ワーキングホリデーでの出会いをきっかけにワインを輸出する商社で働く

葡萄 インタビュー

海外就職が珍しくなくなった今、日本を脱出しようと考えている人も多いかもしれませんが、それを叶えるのはなかなか簡単なことではありません。

しかし、今回インタビューした植田さん(28歳・女性)は、なんとワーキングホリデー中の出会いがオーストラリア就職に結びつきました。現在は、オーストラリア産ワインを日本に輸出する商社で働いています。

一体どんな風に就職が決まり、実際に働いてみてどんなことを感じているのでしょうか。

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オーストラリアでのワーキングホリデー中に誘われて

ワーキングホリデーで滞在していた時、オーストラリアの農家で1ヵ月働かせてもらう機会がありました。

当時、その農家のお宅に泊めてもらっていたのですが、そこの息子さんが日本人が好きで、彼の叔父さんの経営する会社で働かないかと誘ってくれたのがオーストラリア就職のきっかけです。

私の英語力が仕事をするのに問題なかったので、雇ってもらえることになりました。1ヵ月の給料は約3,000ドル(約24万円、2016年12月現在)です。

アットホームで平等な社内

会社の面接を受け、ほぼ内定をもらった頃に、社内の見学をさせてもらいました。社員は全部で20人程と少人数で、アットホームな雰囲気でした。

私以外にもアジア系の社員が少しいて、現地の社員と差をつけられている様子もなかったので、この会社は大丈夫だと思い、就職を決めたのです。

オーストラリアから日本にワインを輸出する業務を担当

私が主に担当しているのは、オーストラリア産ワインを日本に輸出する際の業務全般です。

まず、日本のワイン輸入業者からの価格交渉を受けて、社内で価格を決めます。社内会議の後、社長に相談して決定します。

その価格でクライアントが問題なければ、輸出の手配をします。また、請求書の発送や日本からの入金の確認もしています。

オーストラリア人は定時できっちり仕事を終える

ワーキングホリデーに来る前に日本でも仕事をしていたのですが、かなり残業が多く、定時から2時間以上会社に残って仕事を続ける日などもざらでした。

しかし、オーストラリアの会社では、定時が来ると皆迷いなく会社を出ます。その後飲みにでも行くのかというとそうでもなく、真っ直ぐ自宅に帰る人ばかりです。

例え仕事が途中でも手を止めて帰るのが、オーストラリアでは普通のようですね。

オーストラリアでは上司と部下の関係が近い

オーストラリアの会社でも、上司と部下の関係というものは当然存在します。でも、ありがたいことにその上司と部下の関係が近く、部下の意見がわりと通りやすいんです。

日本では一般に、部下が上司に仕事の不満を言うのは、ちょっと気が引けますよね。

でもオーストラリアの会社では、部下が仕事の不満や問題点をはっきりと上司に伝えていて、そのおかげで状況が改善されることも多々あります。

オーストラリアでの生活に適応するために

車の運転に慣れておく

まず、車の運転が問題なくできるようにしておくことが大切です。公共交通機関を使うこともできますが、少し郊外へ行くなら自動車の方が便利です。

私も免許を持っていたのですが、この会社に就職して初めて海外で運転したので、慣れるまでは結構怖かったです。

また、出勤中に動物をはねるなどの交通事故や、車のトラブルで動けないといったことはしょっちゅうあり、それが原因で遅刻する社員も多いんですよ。

田舎になると車で移動中、何もない場所で事故などがあると助けを求めるのが大変です。必ず現地で頼ることのできる人や業者の連絡先を控えておきましょう。

常備薬を日本から持って行く

いつも使う薬は、あらかじめ日本から持参していくことをお勧めします。なぜなら、オーストラリアの薬が合わなかったり、すぐ病院に行けなかったりする可能性があるからです。

私はオーストラリアで風邪をひいた時、まだ病院がどこにあるかも知らず困りました。やっと薬をもらいましたが、初めはそれが体に合わず、逆に気分が悪くなってしまったのです。

その時は、日本から風邪薬を持って来たらよかったと後悔しました。

オーストラリアでのストレス解消法はランチビール

オーストラリアの私がいる場所では、昼間にビールを飲むのが習慣の人が多いです。もちろん車を運転しない場合ですよ。

私も仕事でストレスが溜まった時は会社の同僚と昼間からビールを飲んで、相談にのってもらったりしています。

また、自然が多い環境なので、海や山へ出掛けて自然に触れることもストレス発散方法の一つです。

まとめ~海外で思わぬ出会いが待っていることも

海外就職するには、語学に加えて専門スキルや実務経験などが必要とされていますが、それらがあるからといって必ずしも実現できるわけではありません。一方で、偶然の出会いからチャンスが生まれることもあります。

ワーキングホリデー先のオーストラリアで就職を叶えた植田さん、日本とは違う点を発見しながら、刺激的な毎日を送っているようですね。

日本を飛び出し、見知らぬ土地で挑戦してみる勇気。海外就職を叶えるために一番大切なのは、これかもしれません。

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