、英語は必要?

デザイン

英語圏の国の場合、英語はほぼ必須条件です。でも、エンジニアはコードで語ることができる側面もあるので、ネイティブのように話せなくても問題はありません

社内コミュニケーションやディスカッションで必要な英語が最低限できていれば、あとは働きながら英語力を伸ばしていくこともできます。

海外で就職してしばらく働いたあと、もし日本に戻ることになっても英語が話せれば社内公用語が英語の外資系企業などにも応募でき、給与のレンジが高くなる可能性もあります。

また、フィリピンやベトナムなどでは英語がそれほどできなくても採用されることがあります。人件費が安い場合はコミュニケーターといった通訳をしてくれる人を設置している会社もあります。

ただし、大体の国で日本人は現地の人よりもコストが高いので、英語力も期待されていることは確かです。話せるに越したことはありません。

海外で働くITエンジニアの収入や労働条件は?

ビジネス

年収

年収はスキルや経験、就労する企業によって左右されます。と、ここまでは一般論ですが、国別に見るとどうでしょうか。

エンジニアの給与が世界で一番高いのはアメリカで、大企業や有名スタートアップ企業などでは、日本よりも高いばかりか年収2,000万円を超えることもありますし、イギリスなどでも日本より給与レンジは高めです。

一方、アジアでは日本と同程度かそれ以下であると想定しておいた方がよいかもしれません。アジアで高収入を狙うなら中国、香港、シンガポールなどでの就職がよいでしょう。

労働条件

労働条件としては日本よりも残業が少ないパターンが一般的です。また、時間に対しても柔軟なので、朝早く来て夕方早めに帰るなどのフレックス勤務も可能なパターンが多いです。アメリカなどでは、リモート勤務も浸透しています。

海外でITエンジニアとして働く方法

コース

海外求人専門のエージェントに求人を紹介してもらう

エージェントはその人の希望に合わせて求人を紹介してくれ、履歴書の送付や面接のセッティング、交渉ごと様々な調整を行なってくれます。また、一般には公開されていない未公開求人の情報も持っています

以下は日本のIT企業で1年半勤めた後、エージェントを通して就職を決めてベトナムでエンジニアとして働く日本人の例です。ベトナムは英語力もそこまで重視されず、ビザを取るのも比較的容易で、IT企業が多いということが決め手でした。

移住エージェントと協力して移住する

ITエンジニアのスキルがあれば、そして年齢や英語力なども含めて基準を満たしていれば、スポンサーなしで永住権を申請することもできます。以下はオーストラリアでSkilled Migrants Independent, AT Subclass 126という独立移住ビザを取得した日本人の例です。

Linkedinで仕事を得る

ビジネスのためのSNSに登録することで、様々な会社からスカウトを受けることができます。日本では外資系勤務の人以外にしてみると、それほどメジャーではありませんが、海外就職を目指すなら必須のSNSです。

まとめ

今回は海外でITエンジニアとして働く方法を紹介しました。海外でエンジニアとして経験を積んでおけば、世界各国どこでも働ける人材になれて、今後のキャリアの可能性がぐんと広がります。やはり手に職は強いのです。

すでにエンジニアとして日本で働いている人は、就職サイトなどで海外の求人を検索してみましょう。もしあなたが今仕事で使用している言語以外で求人の多い言語があれば、それを勉強するのも一つの方法です。海外でエンジニアとして働くために、一歩踏み出してみませんか?

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