60代でタイで再就職、駐在員から現地採用社員になった話

バンコク(タイ)で海外就職 タイでの働き方

若くして日本を飛び出す人がいれば、十分な経験を積んでからあらためて海外で就職先を見つける人もいます。

寺尾さん(66歳・男性)は、定年後にタイ・バンコクで日系精密機器メーカーの現地採用社員として再就職しました。元々はこの会社に日本からの出向者として駐在していました。

定年後、日本に戻らずそのまま働き続ける道を選んだ理由とは何なのでしょうか。また、駐在と現地採用ではどんな違いがあるのでしょうか。寺尾さんへのインタビューをお届けします。

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バンコクでの再就職を決めた理由

バンコク

日本では精密機器メーカーに勤めていましたが、定年退職前の数年間は出向社員としてバンコクで勤務していました。

定年退職を機に日本に戻るつもりでいたものの、現地バンコクの会社からの強い要請があり、出向終了後も現地採用社員として勤務を継続することになったのです。

給与は出向時代よりも減るのですが、これまでの仲間とこれまでの業務を継続できるということで決断しました。

定年後、日本での再就職より海外就職の方が給料が良い

高齢化が進む日本では、定年退職した高齢者があふれ、その多くが悠々自適とは言えない状況から再就職をしますが、余程特別な知識を有さない限り、低賃金の軽作業を受け入れることになります。

ところが、海外、特に東南アジアでは、定年退職者でもまだまだ歓迎されることが多く、会社での立場や仕事内容、そして給与面でも日本での再就職より良い場合がほとんどです。

出向時代より減ったとはいえ、私の現在の給料も月60万円ほどと日本国内に戻るよりは良いので、今後のために貯金しています。

出向(駐在)者との労働条件の差にショック

とはいえ、現地採用となると、やはり日本から派遣される場合と同じ条件とはいきません

日本からの出向社員(駐在員)時代には、同時期に赴任した後輩の出向社員がいました。彼はまだ定年には程遠い年齢だったので、私が現地採用に切り替わった後も出向社員の身分で一緒に仕事をしていました。

彼との給与面での差は納得して合意したので不満はありませんでしたが、休暇制度や福利厚生面での差には多少のショックを感じたことがありました。

最も大きかったのは、出向社員にあった「日本への一時帰国制度」が、当然ですが現地採用者にはないことでした。

海外就職では日本で培ったビジネスノウハウを生かせる

日本の会社に勤めていて、日本流のビジネスノウハウを知っていることは当たり前ですが、東南アジアではそのノウハウが現地の社長や社員達から歓迎される理由の一つになります。

ただ、日本式のやり方をそのまま当てはめようとすると、そこには必ず摩擦が起きます。そこで必要なのがその国の文化を理解して、できる限りその文化を反映した形にカスタマイズすることです。

そうして提案したものが摩擦なく受け入れられた時には、私自身も大きな喜びを感じたものでした。

タイでよくある仕事上のトラブル

タイ人は会議中には反対意見を言わず、会議後に本音を言うことが多いので、仕事の進行に遅れが出やすいです。

これこそが文化の違いなのでしょうが、タイ人社員達は会議の場などでは「YES」と言う者が多く、これは目上の人には「NO」を言い難いためとのことです。さらに、人前で「NO」と言うと、周りの者から無礼者扱いされると言う人もいました。

結局は会議が終わった後で個別に意見を言いに来ることが多いので、合意されて決定したはずだった案件が振出しに戻り、仕事の進行に遅れが発生することが何度かありました。

最後には「NO」が言える会議に変えることができたのですが、これには半年ほどかかりました。

まとめ~能力と経験があれば年齢は関係ない

定年後に現地企業から乞われて再就職することになった寺尾さん。技能やノウハウがあれば、年齢に関わらず、日本で再就職するよりも良い条件で雇ってもらえる可能性があるんですね。

出向時代との待遇の差に戸惑うこともあるようですが、今は給料より、能力や経験を生かせることが何よりもうれしいと寺尾さんは語ります。

新しい挑戦に年齢は関係ありません。これまでとは違った世界を見るために、あなたも海外就職を考えてみませんか?

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