オルタナティブな人が多いライプツィヒでは、さまざまなライフスタイルを選べます。お金を払えばもちろんの事、払わなくても少しの労力であらゆる物が手に入ります。
ライプツィヒ市街を中心に広がる町の南部と西部に住んでいた頃、そして市街地から約20km離れた郊外での生活費の違い、そして夫婦2人だけだった時と、現在子供2人と犬が増えて、出費がどう変わっていったかをご紹介します。
ライプツィヒの家賃
ライプツィヒはドイツ国内でも家賃が安いです。
が、私が夫婦2人住まいだった時は仕事で出張が多かった事もあり、なるべく家賃出費を抑えたかったので、ライプツィヒ西部のPlagwitz地区にある本来はアーティストがスタジオとして使用する所に住んでいました。
入居当時はボロボロで、壁に落書きはあるし床を張り替えなければいけなかったりと労力は多少ありましたが、80sqmで家賃は水道込みの月180ユーロ(1ユーロ約107円当時)です。これは格安です。
格安賃貸サービス
ライプツィヒにはwächterhausといって、入居者がいない古い建物を保存目的で賃貸格安で貸してくれるサービスがあります。
上記したようにそのような物件に住んでいる人はわずかで、主にアトリエやお店としてアーティストが利用していることが大半です。
倍率は高く、空きが出ると下見の日取りや募集要項がホームページに掲載されるので、どういった目的で部屋を借りたいのかなど簡単なレポートを出して抽選待ち、審査が通れば晴れて入居になります!
wächterhausと取り扱うHaushalt e.Vのリンク(http://www.haushalten.org/)はこちらです。日曜大工が趣味、配管や配電の仕組みが分かる人にはお勧めです。
子供ができて、今は少し郊外に引っ越して別荘地に住んでいます。老夫婦が35,000ユーロ(1ユーロ約131円2013年6月)で売り出していたので、10年住めば家賃を払うより安くなるなと思い、買って引っ越しました。
現在は水道と電気代、そして冬は石炭を買うので月100ユーロ〜150ユーロほどの光熱費としての出費があります。
ライプツィヒで1家4人と1匹の食費
わードイツって野菜安い!と2010年ころには思っていたのですが、徐々に値上がりしています。現在の食費は月200ユーロ前後(1ユーロ約131円2018年現在)です。
南部のSuedvorstadt地区や西部のPlagwitz地区にて二人で住んでいた時は100ユーロを超える事は稀でした。
時間があったので土地を借りて春〜秋にかけては直栽培していたから、というのもありましたが、出張先で朝食込みの仕事が多かったというのもあります。
そして、うちの犬が大好きなのはブランドもののドッグフードでなくALDIというスーパーのドッグフードなので安上がりです。気を使ってくれてるのかもしれません…
うちのご近所さんには剥製師がいるので、シカやアライグマをさばいたものをいただいたりもします。
ライプツィヒで食費を浮かすには
ライプツィヒ・アレーナ前の広場では、毎週土曜の午前中にマーケットが開かれます。トルコマーケットと呼ばれるもので、野菜が破格で販売されています。
中くらいの段ボールいっぱいの野菜がなんと1ユーロ!見切り品を売っているので消費が大変ですが、すぐに食べたり、保存食に加工したりと手間をかければ食べきれます。
ライプツィヒの交通費
ドイツの交通費は高いです。あまり出かけない私でも、月50ユーロほど交通費に飛んで行きます。
私が車を運転しないので、公共の移動手段に頼るということもありますが、これがなかなかの出費、市内のトラムは1乗車で2ユーロ60セントもします。(1ユーロ約131円2018年)。
4駅までなら短距離として1ユーロ90セントで乗れますが、凹凸の少ない都市ですので、4駅は結構簡単に歩けてしまうんです。
市内を一日あっちこっち移動する用事があり、3回以上の乗車がある時は7ユーロ60セントの1日券を購入するとお得です。
4回利用できる回数券も同じ画面で購入できますが、去年からなぜか割り引きが全く無くなりました。チケットを買う手間は省けますが、同じ日に移動が重なるときは回数券ではなく1日券(Tages-Ticket)を利用しましょう。
20km離れた家からライプツィヒ市街までの往復は4ユーロ60セント、4枚つづりのチケットを買っていますが、17ユーロ50セントと、たいして安くなりません。週一で市内に出るとあっという間に50ユーロがなくなってしまうんですね。
ライプツィヒ雑費
我が家では子供の洋服や家修理の工具、電池や電球、細々とした出費が毎月100ユーロ前後あります。
子供や犬がいないときも同じ100ユーロ前後の出費でした。これはちょっと不思議ですが、一人でぶらぶらしてると欲しいものが目についてしまうからかな、と思います。
生活必需品はなんだか貰い物で揃ってしまいましたが、ちょっとした棚が欲しい、寒いので家着が欲しい、となると、私は「ただのお店」を覗きに行きます。
Umsonstladen(無料のお店)はライプツィヒ西部の一角で週2回、月木に開いていて、気に入ったものを3つまで貰えます。
洋服や本などはもう少し持って行っていいよ〜と言われることもしばしば、カバンや靴、おもちゃや台所用品、ランプにカーテン、ガーデン用品など、毎週多くの物があるので見に行くだけでも楽しいです。
物々交換ができるお店で、要らなくなったまだ利用できるものを持って行く事もできます。
- 名称:Umsonstladen Leipzig im Projekt Gieszer16
- 住所:Gießerstr. 16, 04299 Leipzig
- 営業時間:月曜と木曜の15時〜20時
もう少し大きいものならこれも中古家具屋さんのMöbel fund No.1で様々な大物家具が格安で売っています。50年代に使われていた電話置き場(椅子付き)をなんと5ユーロで譲ってくれました。
- 名称: Möbel fund No.1
- 住所:zschohersche str,79
- 営業時間:月曜から金曜まで10時〜18時
ライプツィヒの通信費
我が家のトータルの通信費は月75ユーロです。私はVodafoneのプリペイドで国内通話かけ放題プラス2Gインターネットがついたsimカードを月9.99ユーロで利用しています。
主人は契約でiphone,ipadがリースで借りられるものを使っており、月40ユーロ程だと言っていました。
vodafoneの契約をしていると、50GBのインターネットが月々25ユーロで追加契約できます。
まとめ
以上の出費のほかに主人の車の保険やガソリン代、家族の保険、幼稚園代など、他にも出費はあり多少上下をしますが、月々確定している出費は1,400ユーロ程、日本円にして約18万円ちょっとです。
生活に困る事はないですが、育休をそろそろ抜けないと貯金は全然できていません。とりあえず子供たちが健康で頑丈に育って、安心して働きに出れるまで贅沢は我慢します!
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