シンガポールに住むにあたり、大変なことの一つが部屋探しです。というのも、シンガポールの国土はとても狭く、部屋も狭い上に家賃が非常に高いため、予算内で希望の物件を見つけるのが難しいのです。
日本からの駐在員であれば家賃は会社が負担してくれますが、私のような現地採用者は自分で部屋を探し、借りる必要があります。
シェアマンションに住んでいた私からシンガポールの賃貸事情についてご紹介します。
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シンガポールの家賃の相場
シンガポールには日本のようなワンルームマンションがないので、単身者ならコンドミニアム(日本で言うマンション)をシェアすることが一般的です。私も日本人男性3人と計4人でルームシェアしていました。
部屋の狭さの割に家賃は月に800シンガポールドル(約64,500円)。やはりシンガポールの家賃は日本の都会と比べても高いようです。
面積や場所などにもよりますが、一般的な家賃の相場は月900~1,500シンガポールドル(72,600〜121,000円)くらいだと言われています。光熱費や水道代は込みの場合が多いです。
このような高い家賃を避けるため、生活費の安い隣国マレーシアで就職するシンガポール人も多いです。
※1シンガポールドル=80.7円(2016年2月)
シンガポールの部屋の特徴
家具・家電付き
必要な家具や家電はあらかじめ付いているので、ベッドや洗濯機、冷蔵庫などを買う必要はありません。最初に余計な出費がないのは嬉しいところです。
ただし、クローゼットが小さい場合もあるため、内見のときに確認しておきましょう。
料理は基本的に不可
シンガポールでは毎日外食する人が多く、ほとんどのマンションが「料理不可」の制限を設けています。料理のせいでキッチンが汚れ、物件の価値が下がるからです。
この「料理不可」が理由で、最終的には日本人とシェアすることになるかもしれません。日本人が住んでいる部屋は料理可能な場合が多いので、料理好きの人には助かりますよ。
シンガポールの部屋探しにはネットをフル活用
シンガポールの部屋探しはネット検索から始まります。インターネットには部屋情報が満載です。希望や条件に合う部屋をネットで探してみましょう。
気になる物件があれば各サイトからメールを送り、案内が来たら内覧という流れになります。
英語の部屋探しサイト
Gumtree Singapore
http://www.gumtree.sg/s-room-for-rent-flat-share/v1c10p1
まずはこのサイトで探してみましょう。
Gumtreeはオーストラリアやイギリスにもある「なんでもサイト」です。物件のほかにも語学レッスン、仕事などもこのサイトで探せるので知っておくと非常に便利です。
Share-Accommodation
http://www.share-accommodation.sg/index.htm
シェア物件を探せるサイト。
シンガポールのことを深く知りたいなら、なるべくシンガポール人とルームシェアするのがおすすめです。異なる文化を持つ人との生活は大変かもしれませんが、それはそれで面白いです。
日本語の部屋探しサイト
MixBクラシファイド
http://sin.mixb.net/acm/acm_list_f.php
英語が苦手な人でも安心して使えるので、まずはこのサイトを見てみるのもいいでしょう。
シンガポールで部屋を探すときのエリアの選び方
中心部から多少離れても便利
シンガポールは狭い国なので、どのエリアに住んでも大差ありません。
駐在員の方はクラークキーの近くやオーチャードロードの近くの一等地に住んでいることが多いですが、現地採用の給料ではそういった立地の部屋を借りることはなかなか難しいと思います。
私は中心から地下鉄で30分以内、最寄り駅から10分のマンションに住んでいましたが、近くにはショッピングモールや銀行がありスーパーもとても充実していたので、そこまで中心地にこだわらなくても十分に便利な生活が送れます。
夜も基本的に安全
治安も部屋選びの重要なポイントではあるものの、シンガポールには基本的にスラムと呼ばれる場所はなく、夜でも安全です。
私が住んでいたのは夜の大人の街と言われるゲイラン地区の比較的近くでしたが、怖い思いをしたことは一度もなく、むしろ夜もずっと明るいので安心なくらいでした。
まとめ~シェア生活がおすすめ!
家賃の高いシンガポールでは、現地採用者の多くがマンションをシェアして暮らしています。シェアがどうしても向かないという人にはおすすめしませんが、意外とみんな楽しく共同生活しています。
私の場合、自分の部屋自体はとても狭かったものの広々としたリビングがあり、日本のワンルームに住むよりはよかったです。
節約できると同時に、日本ではなかなか経験できないシェア生活なので、ぜひシェア物件も選択肢として考えてみてください。
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