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ベトナムで日本語教師として働く!ベトナム人が感じる日本語の難しさとは?

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日本語学習の難しさ

2013年には、ベトナムにある中・高校のうち29校で教えられるようになった日本語。熱心に勉強しようとする学習者がいる一方で、母語であるベトナム語との違いから、習得への高いハードルを感じる人も少なくないようです。

ここでは、ベトナム人学習者が日本語を学習する際にどのような点で難しさを感じるのか、日本語とベトナム語を比較しながらご紹介します。

指導者でなくても、ベトナム人と日本語でお付き合いされる機会などにも役立つ情報だと思います。ぜひ参考になさってください。

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日本語は文字の種類や数が多すぎる

日本語学習

日本語学習でまず必要になるのが、ひらがなとカタカナの暗記です。テキストによってはアルファベット表記のものもありますが、基本的には日本語の文字を知らなければ読めません。

ひらがなは46文字+濁音などで構成されます。それに対してベトナム語は、声調記号のついた文字を合わせても29文字です。

アルファベットともまったく違うひらがなを見て、まるで宇宙人に遭遇したかのような反応を見せる学習者が毎年続出します。

ベトナム人にとっては「つ」の発音が鬼門です。「ちゅ」や「す」と発音してしまう人が多いです。また、「や・ゆ・よ」「じゃ・じゅ・じょ」「ざ・ず・ぞ」の区別も難しいようです。

あいさつでコミュニケーション、難解日本語の先入観解消!

あいさつがコミュニケーションの基本

私は、外国語の学習とは言葉だけでなく文化的な面もできる限り伝えることだと常々考えており、それを実践しています。

基本は、やはりあいさつ。あいさつができれば人間関係が円滑になります。言葉が少々つたなくても、心が伝わりやすいと感じます。

授業では、私たちが日本でやるように皆でお辞儀をしながらあいさつします。お辞儀は何度くらいの角度でするの?といった疑問も実践しながら理解してもらい、楽しみながら練習します。

語順が逆、ベトナム語順「わたしは 食べます 朝ごはんを」

ベトナム語の文の語順は、英語と同じと考えてほぼ間違いありません。ですから、日本語の語順は慣れるまでは難しく感じるようです。

また、ベトナム語は「食べます」「食べました」のような変化をしないので、余計に日本語は難解という印象になるのでしょうね。

学習者にとっては目が回るよう。何度も繰り返し練習して、習熟していきます。でも、学習意欲の高いベトナム人学生のこと、果敢に日本語で話そうとしてくれます。その姿勢には、いつも学ばせてもらうばかりです。

日本人でもあやしい、やっぱり難しいのが敬語

日本人でさえも難しく感じる敬語。外国人学習者にとっても同じです。

ベトナム語にも敬語はありますが、日本語ほど複雑ではありません。尊敬や謙譲などにあたる語を文中に挟み込む感じです。

同じ意味の言葉が相手や状況によって変化する日本語の敬語が彼らにとって難解なのは、容易に想像がつきますよね。

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日本の文化や習慣を映す遠回しな表現

日本人は直接的な表現よりも、あいまいな表現を好んで使いますよね。それらの表現は、日本の文化や習慣、日本人特有の考え方を反映しているものが多いのです。

そのため、その背景を理解していないと、読めるし意味は分かるけれど、どんなシチュエーションで使う言葉なのかが分からないという状況になってしまいます。

また、言葉を最後まで言わず余韻や含みを持たせる日本人の話し方も、なかなか理解しにくいようです。

変化形が多い助詞や助動詞

先にも少し触れましたが、ベトナム語には助詞や助動詞の変化があまりありません。

そのため「です・ます」の変化形「でした・ました・でしたら・ましたら」、主語の後に続く「は」「が」の使い分けができるようになるにも時間がかかります。

助数詞が複雑、多すぎる

ベトナム人だけでなく、日本語を学習する外国人が頭を悩ませるのが、助数詞の複雑さです。日本語の助数詞はものによって数え方が変わります。

ベトナム語にも助数詞は存在しますが、日本語ほどではありません。

以前、日本でお会いしたベトナム人の方は、ほうれん草の数え方だけでも「把・束・株」などありすぎて困ると言っていました。すべての助数詞を「つ」や「個」で表す方も多いようです。

独特な擬音語や擬態語

日本人が英語の擬音語を聞いて、「なぜこんな音で表すのだろう?」と感じることはよくあることです。

それと同じように、ベトナム人に限らず日本語を学習する外国人の多くが日本語の擬音語に難しさを感じるようです。

雨の降り方を表すにも「ざーざー」「しとしと」「ぽたぽた」など、よりどりみどり。しかも、それぞれの使い分けは個人の感覚によるので、覚えたとしてもどう使っていいのかわからないようです。

でも、「どきどき」「わくわく」のように、同じ音の繰り返しの擬音語や擬態語が多いとわかると、使うのが楽しくなってくるみたいですね。

まとめ~友人として日本語学習を手伝う

まだまだ日本語熱が冷めないベトナム。

日本語とベトナム語の違いは大きく、簡単に上手になる方法はなかなかありません。しかし、日本語を習得したい!という情熱を持つベトナム人の努力たるや、目を見張るものがあります。ベトナム人は本当に一生懸命で、指導する私にまっすぐに向かってきます

そんな彼らの熱さに応えたくて、あいさつなどの文化的なことからアプローチしたり、絵を使ったりして楽しく学べるようにしています。

日本語の教師、指導者というよりも、日本語学習のお手伝いをする友人として日々学習者と向き合っています。

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藤田朱希

藤田朱希ライター

投稿者プロフィール

小学生の時にテレビで観た映像にショックを受け、「オーストラリア人になる」ことを目指す。
大学でオーストラリア留学を果たし、20代はベトナムに。
ベトナムでは、日本語教師、現地日系企業、ベトナム料理教室の通訳、翻訳を経験。現在は、毎日畑で土をいじる時間が癒しのひとときになっている。

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