フィリピンでは銀行口座を保有する人口が全体の約3割と極めて低く、現金による決済が圧倒的に多いです。またクレジットカードは作るのに審査があったり料金が発生したりとハードルが高く、富裕層しか持てません。
しかし、近年急成長を遂げているフィリピンではスマホ普及率が非常に高く、スマホでのアプリを使ったモバイル決済が伸びています。モバイル決済はすでに多くの企業が参入していますが、その中でも人気が高い「GCash」を今回ご紹介します。※1ペソ=約2.1円
GCashとは
GCashはフィリピンの大手通信会社Globeが運営しています。使える機能としては、GCash導入店舗での支払い、光熱費などの支払い、送金、Globeのキャリアを使っている人は携帯代のロードの購入、その他にも便利なサービスがあります。
GCashを使い始めるには、まずアプリをダウンロードします。そして名前や電話番号、住所などを登録し、完了です。
入金方法
登録が済んだら入金です。Globeの店舗や一部スーパー、さらにはセブンイレブンなど、入金できるところは多くあります。
フィリピンにもセブンイレブンの店舗はたくさんあるので、今回は一番行きやすいかつ簡単にできるセブンイレブンでの入金方法をご紹介します。
- メイン画面の上段左端にあるCash-Inというマークを押す(上記写真赤丸)
- 入金先を選ぶ画面が出てくるので、一番下にあるセブンイレブンを選ぶ
- 入金金額を入力
- 出てきたバーコードをレジで見せて支払う
1分もかからないうちにショートメッセージで入金完了の連絡がくるはずなので、アプリを開いてちゃんと入金されているかどうか確認してください。
GCash 導入店舗での支払い方法
GCashが導入されている店舗では、携帯ひとつで支払いができます。導入店舗はまだ多くはありませんが、私がよく利用するマニラで言えば、一部のレストランやカフェ、スーパーや映画館などで使えます。今後もだんだんと増えていくでしょう。
導入店舗には上記の写真のようなQRコードがレジの隣においてあります。
- メイン画面の2段目右端にあるPay QRというマークを押す
- 青い四角で囲まれたQRを押すとカメラが起動するので、レジの隣にあるQRを読み取る
- ショートメッセージで送られてくる番号をレジのスタッフに見せる
光熱費などの支払い方法
私が一番助かっているのが、光熱費の支払いです。フィリピンに来た当初は、電気代を銀行で払っていました。毎回ものすごい時間待たされ、1時間超えたこともあります。
どうにかならないかと思っていたときにGCashで支払えることを知りました。1分もかからず、しかも家で支払えるなんて!1時間銀行で並んでいたのは何だったのでしょう…(笑)
電気代の他にもインターネット代や水道代なども支払うことができ便利です。
- メイン画面の上段、右から2番目のPay Billsというマークを押す(上記写真赤丸)
- 支払い先のカテゴリー(電気代、水道代など)を選ぶ
- 自分が利用している会社を選ぶ
- 名前や金額、請求書に書かれている番号、メールアドレスなど、求められている情報を入力して右上のNextボタンを押す
- 入力内容を確認し、右上のConfirmボタンを押す
デビットカード
便利なデビットカード
GCashは150ペソ(約320円)払えばデビットカードも作れます!フィリピンでは、クレジットカードを作るのにとても時間がかかります。日本人の方から、審査に1年かかったという話を聞いたことがあるぐらいです。
とにかく何をするにも時間がかかるフィリピンですが、GCashのカードはなんと身分証明書とアプリをダウンロードしたスマホさえ持っていけば基本的にその日のうちにすぐに作れます。
必要な額をあらかじめ入金しておけば、GCashが導入されているいない関係なく、カード対応している店どこでも使えます。インターネットショッピングでの支払いも可能です。さらにATMから現金を引き出すこともできます。
前もって入金しておかなければならないのは手間ですが、現地のクレジットカードをなかなか作れず困っている方、かなりおすすめです!
どこで作れる?
カードはGlobeの店舗で作れます。ただ、どこの店舗でも作れるわけではないみたいです。
私の場合、近くのGlobeの店舗にいくと、ここではカードを作れないと言われたのですが、代わりに該当店舗を教えてくれました。Bonifacio Global Cityでは、Market Marketというモール内にあるGlobeで作れます。
手続き
手続きは店員さんがほぼやってくれました。アプリを起動させ、必要な項目を入力します。名前や住所、ビザの種類、カードを作る目的などです。
すべて入力したら、ショートメッセージが届くのを待ちます。一応審査があり、通ればショートメッセージがきます。
この審査は人によってかかる時間が異なるみたいで、短い人は数分、長い人は24時間かかると店員が言っていました。私は20分ぐらいで連絡がきました。
連絡がきたらもう一度店舗に戻り、カードゲットです。持参物をもう一度記載。
- パスポートなどの身分証明書
- GCashのアプリをダウンロードしたスマホ
- カード発行代金150ペソ
GCashのお得なプロモ
GCash、実はまだ良い点があり、毎月プロモをやっています。プロモの内容は月によって替わります。
なかなかお得なプロモもあり、例えば、光熱費を金曜日に支払えば200ペソバック!金曜日に電気代を支払うだけで200ペソ返金なんてお得じゃないですか?
プロモは、メイン画面の左上にある三本線のマーク(上記写真赤丸)を押すと、上から三番目に出てきます。
まとめ
実際にGCashを使ってみると、簡単で便利なので重宝しています。また、私はまだ利用したことはないのですが、どうやら日本からGCashに送金もできるみたいです。フィリピンに留学で来ている人には便利なサービスですよね。
フィリピンの治安的に、大金を持ち歩くのはあまり好ましくありません。アプリは無料ですし、カードも150ペソで作れるので、興味のある方は一度トライしてみてください。
海外求人
あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)
フィリピンで働くには? フィリピンで就職・転職したい日本人向けの仕事と求人の探し方
【フィリピン求人】未経験からでもフィリピンを狙える転職サイトまとめ【厳選】