フィリピンは現金払いが主流!知っておきたい注意点

フィリピン 東南アジア

国内外問わず観光をすると、お土産を買ったり、観光地を回ったり……娯楽のためにお金を使うことがあると思います。

未だ発展途上国であるフィリピンにも、リゾート地となるセブ島をはじめ、世界遺産やビーチなど外国人が訪れるスポットがあります。

近年では、観光だけではなく語学留学の目的のため、フィリピンを訪れる日本人が増えてきました。物価が安いと言われるフィリピンではありますが、長く滞在すればするほど、お小遣いも必要です。

現金を持ち歩くよりは、カード払いの方が安心で楽だと考える人もいますよね。日本でカードを使い、ネットショッピングや居酒屋で会計をするのは当たり前かもしれません。

発展途上国と言われるフィリピンでは、日本のようにカード払いは一般化しているのでしょうか?

金額の大小に関わらず、渡航先では出費がつきもの

海外に長く滞在すると、日本食が食べたいな~と思う人もいると思います。

筆者はフィリピン北部のバギオで、半年間の留学をしました。その後、日本に一時帰国をしましたが、またバギオに戻り、留学カウンセラーとして現地で滞在をしています。

地元を離れると、家族や友人はもちろんのこと、食事や気候など、日本のものが恋しいな~と思うことがあります。留学中には、近くのスーパーでお菓子を買ったり、外食をすることがありました。

フィリピン人

娯楽は日本よりも安価なこともあって、週末にはよく、マッサージショップにも行きました。外のマーケットで果物を購入したり、屋台で軽食を買って食べたりすることもあります。

滞在期間が数週間とまだ浅かった頃は、クレジットカードが使える店と使えない店を把握していませんでした。カードを出しても取り扱っていない場所が多くて苦労したこともあります。

フィリピンでは現金払いが主流

まず、フィリピンでクレジットカードを持っている人は、人口の数パーセントのみです。フィリピンではごく少数の富裕層のみがカードを所持しています

実際にフィリピンで、カードを使って買い物をしようとすると、行動範囲はかなり狭くなります。

まず、外で果物や野菜を売っているマーケットは、現金しか取り扱いをしていません。また、彼らのほとんどは充分なお釣りを用意していないことがほとんどです。

日本円からフィリピンペソに換金してすぐの場合は、額が大きい紙幣を所持していることが多いでしょう。

地元民が使うような、規模の小さいスーパーで買い物をすると、大きなマーケットに比べれば、安く買い物することができます。しかし、カードは使えないと思った方がいいです。

日本では、コンビニで1万円札を出して水を1本だけ買うことは可能ですね。もしフィリピンで同じことをした場合、ほぼ100%レジに細かいお金がありません。仮にあったとしても、断られます。

買い物ができず、すごすごと店を後にしなければなりません。

フィリピン市内で移動をする場合

フィリピン人の足になる、タクシーやジプニーと呼ばれる移動車。これらを使う時は、現金払いが必須で、細かいお金が必要になります

ジプニーは小さなバスのような感覚で、地元の人がよく利用します。2キロ以内8ペソ(約17円)から乗れます。移動する際の一番安い方法になるため、市民のほとんどはジプニーで移動しています。

ジープニー

タクシーに至っても、初乗り35ペソ(約77円)からです。フィリピン人の価値観だと、タクシー代は高いと考える人が多いですが、日本人の感覚からすると安いですよね。そのため、移動にタクシーを利用する外国人はたくさんいます。

しかし、これは治安が比較的いいと言われるバギオに限った話です。国際空港のあるマニラでタクシーを捕まえると、話は違います。

外国人と分かるや否や、近場までの移動だとしても、乗った時にドライバーから、「そこまでなら300ペソ(約660円)だね。」と言われます。

高いと思って、違うタクシーに乗り換えても、値段はほとんど変わりません。お釣りをもらえない場合もあります。さらには、タクシーメーターを使ってもらえないのです。

バギオのドライバーは、きちんとメーターを使い、1ペソ単位(フィリピンで一番小さい金銭単位)でお釣りをくれます。

バギオ市民ですら、マニラでタクシーに乗るのはこわいと言います。“安心を買う”という意味で提示された金額を払い、トラブルを避ける人も多いです。

マニラでホテルに滞在する場合は、ホテルを予約する時に、ホテルタクシーを予約できる場合があります。

これはホテルの方が空港まで、往復ピックアップをしてくれるサービスで安心です。金額もマニラ空港で直接タクシーを捕まえるよりも安く済むことがほとんどです。

フィリピンのどこで細かいお金を作る?

しかしフィリピンで紙幣を持って行き、「細かいお金にして」とお願いしても、取り扱ってくれません。タクシーに乗ったり、スーパーでちょっとした日用品を買いたい時、細かいお金が必要になるケースがほとんどです。

では、大きなお金しか持っていないとき、どうやって細かいお金を作ったらいいのでしょうか?

フィリピンの各市にはSMモールと呼ばれる百貨店のような場所があります。そのモール内であれば、クレジットーカードの利用は可能です。また、充分なお釣りを準備しているので、細かいお金を持っていなくても心配はありません。

筆者は、細かいお金を作りたい時によく、モールへ行き買い物をしています

まとめ

フィリピンではクレジットカードが使えないケースが多いことが分かりました。中長期にわたり、フィリピンに滞在している人は、国際キャッシュカードを利用し、小まめに現金を引き下ろしています。

一度に引き下ろせる、最大額は10,000ペソ(約22,000円)です。だいたい語学留学で1~2ヶ月の滞在期間であれば、充分なお小遣いです。

観光など数日から数週間の滞在であれば、現金の買い物で済ましてしまうのが楽だと思います。物価が安いため、短期間の滞在であれば何万も使うことはありません。

数ヶ月から数年と長い期間で滞在を考えている方は国際キャッシュカードやクレジットカードも準備された方がいいでしょう。それに加えて移動する時のために、細かいお金もモール等で作っておく必要があります。

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