なんとなくフィリピンの物価は安いと聞いたことがある……という人は多いかもしれません。ですが、実際日本と比べて、どれくらい安いのでしょうか?
また、安いとクオリティも心配ですよね。安い物を求めて後悔することもあるかもしれません。しかし、中には「安かろう、悪かろう」ではない商品も多数あります。
この記事では実際の値段の相場、そして味の感想を載せています。もしフィリピンに来ることがあれば、是非いろんなものを試してみてください!
超格安!フィリピンに売っているスナック菓子
どこのスーパーに行っても、お菓子コーナーは同じ光景です。空気がパンパンに詰まったお菓子の袋が、これでもかというレベルで陳列されています。
筆者は一度、お土産の1つに、フィリピンのスナックを購入して日本に持って帰りました。日本で取り出した際には、袋はそこまでパンパンに張っていませんでした。
このスナックを買った都市バギオは標高1.500メートルの高地に位置するため、それによるものと思われます。
ブランド品を買うのが無難
「NISSIN」や「Oishi」……なんだか聞きなれた音のブランド名ですね。お菓子のブランドは多岐に渡ります。筆者の個人的な意見ですが、フィリピンで買い物をするのなら、ブランド名で選べば当たりハズレは少ないと思います。
「NISSIN」や「Oishi」は、日本のソレから来ているかは不明ですが、味は美味しいです。ただ、他のブランドに比べて若干ですが高い印象です。
しかし、そこまで大きく値段が変わるわけではないので、美味しさを求めて有名ブランドのものを食べて欲しいと思います。
値段は日本より安い。ただし…。
日本であれば、40グラムのポテトチップスがおよそ100円前後で販売されていると思います。フィリピンでは約30円です。
余談ですが、チョコレートに至っては日本と変わらない金額です。日本では板チョコが約100円で買えるので、そう考えると逆に高いと感じます。味は日本のものと変わりません。
輸入品は高い!日本の物が恋しくなっても手が出ないかも?
フィリピン各市にある大手のSMモールには、服飾品や家具、文房具や家電製品などいろんなものが取り揃えられています。
そして1階には、お決まりの飲食店や食料品売り場が並んでいます。
数日、あるいは数週間だけの滞在であれば、日本食が恋しくなることはないかもしれません。しかし、就職や語学留学などで中長期に渡って滞在を考えている方……日本食が無性に恋しくなるかもしれませんよ。
以前、フィリピンに留学されている生徒を対象に、アンケートを行いました。Wifi、講師の質、寮の設備、食事、留学費用、立地(アクセスの良さ)などについて、それぞれ点数をつけてもらうものです。
食事項目だけ圧倒的な低評価
どの生徒も食事の項目だけ、圧倒的に低く評価していました。具体的には、10点満点中8点が平均なのに対し、食事の項目のみ2~3点でした。
それほど食事については不満を持っている生徒が多いということです。
勉強のため渡航したとはいえ、地元の味も恋しくなりますね。こちらSMモールでは、韓国商品、そして日本商品のコーナーが設けられています。
輸入品の値段は倍以上
インスタントのラーメンやお味噌汁、おせんべいなどのスナック菓子、お茶など、馴染みのある商品がたくさん並んでいます。でも、値段を見てビックリ。日本の2~3倍です。
筆者は日本のお茶が恋しくなり、現地でフィリピン仕様の緑茶(500ミリリットル)を約50円で買いました。日本から輸入された“お~いお茶”があったのですが、2リットルで700円くらいしたので……。
とても甘いフィリピンのお茶
フィリピン仕様と言っても、見た目は普通の緑茶そのものでした。パッケージも、漢字で“お茶”と書かれていました。しかし飲んでビックリ。
……とっても甘い。一口飲んで捨てました。
圧倒的に濃いフィリピンの味付け
フィリピンの食事は、基本的に味付けがとても濃いです。
定番メニューは油っぽくて塩辛いものばかり。スイーツに至っては甘すぎます。日本の苦いお茶を飲みたいと思って購入しましたが、間違いでした。
ちょうど日本にいる家族が荷物を送ってくれる予定だったので、お茶とガムを大量にお願いしたのを覚えています。ガムも砂糖が入ったものしか見つけられなかったのです。
日本に居るときは、そこまでお味噌汁やお茶に依存していませんでした。ですが、海外で数ヶ月滞在していると欲しくなるのは日本の味でした。長く滞在する予定の方は是非、日本から持ってくることをおすすめします。
質を重視せず、安く購入するならパブリックマーケット
主要都市であるマニラやセブでは、高温のため野菜の栽培が難しいと言われています。
しかし、フィリピン北部に位置するバギオでは可能です。マーケットを歩いていると、生野菜や果物を売っているコーナーが広く設けられています。
フィリピンの豊富なフルーツ
中でもバギオの特産品はイチゴです。時期になると、イチゴ狩りを体験することもできます。
先に紹介したスナックの陳列にも驚きましたが、果物の陳列も面白いです。
見ている側からすると、いつ崩れてもおかしくないと思ってしまいます。イチゴはグラム売りです。値段は日本とさほど変わりませんでした。
リンゴやオレンジは1個あたり25円ほどで売っています。
日本のものと比較すると、かなり小ぶりです。また、瑞々しさが少ないのが残念なところ。品種改良をしている日本の果物の品質の高さを実感します。
バナナは一房○○ペソという形で売られています。一房20本以上もついていることが多いです。
「1本だけ買いたいんだけど」と交渉すると、1本3ペソ(約7円)で売ってくれました。さすがはフィリピン。バナナに限っては、値段以上に味も満足できるレベルです。
南国フルーツと言えば、マンゴーやパイナップルを想像するでしょうか?もちろん年中スーパーで見かけることのできる果物です。甘くジューシーで、日本よりも安価です。
また、ココナッツが大変有名なフィリピン。丸々1個が約30ペソ(約66円)ほどです。
ココナッツの皮は非常に厚く硬いため、包丁や素手で剥くことはできません。購入すると、店員さんが機械を使って穴を開け、そこにストローをさしてくれます。自然のココナッツジュースの出来上がりです。
コレステロール値を下げたり、便秘解消、ダイエット効果で知られているココナッツ。筆者は、日本で生のココナッツを直に見たことがありませんでした。
また日本で見かける、最近注目のココナッツオイル。こちらは美白効果、アトピーに良い効果をもたらすと言われています。日本よりかなり安く、約3分の1の値段で買えます。
余計な添加物は入っていない純粋なココナッツ、そしてココナッツオイルが破格の値段で買えるのがフィリピンです。
衛生面はいまいち
パブリックマーケットでは、生の肉や魚も売られています。
しかし、屋内ではなく常温で、よく見るとハエがたかっています。生もののため、異臭がすることもあります。それでも現地の人は気にする素振りが全くありません。
お腹の健康のためにも、生ものは最低限の衛生環境が整った場所で買いたいですね。
まとめ
フィリピンの人々も、安さを求め、時には質を求め、食料を調達します。その度に、買い物する場所を選びます。ほとんどの物は日本円の半額から3分の1の値段で手に入ります。
しかし、安さばかりを追い求めていては後悔します。仲良くなった現地民、または現地に長く滞在している人を頼って、賢く買い物しましょう。
掘り出し物に出会えるかもしれません。「安かろう、悪かろう」ではないことにも納得できるでしょう。満足するクオリティで、安いショッピングができるはずです。
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