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初めてのフィリピン留学!事前に押さえておきたいトラブルシューティング

質問

特に初めての海外は不安や緊張が付きまといます。不安を全て解消して渡航することは難しいでしょう。

多くの人がインターネットや友人などを通して、訪問場所の情報を調べてから渡航していると思います。しかしトラブルは意外なところから生まれるものです。そして懸念していたことは想像していた程、悪いものではなかったというケースが多いです。

フィリピン留学でホームステイ、語学留学、エージェント業、語学学校のマネージャーを経験して私が直面した、よくあるトラブルとその対処法について明記しました。ぜひ海外に行く前に参考にして頂きたいと思います。

目次

フィリピンで1,000ペソを出すとお釣りがない

レシート

日本では、財布に1万円札しかない時にコンビニなどでジュースやタバコ1つ購入しても、しっかりお釣りが出ます。しかしフィリピンではほとんどの場所で十分なお釣りが準備されていません

1,000ペソ、500ペソのお釣りがない

一番大きな通貨は1,000ペソ(約2,200円)になりますが、スナック1つや水1本購入するために1,000ペソを出しても「お釣りがない。」と買い物自体を断られることがよくあります。

週末に近くのビーチに行った留学生の話です。ビーチで遊んだ後に、シャワーを浴びて帰ろうとしていました。シャワールームの使用料として5ペソ(約11円)が必要だったようです。

その時、本人は一番小さな通貨で500ペソしか持っていませんでした。お釣りが出せないとシャワールームの使用を断られたと言っていました。

常に細かいお金を持ち歩くこと

また、公共の場にはいくつかのトイレがあります。多くの場合、使用するために5ペソ程度の支払いが必要です。20ペソ、50ペソの紙幣であればお釣りは出ますが、それ以上の金額ではお釣りが出ない可能性が非常に高いです。

細かいお金の作りかた

お金

日本円を換金したりATMで引き出す場合、細かいお金でフィリピンペソを作ることは出来ません。では、どのようにして細かいお金を作ったらいいのでしょうか?

フィリピンのほとんどの市にはSMモールがあります。日本で言うイオンモールのような規模、雰囲気です。語学学校の多くは入学初日に新入生を連れてSMモールに行きます。換金をした後に、日用品など買い物をする時間があります。

ショッピングモールで買い物をしてお釣りをもらう

SMモール内に入っている食料品売り場や文房具店についてはお釣りが出ます。他のスーパーマーケットに比べると少し割高な商品がありますが、SMモールを活用し買い物だけではなく、その後のために細かいお金を作りましょう!

会計時、必ずといっていいほど端数を持っているか聞かれます。ここで丁寧に小銭を使ってしまっては勿体ないです。例え持っていたとしても、持っていませんと伝えれば、お釣りを出してくれます。

タクシーに乗るにも小銭を準備すること

週末は買い物だけではなくレストランで外食したり、バーやクラブに行く学生も一定数います。帰りのタクシー代なども加味して、小銭は持っているに越したことはありません

リゾート地や語学学校が設立された地区には必ずSMモールがありますので、こちらを上手く活用しましょう。

両替はSMモールで

SMモール以外にもマーケットの一角で八百屋のようなお店を開きながら、両替も受け付けている場所はあります。

しかしこちらは外貨両替専門店ではないため、一見すると普通の小売店です。為替レートの表示がありませんので、店員さんに聞かないと分かりません。外国人ということでお金を持っていると思われるためか、レートは空港やSMモールよりも悪いです。

安全を買うという意味も含めて、SMモールでの両替をおすすめします。バギオ市の9割の語学学校は両替のため、入学初日にSMモールに行きます。

クレジットカードが使えるスーパーやバーが少ない

バー

日本では買い物、レストラン、ホテルなどいろんな場面でカードが使えます。しかしフィリピンではカード払いできる場所が非常に限られます

フィリピンではクレジットカードを持っている人の割合がとても低く、現地の人は現金を持ち歩くことが当たり前です。日本の感覚でフィリピンに来た場合、カードが使えないために支払いで不便を感じる人がいるかもしれません。

現金で支払うという意識で

物価の安いフィリピンなので大金を持ち歩く必要はありませんが、カードに頼らず現金で支払う認識を常に持っていた方がいいです。どうしてもカードを使いたい方は、事前にカード払いが可能な場所かどうか調べておきましょう。

親切なフィリピン人こそ要注意!

地図

見知らぬ土地に着き、右も左も分からない状態で人に声をかけられると思わず頼ってしまいたくなりますね。道案内をしますと声をかけてくる人、日本人の友達が欲しいと言ってくる人など様々です。

全員が何か悪いことを企んでいるとは言いません。しかし、十分な注意を払って欲しいと思います。

以前、珍しい伝統的な動物を見せてあげると言われ、現地の人に着いていった友達がいました。天然記念物と言われた動物を触り、高額なお金を請求されたそうです。

周りには大勢のフィリピン人がグループでおり、安全を買うために請求された金額を支払い、難を逃れたそうです。

空港やリゾート地として有名な町には外国人観光客が集まるため、この手のグループが存在するようです。

空港からの移動については予め調べておくか、現地に詳しい人にピックアップに来てもらいましょう。どうしても難しい場合は、空港内の警備員に聞くようにしてください。

週末、タクシーが全然捕まらない

フィリピンの主要都市には地下鉄やバスが通っています。しかしまだまだ発展途上国。私が住んでいるバギオ市は日本の軽井沢とも呼ばれ、フィリピン人にも有名です。教育都市と呼ばれるバギオ市には語学学校もたくさん存在します。

しかし、市内を移動するためのバスや地下鉄はありません。移動はジプニーと呼ばれるローカルの乗り物か、タクシーがメインです。

週末の夜や雨降りの日は特に捕まりにくいです。そして昼食や夕食の時間帯はドライバーが仕事ではなく食事を優先するため、手を挙げても止まってくれません……。

タクシードライバーに足元をみられる

タクシードライバーは各学校に門限があることを知っている人が多いです。そして門限ギリギリの時間にタクシーなどを捕まえた場合、こちらの足元を見られ高額な運賃を請求されることがあります。

留学生は門限に間に合わなければ、学校の規則によって外出禁止などの罰則が与えられるため、しぶしぶ高額な運賃を払って学校に戻る生徒もいます。時間に余裕を持って、学校に戻るスケジュールを立てましょう。

ルームメイトとの衝突

ルームメイト

留学用の宿舎は複数人で使う

フィリピン語学学校の宿舎の多くは1~6人部屋で構成されています。入学する前に自分で何人部屋を使うか決めて留学します。

もちろん費用は6人部屋が一番安く1人部屋が一番高いですが、6人部屋がある語学学校は少ないです。留学費用を抑えるため、4人部屋を選択する割合が高くなっています。

多国籍の部屋割り

英語を使う環境を優先するということで、同じ国籍同士はなるべく偏らないように編成されます。

国民性が顕著に現れるのは部屋での過ごし方と言っても過言ではありません。ルームメイトは韓国・中国・台湾・ベトナム・アラブ…と多国籍です。

シャワー室は洗面台とトイレも一緒のケースが多いです。

  • 「歯を磨いていたら無言でルームメイトが用を足しにトイレを使いに来た」
  • 「音楽を聴く時にイヤホンを使わず、シャワーを浴びながら大音量でスピーカーから音楽を流している」
  • 「朝7時から授業があるので準備をしていたら、授業がなく寝ているルームメイトからうるさいと言われた」

などなどいろんな声を聞きます。

日本人はどちらかと言うと我慢しがちです。何か言われたら反抗せずに、その場をやり過ごすことが多いです。しかし小さなことが積み重なり我慢の限界が来ると、ルームメイトと衝突することもあります。

我慢せずに話し合いをすること

人それぞれの生活リズムがありますので、他国の人と共同生活することにはメリットもデメリットもあります。特に音の問題やシャワー時間についてはよく話し合って決めてください。

部屋の中にある机やベッドなど、日本人であれば誰がどこを使うか相談したりジャンケンで決めると思います。しかし残念ながら、早い者勝ちで場所取りをする他国の人は多く、国民性が垣間見えることがよくあります。

多国籍が集まれば、英語でコミュニケーションを取り合えるメリットはありますが、個人よりも国籍で態度などを見られることが多いことを事前に念頭に入れておきましょう。受け入れがたい態度も、少しは仕方ないかと柔軟に対応できるかもしれません。

まとめ

日本での生活が長いと、それまで当たり前だった意外なことがトラブルの元になります。それも事前に知っておけば対処法を考えることができますね。

完全に解決できないトラブルであっても、事前に知っておけば「なるほど」と自分の中で消化できるトラブルもあるものです。

日本人は相手を尊重し、礼儀正しく、優しいと評価されることが多いです。そこを逆手に取られ、なんでも相手の言いなりになるのはストレスが溜まるだけです。気持ちよく海外生活を送るために、事前にトラブルシューティングを準備しておきましょう。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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