インドネシアに住むならまずしなければならないのが部屋探し。慣れない海外生活において、住環境は大切です。
もちろん一人暮らしも可能ですが、インドネシア在住の日本人の中には、コスと呼ばれるシェアハウスやシェアアパートメントに住んでいる人も多くいます。
どちらもそれぞれメリットとデメリットがありますが、ここでは外国人向けのコスに注目し、インドネシアに住む私からその特徴をご紹介していきたいと思います。
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インドネシアのコスとはどんな住居?
コスは、日本の下宿やシェアハウスのようなものです。タイプはいろいろですが、基本的に一軒の家の中に個室がいくつかあり、共同のキッチン、バス・トイレがあります。
個室は1人用、2人用と人数によって大きさも違い、家賃も変わってきます。
部屋の中にはベッド、洋服ダンス、机、椅子などの基本的に必要な家具は揃っており、家賃が高いコスではテレビ、冷蔵庫、洗濯機、クーラーなどの家電も設置されています。
また、個人の家の空いている部屋を貸し出しているタイプのコスもあります。その部屋を間借りしながら大家さんと共同生活します。
インドネシアのコスの家賃は?
インドネシア人向け
現地の人向けのコスは月300,000〜1,000,000ルピア(約3,000〜10,000円)と、とても安いです。
しかし衛生面が悪く、セキュリティーが粗雑なコスもあるので、実際に借りるかどうかはそのような点を確かめて決めなければなりません。
外国人向け
タイプ1. 月約1万5千〜3万円
月の家賃が1,500,000〜3,000,000ルピア(約15,000円〜30,000円)のコスは、基本的に家具・家電が全て付いていて、洗濯サービス、Wi-Fi、部屋の掃除、温水シャワー、指紋認証付きのルームキー、セキュリティーガードマン付きの入り口なども含まれます。
コスによって設備やサービスが異なるので、やはり実際に見て確かめて決めることをおすすめしたいと思います。
タイプ2. 月約3万~5万円
月の家賃が3,000,000〜5,000,000ルピア(約30,000〜50,000円)のコスは、上記1のタイプとほぼ同様の設備、サービスにプラスして、プール、朝食サービス、衛星テレビなどが含まれることもあります。
※1インドネシア・ルピア=約0.01円(2017年1月)
インドネシアのコスを選ぶメリットとデメリット
部屋の空きがあれば即日入居可能なところが多くあります。1ヶ月ごとの支払いなので入居しやすく、また違うコスへすぐに引っ越しもできます。
そして、家賃が高くなればなるほどいろいろなサービスが受けられるので、予算に応じて快適に生活できるというメリットがあります。
一方で、キッチンやバス・トイレが共有だと自由に使えない、また待ち時間があるなど、共同生活特有の問題が生じてくるのがデメリットとなります。
家賃の高いコスになると部屋の中にキッチンやバス・トイレが備え付けのものもあるので、よくチェックしてメリットとデメリットを考慮しましょう。
インドネシアのコスを探すには
コスはインドネシアの各都市の至るところにあるので、最も探しやすい物件とも言えます。
近所の住民に聞く
インターネットで探すことも可能ですが、住みたい街とエリアが決まったら、まずその周辺の住民に近所にコスがないか聞くことをおすすめします。
インドネシアに住んで私が実際に感じていることですが、その土地の住民は近隣の情報をなんでも知っています。その情報をもとにコスを見つけることができるでしょう。
歩いて看板を見つける
または、歩いて周辺を散策すると家の門にKos(コス)と書かれた看板があります。
コスの管理人がいる場合はその場で部屋を見せてもらうこともでき、要相談ですが、気に入れば即日入居が可能なところも多くあります。
インドネシアのコスを契約するには
気に入ったコスが見つかり、入居することになったら契約です。
契約時に必要なものは以下の通りです。
- パスポート原本
- パスポートのコピー
- その時点で取得しているビザ
コスのオーナーによって異なりますが、契約時に1〜3ヶ月分の家賃をまとめて払う場合もあります。どちらにしても、契約と同時に最初の家賃を支払うことは必須です。
また、インドネシアでは外国人が住居を借りる場合、その町の長と政府への届け出が必要になるので、契約と同時に届け出のための書類に必要事項を記入、サインすることになります。
契約を解消する場合は遅くても1ヶ月前までにコスのオーナーにその旨を伝える必要があります。
まとめ~共同生活でより濃密な体験を
インドネシアに滞在する目的は仕事、留学、休暇、セカンドライフなど人により様々で、その目的によって、また予算や好みによって、住居のタイプは違ってくると思います。
でも、外国人と一緒に生活するというのは、日本ではなかなかできない体験です。快適でリラックスできる住まいであることが一番大切ですが、インドネシアをよりディープに感じたいならコスを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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