海外で働く日本人がどんどん増えている今、予期していなかった出会いから海外就職を決めた日本人男性もいます。室田さん(30歳)は、ワーキングホリデー先のオーストラリアで現地女性と結婚することになり、シドニーで就職しました。
シドニーの日系旅行会社に職を得た室田さん、1か月の給料は約17万円です。プライベートも大切にするオーストラリアの働き方や、シドニーでの就職・生活に必要なものについてご紹介していただきます。
【海外求人をチェックしたい方はこちら】
- リクルートエージェント(未経験から幅広く求人を探す)
- LHH転職エージェント(全世界から幅広く求人を探す)
- JAC Recruitment(海外勤務・外資系を狙う年収600万円以上の方向け)
オーストラリア人女性との結婚が決まり就労ビザ取得
もともとはワーキングホリデーでシドニーへ行きましたが、現地の女性と結婚することになりました。
私も永住するつもりだったので、ビザを変え、フルタイムで働ける仕事を探しているうちに、日系の旅行会社に職を得ることができました。
ワーキングホリデービザでは同じところで数か月しか働けないので、アルバイト程度の仕事しかなく収入も少ないんですよ。しっかりとした収入を得るには、就労ビザを取って仕事をする必要があるのです。
シドニーで働くためには「語学と仕事スキル」が必要
まずは英語を少しでもできるようにしておくことが大切です。それから、意外と大事なのは、仕事のスキルを持っておくことですね。いくら言葉が少々できても、仕事のスキルがないと職の選択肢が少なくなります。
例えば、板前でなおかつ英語もできるのであれば、ホテルなどで働けるチャンスが増えると思います。
あとは、職に就けない期間に供えて資金を貯めておくことも必要です。
シドニー就職で重視したものは「日本語」
英語を勉強しておくことが大切とはいえ、外国人である日本人にとって、まずはシドニーで仕事を得ること自体が難しいこと。給料も大事ですが、就職するために最初は日本語を使う仕事を選びました。
英語が得意な方は選択の幅が広がりますが、まずは日本語を使用する仕事の方が見つけやすいと思います。
シドニーでの残業は事前申請、私生活も大切にする
日本でサラリーマンをしていた時は、定時はあって無いようなものでした。毎晩サービス残業をして、帰るのも夜の12時近くで、毎日が仕事漬けでしたが、オーストラリアでは時間通りの勤務でびっくりしました。
私が働いているシドニーの旅行会社では残業は事前申請で、もちろん残業代がつきます。仕事と私生活のバランスが本当によく取れているんです。国民が私生活を仕事と同様に大切にしているので、働きやすいです。
長期休暇も当たり前
日本ではなかなか休みは取れないですが、オーストラリアでは例えば自分の誕生日、彼女や妻の誕生日、結婚記念日には、普通に休むことができるんです。
また、連休も1か月ぐらい平気で取って、海外旅行に行けます。
昼食時間に彼女と一緒に近くの公園でランチをとったり、バレンタインズデーにプレゼントを彼女の職場に持って行ったりすることもできるんですよ。
日本みたいに、勤務時間は仕事だけ、人生は仕事のみという環境ではありません。
シドニーでの休日は旅行や散策がおすすめ
休みがきちんと取れるとはいえ、海外にいればストレスはたまります。
オーストラリアはビーチがきれいでちょっとした観光地も多いため、旅行に行くと楽しいです。ビーチでピクニックをしたり、近所にある綺麗な庭や公園に行ったりするのも好きです。
あとは、定期的にフリーマーケットも各地域でやっているので、のぞいてみると面白いですよ。
思ったより治安が悪いシドニー
安全なイメージがあるオーストラリアですが、シドニーの治安は日本とは比べものになりません。特にコソ泥が多いんです。
私は被害には遭いませんでしたが、知り合いのレストランではステレオが盗まれ、彼女が働いていた旅行会社ではパソコンが全部盗まれました。
車にバッグを置いたままにしていると座席のガラスを割って盗まれたりと、とにかく泥棒が多いです。
また、ATMでお金を引き出すときも、気を付けないと後ろから襲われることがあるようです。
シドニー生活への適応に必要なのは言葉と文化に慣れること
海外ではどこでも同じだと思いますが、まずはその国の言葉が話せるようになることが必要です。言葉ができないと仕事にも就けません。
そして、その国の文化習慣に慣れることです。いつもいつも日本と比較してばかりいては疲れるだけなので、早く習慣の違いを受け入れることが大事でしょう。
例えば、日本人は鼻をすすりますが、それは外国ではNGであることが多いです。食事のマナーも色々と違う部分があるので、そのような違いを覚えて慣れることが大切だと思います。
まとめ~目標とスキルがあればうまくいく
結婚が大きな転機となり、オーストラリア就職を果たした室田さん。海外就職や海外生活のメリットもデメリットも感じながら、刺激的な毎日を過ごしているようですね。
海外就職には英語など現地の言葉を勉強することと同時に、仕事のスキルを磨くことも大切だというお話は印象的でした。意外と見落としがちなポイントなので、海外で働くことを考えている方は参考にしてください。
結婚に限らず、目標や夢があれば、環境の異なる海外でもきっとうまくやっていけますよ!
- リクルートエージェント(未経験から幅広く求人を探す)
- LHH転職エージェント(全世界から幅広く求人を探す)
- JAC Recruitment(海外勤務・外資系を狙う年収600万円以上の方向け)
海外求人
あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)
オーストラリアで働くには?日本人がオーストラリアで日系・外資系企業に就職する方法