海外移住に向いているのはどんな人?外国での生活を楽しめる人の8つの特徴

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外国で生活してみたい、外国で働いてみたいと考える日本人は年々増加し、海外移住への関心が高まっています。

とはいえ、日本と異なる文化の中で生活していくのは簡単なことではありません。それ相応の心構えが必要です。実際に移住した後になって「日本にいればよかった……」と後悔することにならないよう、精神面で必要なことを最初に知っておきましょう。

ここでは、海外生活に適している人の特徴を8つご紹介します。あなたはいくつ当てはまりますか?

好奇心が旺盛

言うまでもなく、外国はさまざまな面で日本と大きく異なります。言語や文化、生活習慣などはもちろんのこと、国によっては気候や風景も日本とは全く違います。

そうした未体験の物事に対して積極的に接することができるかどうかが、外国での暮らしを満喫できるかどうかの分かれ目になるのです。

未知の文化や風習を柔軟に吸収

日本と異なる文化や風習を受け入れ、学んでいきたいと思っている人であれば、毎日の暮らしの中で多くの発見をすることができるでしょう。

言葉の違いに対しても、言語を学ぶことを楽しめる人ならば外国人との交友関係が自然と広がり、通じないストレスではなく通じる喜びを感じられます。

文化の違いに気後れしてしまい、ただ戸惑うだけの生活を送ってしまうのはもったいないです。これまで知らなかったことに興味を持ち、好奇心にしたがって行動していけば、本当の意味で世界を知ることにつながります。

どんなことでも前向きに考えられる

物事をポジティブに考えることは重要です。それは海外にいても変わりません。

外国で生活していると、日本とはあまりにも異なる生活習慣などに、少しずつ嫌な思いが強くなっていくことがあるかもしれません。日本ではまったくストレスを感じなかった小さなことが気になって、イライラの原因になってしまうことも多いのです。

マイナスをプラスにとらえる心持ち

たとえば、シェアハウスに住んでいてパートナーがなかなか片付けをしない。日本なら許せるかもしれないことでも、他のイライラが重なって嫌な気持ちがふくらんでいってしまうことがあります。

そうした時に、悪い部分をそのままマイナスにとらえるだけでなく、プラスに考えられる人は強いです。一見するとネガティブに思えることでも、ポジティブにとらえて跳ね返してしまうことができる人。そういった人が、外国での暮らしに適しているのです。

恥を気にしない

あなたは、他の人から笑われても平気ですか?海外での生活は失敗の連続です。言葉の言い間違え、約束した時間や場所の勘違いなどなど、例を挙げればきりがありません。

そんなとき「もう失敗するのは嫌だ、笑われるのは恥ずかしい」と恥をかくのを怖がってしまうと、挑戦することができなくなってしまいます。

失敗することが言語習得への近道

例えば、言語の習得の一番の近道は、たくさん話してたくさん失敗することと言われています。私自身そうでしたが、人前で言い間違えるのが怖く、完璧な発音、完璧な言い回しができるようになるまで、なかなか口を開けないという時期がありました(もともと無口だという要素もありますが)。

でも、それでは言語は上達しません。

うろ覚えでもいいからとりあえず発音してみる、あとはボディーランゲージを交えて意味を伝えればいいんだと割り切ってからは、失敗が怖くなくなり、言い間違えて地元の人に笑われても一緒に笑えるようになりました。

外国では恥をかくのは絶対。逆に、どれだけ恥をかいたかが、言語の習得具合や生活への順応度と比例していると言っても過言ではありません。

自立心がある

海外移住することになれば、生活の基本全てを一から学んでいかなければなりません。日々の暮らしにおけるルールやマナー、そして人間関係もまっさらな状態からスタートするのです。

そういった物事をひとつひとつ学んでいくことは、日本と違い、海外では簡単ではないでしょう。そのため、自立心が重要になってきます。

自分の生活には自分で責任を持つ

例えその国で頼ることのできる人がいたとしても、頼りきりではいけません。人に寄りかかったままの生活では、自分の力で外国に住んでいるという感覚が得られないままになってしまいます。

どんなことにも自分自身でしっかりと責任を持ち、外国であっても自分の生活は自分で作り上げていくのだという心構えが必要なのです。

柔軟性を持っている

物事に対して自分なりの考えを持つことはとても大切ですが、その考えがあまりに凝り固まってしまうと、大きなマイナスになってしまいます。特に、外国での生活ではそれが顕著に現れてきます。

よく「日本の常識は世界の非常識」と言われるように、日本の文化は多くの場合、世界に出ると通用しません。

外国ではお客様は神様ではない

例を挙げると、お店とお客の関係です。日本では飲食店をはじめとするさまざまなお店で「お客様は神様」として接客するのが一般的ですよね。

しかし、外国ではそのようなことはありません。客はお金を出し、店はその対価として商品を出すという対等な立場なのです。外国では、日本のような過剰に客を持ち上げる接客は行われません。

そうした客への扱いに対していちいち憤慨していたら、同じような不満をずっと抱いたまま外国での生活を送り続けることになっていしまいます。

そんな怒りを抱え込むくらいなら、ここは外国なのだから日本での常識は捨ててしまおう、と考える方がずいぶんと楽に過ごしていけるはずです。

多文化国家なら常識は人それぞれ

また、多くの人種が混在している国においては、その国の常識と呼べるもの自体がない場合もあります。多数の異なる文化が混ざり合っているために、ひとつの確立された常識というものが存在しないのです。

海外では、住んでいる人々がどのような考えのもとで行動しているのかを理解して、それぞれを尊重しましょう。

日本と同じ生活にこだわらない

これも柔軟性があるかどうかの問題ですが、日本と同じ生活にこだわらない人も、海外での生活に向いていると言えます。基本的に、外国では日本と同じ生活を維持するのは難しいからです。

例えば調味料一つとっても、日本では豊富な種類が用意されていますよね。○○専用の醤油など細かくカテゴライズされ、「痒いところに手が届く」商品もたくさんあります。

でも、外国ではそれらがすべて手に入るわけではありません。この料理にはあの調味料を使わなきゃ嫌!とこだわってしまうと、外国での生活はイライラの連続です。

国によってはファッションの好みを変える必要も

また、ファッションへのこだわりも強すぎてしまうと大変です。東南アジアに留学したある友人は、おしゃれが大好きでした。彼のこだわりは革靴。すべてを同じブランドで揃え、そのブランド以外は履かないという徹底ぶりです。

しかし、東南アジアは暑くて湿気が高い地域です。引越ししてすぐに雨季となり、自慢の革靴は雨にやられ、なんと靴箱の中でカビが生えてしまいました。彼はそれで心が折れ、1年滞在する予定を半年早めに切り上げて帰国してしまいました。

これは少し極端な例ですが、こだわりが強すぎると外国での生活がいかに大変かを如実に物語っています。「ここは外国なんだから、別にいいか!」とこだわりを捨てられるかが、海外での生活を楽しむポイントです。

人との違いを誇ることができる

よく他人から「変わっている人だ」と言われることがあるのなら、あなたは海外に住むことに向いているかもしれません。

日本には外国人が少なく、周りにいる人は日本人が大多数です。しかし、海外にはさまざまな人種が住んでいる多民族国家も数多く存在します。

そのような国では、外見や生活習慣がまるっきり違う人たちが同じ国で暮らしていることが当然になっています。むしろ、そうした違いを持っていることがパーソナリティとして輝いているのです。

「変わっている人」と言われて落ち込むのではなく、胸を張っていられる人の方が、外国での暮らしを楽しむことができると言えるでしょう。

変化を楽しむことができる

海外に住むということは、それまで培ってきた日本での生活習慣を大きく変化させなければいけないということです。

日本にいる知人友人と会う機会はほとんどなく、食事などもその土地に合ったものにしなければなりません。さらに、言葉を新しく覚えなければならず、状況によっては仕事も自分自身で探す必要があるでしょう。

このように、外国での生活には小さな変化から大きな変化まで、人生を変えるほどの転機が次々とやってきます。

そうした変化にさらされたとき、人間は精神的に負担を感じ、殻に閉じこもりやすくなってしまいます。それは人間に備わっている防衛本能によるものです。変化というものは人間にとって辛く厳しいものなのです。

変化の中にプラス面を見つける

一方で、良い方向に働く変化というものも確実に存在します。

例えば外国の田舎に住むケースでは、周囲に遊べる場所がなく、休日になるとスーパーも開いていないということもありえます。そうした環境は、それまで日本では当たり前だった利便性の高い生活環境とは全くの別物となる可能性があるでしょう。

しかしながら、そうした環境であるからこそ、休日には日本にいたときよりものんびりと過ごすことができたり、自然とふれ合って休みを満喫できたりするのです。

変化の中に不満やストレスを一切感じないということは難しいですが、可能な限りプラスの変化を見つけていくようにしましょう。そうすれば、外国での新しい生活にも、きっと楽しさを見出せるはずです。

まとめ

華やかなイメージのある海外移住ですが、実際に外国で暮らしてみると、そんなイメージ通りにはいかないものです。

その一番の要因は、日本とは異なる生活環境。数々の新しい体験ができる一方で、日本では遭遇することのなかった悩みやトラブルなども出てくることでしょう。

しかし、心構え一つで、何が起きるか分からない海外生活を楽しむことができます。そうして一人で立ち向かっていくことは、あなた自身の人間としての力を成長させてくれるはずですよ!

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