外国で働くと、日本で働く以上に面白い発見があります。シンガポールで働いている私も、日々の仕事の中で常に新しいことを発見しています。
それはシンガポールという国の面白さであったり、シンガポールから見る日本の面白さであったり、日本とシンガポール、同じアジアの国でありながらまったく職場環境が違うことであったりと様々です。
ここでは、その中でも日本とは大きく異なるシンガポール独特のビジネス文化や働き方などを5つピックアップしてご紹介します。
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シンガポールの日系電子企業はマルチカルチャー
シンガポールでは様々な国の人々が働いています。働いている場所も、外資系企業であったり日系企業であったりと様々です。
日系企業でもシンガポール人と日本人を中心に様々な国籍の人がいて、それだけでもとても刺激になることは間違いないのですが、この2つの国以外にも、マレーシア、中国、フィリピン、インド、インドネシアなどアジア各国から人が集まっています。
日本ではなかなかない光景で、様々な国のこと(ビジネス、習慣、考え方など)を学べる機会になり、お互いに切磋琢磨できる環境です。東南アジアの中心シンガポールだからこそ感じられる異文化の刺激があります。
シンガポールの日系電子企業では残業がないので仕事効率がいい
シンガポールは競争も激しそうだし、外資系企業でも日系企業でも残業ばかりなのではと思っている人も多いのではないでしょうか。
実は日系企業といえども、基本的にシンガポールでは残業はありません(たまに残業のある会社もあります)。原則として緊急時以外の時間外勤務がないのです。
これは、日本にある企業とシンガポールにある日系企業で大きく違う点です。
勤務時間内だけ働くというルールにより、従業員はモチベーションを保つことができるので仕事の効率アップにつながり、また企業にとっても残業代の節約となります。
残業が当たり前の日本の働き方に慣れていると、シンガポールでの効率重視の仕事ぶりにはきっと感心させられるはずです。ここは日本にある企業にももっと徹底してほしい改善部分ですね!
シンガポール駐在日本人と現地スタッフとの間の見えない壁
仕事の効率はすごくいいのですが、日本人駐在員と現地の従業員の間には少し壁があります。言語の問題もありますが、外国では日本人は日本人だけで固まりがちです。
シンガポールで仕事をする以上、現地の従業員ともっとコミュニケーションを取るべきなのですが、それがなかなか難しいのが現状です。
現地採用日本人は仲介役
日系企業内部での社員の位置づけイメージはこんな感じです。
日本人海外駐在員>>>日本人現地採用社員 or 優秀な現地スタッフ ≧ 現地スタッフ
日本人現地採用スタッフは現地の人と近い待遇で働いているので、現地の従業員と海外駐在員の潤滑剤のような存在(仲介役)になることもあります。
これは会社全体として見た時に重要なポイントなので、特に現地採用社員は現地の従業員と適度にコミュニケーションを取るよう心がける必要があります。
シンガポールの日系電子企業ではすべての意思決定がスピーディ
シンガポールにある外資企業は一般的に決断がとても速いです。それに対して日本企業はなかなか結論が出ず、決断の速い他の企業との競争に負けてしまうという場面がたくさんあります。
クオリティの点では負けていないので、国際社会ではいかにスピーディに決断を行うかがポイントだということをシンガポールで学べるはずです。
外資系企業は、新しい事業がダメだった場合の方向転換もものすごく速いです。見習える部分はたくさんあるので、シンガポールで働く場合はいろんな企業の話を聞いてみましょう。
シンガポールでは転職は必ず行う王道のキャリアアップ方法
多くのシンガポール人が転職をキャリアアップだと考えていることは、日本人にとってとても刺激になります。日本ではまだまだ普及していない考え方ですが、現在の仕事でキャリアを積み、さらなる高みを目指して転職、ということがシンガポールでは一般的です。
このような姿勢は仕事に対するモチベーションアップにつながり、さらに人脈も広がっていきます。少しでも海外で働くことに興味があれば、そのスタートとしてシンガポールを選ぶのもありです。経験を積んで転職することで、どんどんキャリアアップしていけるでしょう。
まとめ~海外就職は刺激と発見に満ちている
シンガポールはビジネスの街と言われるだけあって、企業の取り組みなどは参考になることがとても多いです。日系企業で働く場合は、革新的な取り組みなどは少ないですが、その分日本人にとっては働きやすいです。
いずれにしろ、海外で働くことは日本とは違う文化の中で働くことであり、刺激が多いのは間違いありません。日々いろいろな発見をしながら、これまでとは違った視点で物事を見られるようになりますよ。
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