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カンボジアの乗りものは?交通手段まとめ

トゥクトゥク

カンボジアは公共交通機関があまり整備されていません。

鉄道は一路線だけ運行していますが、主要な交通手段になるにはまだまだです。プノンペンには市営バスがありますが、現在3路線のみでこれから整備が進むのだそうです。

そのほかの移動手段は民間会社が運営する長距離バス、乗り合いのミニバス、乗り合いタクシー。近距離にはトクトク、バイクタクシーが利用されています。

今回はカンボジアでの交通手段をご紹介します。

目次

カンボジアの鉄道

鉄道

2000年頃に安全性の問題から一時廃止されていましたが、2016年4月に一部が再開されました。

プノンペン~シハヌーク間を8時間余りをかけて運行されます。全区間乗ると大人が6$、自動車が14$、バイクが5$、自転車は2$です。

停車する駅は少なく、70km先のタケオと150km先のカンポット、そして終着のシハヌークビルです。

始発のプノンペン駅からPPSEZ(プノンペン経済特区)までの区間は古い線路がそのまま使われているので、踏切を渡るときには一目で曲がっていることがわかります。

その先は数年前に整備が終わっているのですが、保線区の技術が不完全なのか、車で走っていると列車の方が遅いのがわかります。

タケオ駅

※写真は停車駅のタケオです。日本のUNTACが駐屯した地でもあります。

カンボジアの都市間長距離バス

バス

※長距離バスのターミナル

プノンペンからは全国各地に向けて長距離バスが走っています。ほぼ同じ路線をミニバンや乗り合いタクシーも走っているので、地元の人々は目的地や料金を目安に乗り分けて利用しているようです。

世界遺産アンコールワットのあるシュムリアップまでは約300kmで10ドル程度ですが、魚介類や避暑地で有名なケップ、カンポットは150kmしかないのに8ドルから9ドルという不思議な価格設定もあるので、利用されるときには各社の料金を調べてください。

大型バスはほとんどが予約制です。ミニバンなどは数十台が並んでいて、予約もできますが、基本的には満員になった順に出発します。

エアコンがなかったり荷物も乗客と一緒に積んだりするので、最初は戸惑うかもしれませんが比較的安いので、人気があります。大型バスもミニバンも時々は事故もあるので、お気を付け下さい。

ミニバス

※ミニバス、屋根に乗るのは禁止されています。

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カンボジアの市バス

市バス

現在3路線が運行しています。街の北部から縦に貫く大通りを、国道2号線のタクマウまで行く路線と国道1号線のチュバアンパウに行く路線、空港から市内中心部のセントラルマーケットに行く路線です。

バス

空港からはタクシーが12$、トクトクで7$くらいですが市バスだと0.375$で市中心部まで来られます。気をつけなくてはならないのは、料金を払う時におつりがもらえないことです。1ドル払う覚悟で乗ってみるのもいかがでしょうか。

カンボジアのタクシー

タクシー

メーターの付いたタクシーも最近増えています。空港にいるタクシーは以前から目的地までの値段を交渉しなくてはなりませんが、市内にはメーターで料金が出るタクシーが増えています。

日本のように流しのタクシーはないので、電話して呼ばなくてはなりません。ホテルを出るときに呼んでもらい、帰るときにはお店の人に呼んでもらうと便利です。

最近はスマホでも予約できるので、アプリを入れるといいでしょう。最近は格安の3輪タクシーも増えています。街で見かけたら電話番号が大きく書いてあるので、電話してみましょう。

近隣国のようなボッタクリはほぼないのも、カンボジアのメータータクシーの特徴です。

カンボジアのトゥクトゥク

トゥクトゥク

タイなどで普及しているのは3輪のトクトクですが、カンボジアではバイクがリヤカーを牽くスタイルのトクトクが主流です。1980年代に物資がない中で考え出された独特の乗りものです。

普通の120cc程度のバイクに接続部分を取り付け乗客の乗る車両を引っ張るのですが、接続部分に工夫があり狭い所やデコボコ道も器用に走り抜けています。

しかしトクトクは広い道ではスピードが遅く、狭いところでは割り込みなどするので渋滞の元とも言われており、インド製の3輪タクシーがほぼ同じ金額で走っているので、ベトナム同様にこのタイプはいずれなくなるといわれています。

モトドップ

簡単に言うとバイクのタクシーです。数百メートルなら30円、50円ほどで乗れます。近距離移動向けの市民の足です。とは言えバイクは事故も多いので、自己責任でご利用ください。

シクロ

自転車の前に席がある乗り物です、最近はほとんど見かることはありませんが、観光用にときどき見かける程度です。

レンタカー

カンボジアのレンタカーは運転手が付いています。燃料代も込みで、行先別の見積もりをくれます。ですから、気ままに途中で行先変更というのはできませんが、目的地周辺での移動にはこだわらないので、慣れると安心です。

ドライバーの食事や宿泊も気にする必要もありません。ちなみに、国際免許は通用することになってはいますので、お時間がある方は挑戦してみてもいいでしょう。

ですが、車は左側通行なので運転にはご注意ください。なお、日本の免許証をカンボジアの免許に書き換えてカンボジア人と同じ免許証を持つこともできます。

まとめ

カンボジアで移動するには必ず交通事故の心配があります。日本の事故よりは確率が高いと思ってください。なるべく大きな車両に乗るとか、後ろに乗るとか、いろいろなことが考えられると思います。

運転手の責任感がまだまだ低いのと、人や自転車バイクなどもルールを無視して飛び出してくるので、その辺の事情をよく理解して楽しい旅にしていただきたいものです。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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