海外に長期滞在するときに「必ず持って行くもの」リストの定番といえば常備薬ですね。確かに安心安全で使い慣れた日本の薬を持って行くのに越したことはありません。でも急な病気や、持ってきた薬を使い切ってしまったときなど中国の薬局に行かなくてはならないこともあるでしょう。
最初はちょっぴりドキドキですが慣れれば意外と簡単な中国の薬局利用法と、おすすめの薬をご紹介します。
思い切って入ってみよう
中国でも一般の薬は街角の薬局で普通に買えます。「药」「药房」などと書いてある看板が目印です。
中に入ると白衣を着た店員さんが声をかけてきます。症状や薬の種類、名前などを言うか漢字で書くかするとおすすめの薬を見せてくれます。もちろん自分で棚から取って色々見てもかまいません。値段とか効能とかの希望を伝えると、けっこう親切に教えてくれますよ。
一般の薬局には中药(漢方薬)と西药(西洋医学の薬)の両方が置いてあります。中药(漢方薬)とはいっても錠剤やアンプルになっていて飲みやすいので手軽に使えますね。効き方や好みは人によって違うので、中药(漢方薬)と西药(西洋医学の薬)のどちらがいいか店員さんに伝えるのもいいでしょう。
おなじみの西药(西洋医学の薬)だってあります
薬局にはよく知っているおなじみのブランド薬もあります。写真左側の百服宁と書いてあるのは実はバファリンです。箱をひっくり返すと反対側に英語名が書いてあるものもあります。
やっぱりおなじみの薬が安心、という方はこういうものを選ぶといいかもしれませんね。箱の裏と表の表記を見て、中国語ではこう書くんだ!と比べてみるのも面白いです。
おすすめの中药(漢方薬)
せっかく中国に来たのだから日本には無い本場の中药(漢方薬)を試してみたい!と言う方に、比較的安心で手軽に使えるアイテムをご紹介します。
口内のトラブルには西瓜霜
西瓜霜は炎症を鎮める作用のある漢方薬です。名前はおいしそうですが味はいかにも漢方薬!といった感じがしますよね。写真右側がトローチタイプで、のどが痛い時になめるとすっきりします。
左側は粉末タイプで、口内炎につけると治りが早いようです。
一家に一本!川贝枇杷膏
中国は空気が乾燥している地域も多いので、特に冬場はのどを傷めがちです。
そんなときにはこれ、京都念慈菴の蜜炼川贝枇杷膏がおすすめです。一家に一本置いておきたいですね。真っ黒な水あめでかなり甘いですが、これを散蓮華(中華料理でよく使う陶製のスプーン)一さじ飲むと咳やのどの痛みがやわらぎます。
夜中に咳が出るときなどは、寝る前に一さじ飲むといいでしょう。
貼って効く晕车贴
これはちょっと珍しい、貼る車酔いの薬です。
飲む車酔いの薬が苦手な方は、これを耳の後ろに貼っておくとあら不思議、けっこう効きます。
まとめ
薬はできることならあまりお世話にはなりたくないものですが、それでもいざという時にどこでどんな薬を買えばいいか知っていれば安心ですよね。
もちろん薬は合う合わないがありますから日本から使い慣れたものを持って来るのが一番ですが、手ごろで比較的安全な軽い中药(漢方薬)を少し試してみるのもいいのではないでしょうか。意外なお気に入りが見つかるかも。
海外求人
あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)
中国で働くには?中国で就職・転職したい日本人向けの仕事と求人の探し方
【中国求人】転職を成功させるおすすめ転職サイトまとめ!中国転職に役立つ情報も解説
あわせて読みたい