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香港でおすすめのローカルヌードル「米線(マイシン)」

米線(マイシン)

うどん、そば、ラーメン……。日本人が大好きな麺類。海外にも様々な種類の麺があります。ご当地ヌードルを食べるのを、海外旅行での楽しみの一つにしている人もいるのではないでしょうか。

香港にもたくさんの麺類があります。エビワンタンが入ったワンタン麺が有名ですが、今アツいのは「米線(マイシン)」。香港人にも、在住日本人にも大人気です。

今回はこの香港の「米線」についてご紹介します。

※1HKD=約14.75円

目次

香港で食べられる麺の種類

香港は東京と同様に、各国の料理が楽しめるグルメ都市です。麺も中国発祥のものから、東南アジアの麺、パスタなど世界の麺類が食べられます。

有名どころとして4種を以下にご紹介します。

ワンタン麺

言わずと知れた香港麺の代表格。プリプリのエビが入ったエビワンタン麺は誰もが好きな味でしょう。

担々麺

日本でも人気の担々麺。でも、香港のものは日本のものとはちょっと違います。スープにピーナッツのコクがあり、麺はなめらか。本場四川風の汁なし担々麺を出す店もあります。

牛肉麺

牛骨の深いだしが効いたスープに、トロトロに煮えた牛肉をたくさんのせた麺。カレースープの牛肉麺も人気です。

米線

今回おすすめする麺です。詳細は以下に!

独特の酸っぱ辛さがクセになる米線

米線(マイシン)

米線は中国雲南省発祥の麺。名前のとおり、米で作られるライスヌードルの一種です。つるんとした食感で、麺自体はあっさりした味です。

スープは日本の麺料理と違い、酸味と辛さが強いのが特徴。独特の酸っぱ辛さはクセになります。ベースとなるだしは、あっさり系も濃厚系も両方あります。

辛さは選択できます。大辛、中辛、小辛といった段階から選びます。

自他ともに認める辛い物好きの私は、最初中辛を選びましたが激辛!1杯食べきれませんでした。その後は小辛をスタンダードにしています。

日本人は小辛か、小辛より辛くない小小辛にしておく方が無難です。無辛というまったく辛さのないものも選べるので、辛い物が苦手な人もご安心を。

トッピングでカスタマイズ

具材はトッピング方式のお店が多いです。基本となるスープと麺に、好きな具を追加できます。

具の種類は店によって違いますが、だいたい牛肉・豚肉・ひき肉・フィッシュボール・ワンタン・野菜類(大根・レタス・菜心など)が選べます。

おすすめの米線店1:星林居雲南米線餐廳

米線(マイシン)

チムサーチョイ(尖沙咀)に2店舗を構える雲南米線のお店です。スープはコクがあり濃厚。

お昼時はいつも満席で、午後の時間帯も途切れずお客さんが入っています。駐在員の奥様達にもとても人気があります。

オーダー

店に入るとテーブルの上に注文用紙と鉛筆がセッティングされています。この用紙の左上の「小鍋米線」にチェックを入れます。これは麺とスープから成る基本の米線です。

そして下の表から好きな具材を選びます。具材の料金は種類によって6HKDから8HKDです。

辛さは9段階から選択

辛さは9段階から選べます。辛くない方から4番目の「小中辣 Little Medium Spicy」でも結構辛いので、9番目の「Very Super Spicy」は相当な辛さだと思われます。

さらに酸っぱさも4段階から選ぶことができます。「普通酸 Normal Sour」でもかなり酸っぱいです。「小酸 Less Sour」がおすすめです。

そして注文用紙の一番下の「特別要求 Special Request」の箇所では、ネギ多め、ニラ多め、パクチー多めなど好みに合わせた指定ができます。追加料金なしなのが嬉しいポイントです。

「小鍋米線」の値段は25HKD。私はだいたい具材を3つ入れて45HKD(約660円)前後で食べています。

このお店に初めて行ったときは、コクがあっておいしいけど味が濃すぎるなという印象でした。

ですが2回目以降、酸っぱさや辛さ、具材を変更して自分にベストな味を見つけてからは、一番好きな米線店になりました。ひと月に2~3回は通うくらいです。

基本情報
  • 名称:星林居雲南米線餐廳
  • 住所: Shop A, G/F, No. 23 Lock Road, Tsim Sha Tsui
  • アクセス: MTR尖沙咀駅A1出口から徒歩約2分
  • 電話番号: 2416 2424

おすすめの米線店2:景霖正宗四川麻辣米線

米線(マイシン)

紅磡、佐敦、旺角、由麻地にお店を構える米線店。私はホンハム(紅磡)の店を利用します。スープの辛さは強めで、あっさりしているけれどだしがしっかり感じられます。

さっぱりと麺を食べたいときにはこのお店を選びます。

こちらも基本の米線(麺とスープ)に具材を追加で選べるタイプ。おすすめは猪肉(豚肉)と蘿蔔(大根)です。特に大根は、辛いスープの中でほのかに甘く、味のコントラストが楽しめます。

値段は具材を3つ追加しても40HKD(約600円)程で食べられます。

基本情報
  • 名称:景霖正宗四川麻辣米線
  • 住所: Shop B3, 14 Man Tai Street, Hung Hom
  • アクセス: MTR黃埔駅A出口から徒歩約3分
  • 営業時間: 月曜~日曜 10:30~23:30
  • 電話番号: 2765 6855

おすすめの米線店3:南記粉麺

米線(マイシン)

香港に19店舗を展開するチェーンの米線店です。どこの町に行っても黄色い看板の「南記」を見かけます。香港のOLさんや学生さん達に人気です。

注文は、好きな具材を追加する方法と、セットになっているものを選ぶ方法と両方あります。春巻という日本のサツマアゲみたいなものが美味しいです。

レジで注文し先にお会計を済ませます。口頭で辛さを聞かれます。

レシートには番号が書かれています。料理ができるとカウンターの電光掲示板に番号が表示されるので、確認して自分で取りにいきます。

こちらも40HKD(約600円)前後で食べられます。

詳細情報
  • 名称:南記粉麺
  • 住所: Shop G7F, Wonderful Worlds Of Whampoa, 121Baker Street, Hung Hom
  • アクセス: MTR黃埔駅B出口から徒歩約2分
  • 営業時間: 月曜~日曜 7:30~23:00
  • 電話番号: 2356 8796

まとめ

手軽に食べられて美味しい米線。香港には至るところに米線屋さんがあり、香港人に愛されている料理だということを感じます。私も香港に住んで初めて食べて、やみつきになりました。

具材や辛さ、酸味を選んで自分好みにカスタマイズできるところがお気に入りです。

ぜひ、香港に行ったら試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

香港、マレーシアで滞在。現在はマレーシア・ペナン島に滞在中。

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