アメリカ・ロサンゼルスに住んで約10年、私は日系国際輸送業者のセールス担当として働いています。日々、お客様を訪問し、企業間の輸出入の手配や輸送に関するアドバイスを行うことを主な仕事としています。
セールス・マネージャーとして部門の責任者を任されており、部下にはアメリカ人・台湾人・フィリピン人・日本人がいます。営業エリアはロサンゼルス近郊だけでなく、月に何度か近隣国のメキシコまで足をのばします。
ここでは、普段ロサンゼルスで営業活動しているときのスケジュールをご紹介します。
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ロサンゼルスで働く朝:起床~出勤
6:30AM 起床、朝食
ロサンゼルスは全米でも交通渋滞がひどい地域として知られていて、通常であれば20分ぐらいで会社へ到着するところが1時間以上かかることもあります。その状況を考えて少し早起きし、家族と朝食を取ります。
朝食と同時に地元の朝刊を読んで、仕事に役立ちそうな情報を入手するのが日課です。
8:30AM 会社に到着、メールをチェック
会社は基本的に午前9時に始まりますが、役割によって午前6時出勤のメンバーもいるので、到着時には既に社内は活気があります。
週に何度か持ち回りでドーナツを買っているので、コーヒー片手に皆で食べながら会話するところから始まります。
机に座ったらメールを開き、世界中から受信した輸出入貨物の情報をチェックして各顧客へ情報をシェアします。
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[/col][col][/col][/2col]ロサンゼルスで働く午前:始業~昼食
9:30AM メンバーの一日の予定を確認
各セールスマンの一日の行動予定と各案件の進捗状況を確認します。
アメリカの営業スタッフは外出していることが多いため、メンバー全員と事務所で顔を合わせる機会も週に1~2回です。そのため、直接会って話をする時間は重要です。
10:00AM 顧客訪問
顧客は日本人だけでなくアメリカ人もいるため、日本語と英語を使い分け、新規の顧客へは新しいサービスの提案、既存の顧客へは現行サービスについてのフォローアップを行います。
ロサンゼルスでは日系企業の顧客も多いため、日本人とのやり取りが多いのも特徴です。そのため、日本式のきめ細かいサービスを要求されるケースが多いです。
12:00PM 昼食
顧客との面談後、昼食を一緒に食べるときもあれば、一人でファーストフードで簡単に食べるときもあります。ロサンゼルスには日本食レストランが豊富にあるので、食事には不自由しません。
事務所で勤務しているときは妻が作ってくれた美味しい手作り弁当を食べます。
ロサンゼルスで働く午後:業務再開~終業
1:30PM 顧客訪問
ロサンゼルスでの営業は車での移動となるので、次のアポイント時間を計算しながら行動します。1時では昼食後オフィスに戻っていないことがあるので、午後のアポイントは1時30分からにしています。
ただ、昼食後のアポイントは眠気に負けないよう注意が必要です。
3:00PM オペレーションスタッフとの打ち合わせ
事務所に戻ると、顧客と打ち合わせした内容を元にオペレーションスタッフへ情報をシェア。オペレーションスタッフの多くは午前6時出勤で午後4時に終わるため、時間を気にしながら打ち合わせします。
午後4時頃になると帰宅ラッシュが始まり、フリー・ウェイ(高速道路)は混雑し始めます。
4:00PM 見積もり書・プレゼン資料作成
顧客訪問時に依頼を受けた内容に基づいて見積もり書を作成します。
また、近々訪問予定の顧客に対するプレゼン資料も作成します。
6:00PM 業務終了
終業時刻になるとほとんどの社員は帰宅します。日本と比較すると残業する社員の割合は低く、帰宅後の家族との時間を重要視します。
私自身もこの時間になると仕事を終え、帰宅後のプライベートの時間をエンジョイします。
ロサンゼルスで働く夜:帰宅~就寝
7:00PM 帰宅、ジョギング
帰宅してすぐに行うことはジョギングです。この習慣は、健康を維持するために7年ほど前から身につけました。7年前はメタボに近い体型で、今より約20キロ多い80キロの体重がありました。
当初はダイエット目的で始めましたが、徐々にジョギングにハマりだし、最終的にはフルマラソンを走るまでに。今では3時間41分で完走するまでになりました。
8:00PM シャワー、夕食
ジョギング後はシャワーを浴びます。日本と違って湯船に浸かることはほとんどなく、シャワーで一日の疲れを癒します。
シャワー後は家族で夕食。一日の中で一番楽しい時間です。家族と共に食事をしながら一日の出来事を話し合います。
10:00PM 仕事メールをチェック
夜になるとアジア各国が動き出すため、急ぎで返答が必要なメールに対しては即返信します。
国際輸送業務は世界中と仕事をする必要があるため、常に時差を気にしながら仕事の段取りを組むことを心がける必要があります。
11:30PM 就寝
おおよそ7時間睡眠を取って翌日に備えます。
まとめ~私生活を大事にできる働き方
アメリカでは、仕事と私生活のバランスを重んじるので、日本での働き方と比較すると帰宅時間が早く、自分の時間を確保しやすいと環境だと思います。
また、車通勤なので、仕事終わりに同僚と一緒にお酒を飲むということもほとんどありません。
そのため、家族と一緒に過ごす時間が増え、生活の質が向上していると感じます。
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