フィリピンの魅力溢れる街!魅力がつまったバギオ生活の魅力とは

バギオ 東南アジア

以前に比べると、フィリピン留学の認知度はだいぶ上がってきています。しかしフィリピン留学をするほとんどの人がセブ島で留学をしています。

確かにセブ島は魅力的な場所ではありますが、フィリピンには他にもクラーク、イロイロ、ダバオ、タ―ラック、スービックといった多くの語学学校が存在する地域があります。

そして筆者は中でも、フィリピン北部にあるバギオ留学を強くおすすめしたいと思います。

フィリピン・バギオへ来たきっかけ

バギオ

筆者は高校時代、留学をしてみたいな……と淡い理想を抱いていました。海外で就職したい、海外の大学に入学したい、といった明確な目標があったわけではありません。

ただ単純に、英語を流暢に話している日本人がカッコよく見えたんです。その時の私にとって、留学=欧米でした。自分なりに欧米留学について調べたこともあります。留学の費用をみて「私には到底、叶わない夢だ」と思いました。

そのまま高校・大学を卒業し、就職したときに同僚の前でポロッと「あ~海外留学したいな…」ともらしたことがあります。その相手は昔、フィリピン留学を経験したことがあり、後に私がフィリピン留学を体験するキッカケとなりました。

当時、フィリピンで語学留学なんて夢にも思っていませんでした。留学先の1つにフィリピンもあると知った筆者ですが、フィリピンについてほとんど何も知識はありませんでした。

調べていくうちに、フィリピンの地域によって異なった特性があることを知りました。勉強に集中できるスパルタ式の学校……日本人の割合が少ない学校……。

とにかくスピーキング力を伸ばしたかった筆者。日本人比率が低く、勉強に専念できるスパルタ校を希望しました。留学エージェントに希望を伝えたところ、おすすめされた学校は、教育都市バギオにある語学学校でした。

ここは平日外出禁止、母国語厳禁といった、スパルタ式の学校が非常に多かったです。さらに、日本人比率が比較的少ない地域であったため、英語漬けの生活を過ごせました。

半年の留学生活の中で、週末には他の留学生や先生方とよく外出をしました。決して広くないバギオ市ですが、海や山、世界遺産に洞窟……たくさんの見どころがあることを知りました。

個人的には穏やかな雰囲気、フレンドリーなフィリピン人、安価で楽しめるアクティビティの数々に魅了され、留学を終えた後もバギオで滞在しています。

バギオにはそれだけ多くの魅力があるんです。

で知られるフィリピン、でもバギオは違う?

バギオ

おすすめしたい理由の1つ目は、過ごしやすい気候です。

バギオはマニラ空港から北西にバスで5~6時間のところに位置します。海抜1,500mの高地にあり、避暑地として大変有名で、年間の平均気温は20~22℃です。26℃以上になることは滅多にありません。

1年を通してクーラーは必要ありませんし、朝晩は長袖が必要になるほどです。

2017年2月、バギオでは異例の最低気温7℃を記録しました。もはや南国フィリピンという概念が通用しません。

セブ島で留学をすると生野菜を学食で見ることはありませんが、ここバギオでは野菜や果物が学食に並ぶことは珍しくありません。外のマーケットを歩いていても、バギオ名産のイチゴを含め、数多くの生野菜や果物を買うことができます。

マニラやセブといった主要都市では、見かけても南国フルーツであるマンゴーやパイナップルくらいです。しかし、ここバギオでは比較的冷所でも収穫できる、リンゴやイチゴなどが採れるんです。

マーケット

生の肉や野菜も屋外で普通に売られています。

筆者のように暑い気候が苦手な人には、勉強に集中できる環境が整っています。

フィリピン全域が治安の悪い場所ではない!女一人でも歩ける場所がフィリピンにもある!

次にバギオをおすすめしたいポイントは治安です。

皆さんはフィリピンと聞くと治安が悪いと思っていませんか?確かに主要都市など、場所によっては安全面が懸念される場所もいくつか存在します。海外ですので、最低限の注意を払って外出するに越したことはありません。

フィリピンでも富裕層が多くいるバギオは、ストリートチルドレンや物乞いする市民が、フィリピンの主要都市と比べて圧倒的に少ないです。ここバギオはフィリピン国内でもトップクラスの治安の良さで知られています。

決しておすすめはしませんが筆者はよく、夜でも一人で買い物に出歩いています。声をかけられたり危ない目に遭ったりしたことは一度もありません。

バギオには韓国人の留学生が多く滞在していますので、「アンニョン!」と声を掛けられることは頻繁にあります。

また、マニラやセブなどでタクシーに乗ると、高額なタクシー代を請求されたり、わざと目的地まで遠回りされたりします。しかしバギオでは、きちんとタクシーメーターを使い、お釣りもきちんと返してくれます

田舎でも楽しめるたくさんのアクティビティー

バギオ

海抜1,500mという地理、マニラやセブといった主要都市から離れていることもありカントリーサイドとして知られるバギオ。しかし、旅行や留学などでバギオを訪れた時に体験できるアクティビティーがたくさんあります。

リゾート地として知られるセブは、ビーチがたくさんあることで有名ですね。一方、バギオ内では乗馬場やゴルフ場、温泉などのほか、マッサージショップも至るところにあり、日本の約1/3の料金で施術を受けることができます。

また、バスで1~2時間のところには、サンフェルナンドやハンドレッドアイランドと呼ばれるビーチやサーフィンが楽しめる場所があり、日帰りで楽しむことも可能です。

世界遺産として知られる棚田やビガンと言った観光地を訪れることもできます。ちょっとした小旅行で、山も海も楽しむことができるんです。

またバギオには歴史的な背景のもと、日本と関係のあるスポットもあり、第二次世界大戦のときに日本軍の爆撃を受けた建物をそのまま利用したカフェや、移民した日本人がアメリカ人から委託されて作った道路、通称ケノンロードが存在します。

歴史的背景を軽くお話しすると ……。

大昔、フィリピンはアメリカの植民地でした。しかし南国フィリピンの暑さのため、夏の期間の行政機能をバギオに移すために道路工事が着工されました。1905年に完成された全長約40kmに及ぶ登山道がケノンロードです。

当時の米軍軍人ケノン少佐の名から来ています。しかし、米軍人の名が付けられた道路を嫌った日本人が、州の名を借りて「ベンゲット道路」と名づけました。バギオに住む高齢の日系人はこちらを好むようです。

しかし、タクシードライバーを含め、多くの現地民には「ケノンロード」と言った方が通じます。地図を購入しても、ケノンロードと記載されていました。

近代化を目指し、新しい物を創っていくことも重要だと思いますが、歴史的なものや伝統的なものを残していく姿勢も大切にして欲しいと思います。

バギオ=学園都市

ほとんどの市民が英語を流暢に話せるんです。

さらに、バギオにはフィリピン国内でも有名な大学が数多く存在します。タガログ語を母国語とするフィリピン人にとって英語は、私たちと同じ第二外国語です。しかし小学校からタガログ語以外の授業は全て英語です。

テレビを付けると英語のニュースがよく流れています。道を歩いていても表札は全て英語表記です。もちろん飲食店でオーダーする時も英語で全く問題ありません。

バギオの有名大学を卒業した優秀な人材を、講師として雇うことができるため、バギオの講師の質は他の地域と比べて高いと定評があります。

実際に筆者も、TOEICやIELTSで満点を取得した方にたくさん会ってきましたし、講師歴が長い人ほど訛りの少ない綺麗な英語を話すなと感じています。

いいところにも欠点はある。バギオ滞在で気を付けたい2つのこと

バギオ

7~10月は雨季、11~6月は乾季です。乾季はほとんどの日が晴れですが、雨季になると昼2時からスコールのような雨が数時間降ります。

雨季は湿気に注意が必要になります。革製品を数日放置しておこうものなら、すぐにカビます。筆者の借りている部屋ですが、日本から持参した湿度計によると、雨季ではなかなか85%を切ってくれません…。

筆者は布製のリュックサックを持参していましたが、ファスナーの部分だけ革製でした。数日使わず、クローゼットに放置していたリュックサックをいざ使おうとしたとき、ファスナーの部分だけ白カビが生えていたことがあります。

そして緑の多いバギオですが、ダウンタウンはジプニーと呼ばれるバギオの路線バスが多く走っています。このジプニーの排気ガスによる空気汚染が、今は1つの社会問題になっています。

バギオ市民でも、車通りの多いところではマスクをして歩いている人を多く見かけます。タクシーやジプニーがアクセルを踏むと、途端にまわりに黒いガスが舞います。

喘息などの既往がある人は、ダウンタウンの滞在は難しいかもしれません。少し郊外に行くと、ジプニーやタクシーの数も少なく、自然に囲まれた区域になります。

まとめ

バギオはフィリピンを感じさせない快適な気候と治安の良さ、質の高い講師から英語が学べる環境があります。そして山・海・世界遺産などを堪能できる立地、たくさんの魅力が詰まった場所です。

語学留学に良し、観光・旅行にも良し。是非バギオを、海外生活の1つの候補にして欲しいと思います。

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