台湾では日本と同じようにスーパーで生活雑貨はそろっていますし、24時間営業のディスカウントストアのような生活雑貨店も多いです。
洗剤、掃除用具、消耗品、食器、ペット用品まであり、私も必要な日用品は大抵このようなお店でそろえています。ここでは、主にこのような生活雑貨店で取り扱われている台湾の日用品のお買い物事情について紹介したいと思います。
便利な生活雑貨・日用品のお店とは
私の住んでいる高雄では「小北百貨」や「光南大批發」という生活雑貨店があり、特に小北百貨は店舗数が多く、私の家の近くにもあります。24時間営業で品揃えもとても良いので、便利でよく利用しています。
︎キッチン用品
キッチン用品も特にこだわらなければ、生活雑貨店で全てそろえることができると思います。
鍋やフライパン、食器に包丁などの調理器具はもちろん、ラップやジップロック、タッパーや調味料入れなどの保存容器類もかなり充実しています。ないものはお弁当箱くらいでしょうか。
台湾では弁当のことを「便當(ビェンダン)」と言い、弁当文化のある国ですが、お店で買うのが主流なので、日本のように家でお弁当を作って持っていく習慣はないようです。
キッチン用品の値段は全体的に日本とあまり変わりませんが、日本では100円ショップですべてそろえられてしまうことを考えると台湾の方が少し高めです。
また、このような生活雑貨店で炊飯器や湯沸かしポット、ミキサーなどの調理家電も買うことができます。
家電専門店もありますが、日本のような大型の量販店は少なく、よくある小さな電気屋さんを見たところ、品揃えは生活雑貨店とあまり変わりませんでした。
外食が多くあまり需要がないためか、日本のようなハイテク家電は置いておらず、シンプルな機能のみのちょっとレトロな製品ばかりでした。
ちなみに私は湯沸かし兼炊飯、蒸し器としても使えるこの小さな電気調理器を使っています。
電気ケトルと違って沸騰したらスイッチが自動で切れたり、保温機能はないですが、1人分のご飯を作るのにマルチに使えるので便利です。値段も500元(1,800円)ほどと安かったです。
︎洗濯用品・掃除用具
ハンガーや洗濯バサミ、物干しなどの洗濯用品も生活雑貨店で手に入れることができます。洗濯洗剤も種類が豊富ですが、台湾では粉末よりも液体の方が多いです。
台湾版のアタックなら粉末も液体もだいたい値段は日本のアタックと同程度の値段で買うことができます。ボールド、アリエールも売っていますが、日本で売っているものと全く同じ製品なので、値段は2倍以上します。
柔軟剤は2Lと大容量のものが多く、日本で売っているレノアなどお手軽なサイズのものはあまり売っていません。
掃除用具もほうき、モップ、ブラシなど基本的なものは何でもあります。台湾の家も日本と同様に玄関で靴を脱ぐスタイルです。
暑いからか床は石材を使った家が多く、うちはよく網戸にして窓を開けていることが多いことから、ほこりで床がザラザラになるので、クイックルワイパーのようなフロアワイパーが大活躍しています。
他にもハンディモップやコロコロクリーナーなどの便利な掃除用具も大抵生活雑貨店に置いてあります。
洗剤類も台所用、お風呂用、トイレ用、それぞれ種類はかなり豊富です。
台湾版マジックリン「魔術靈(ムォシュリン)」もあります。食器用洗剤は台湾ブランドのものであれば、1,000mlで150円程度からとかなり安く、その他洗剤系はマジックリンも含め、日本と同程度の値段で売っています。
また、消臭剤についても様々なタイプのものがそろっています。消臭剤は海外の製品が多く、置き型のものもファブリーズのようなスプレー式の製品も、全体的に日本で買うよりも2〜3倍近くとかなり高いです。
︎消耗品
ティッシュなどのペーパー類は、トイレットペーパーにペーパータオル、キッチンタオル、ウェットティッシュまで何でもあります。
台湾ではトイレットペーパーを「衛生紙」と書きますが、ロールタイプではなく、日本の詰め替え用ティッシュのようなビニールに入ったものが主流です。そして大抵、ティッシュとしても使用されることが多いです。
ゴミ袋は大きいサイズから小さいサイズまで、このようにロールになっているものが多いです。サイズも色も多いので、ゴミ袋としてだけでなく何かと便利です。
︎その他台湾の生活雑貨
台湾は暑くて湿気の多い国なので、蚊やゴキブリなどの害虫駆除剤の種類が豊富です。蚊除けや、コンバットやバルサンのようなものもありました。特に蚊やハエを叩いて殺す電撃ラケットは台湾では一般的で、よく家庭にも置いてあります。
また、台湾特有のものとしてカラフルな布のマスクがあります。台湾はバイクが多く、車通りの多いところでは排気ガスが気になります。特にバイクに乗っている人はほとんどの人がマスクをしています。
日常的に使うので、使い捨てではなく、使い回せる布マスクが一般的で、マスクもおしゃれに様々な色柄のものが売っています。
︎コスパが良いダイソー
台湾のダイソーは大きめの百貨店やショッピングセンターに入っていることが多く、店舗数も多いです。
少し前までは日本で100円で売っているものは、39元(約142円)だったのですが、現在は49元(約178円)に値上がりしてしまいました。しかし中には39元のままのものも少ないですがあります。
他にも59元、99元などの商品もあり、49元以外のものには値札が貼ってあります。
基本は178円と日本のダイソーで買うよりも結構高めなのですが、それでもタオル掛けや洗濯ハンガー、消臭剤など、街中の生活雑貨店よりダイソーで買った方が安いものもありました。
また、食器類も色柄のついた少しおしゃれなお皿やマグカップなどを買おうとするとダイソーの方がデザインも良い上に安くてお得です。
数々のアイデアグッズがありますし、その品揃えの良さはやはりさすがで、クオリティはもちろん、デザイン性も高いので台湾に来て改めてダイソーのコスパの良さを感じました。
まとめ
調理家電を除いて、ほとんどのものについては日本と変わらないくらい品揃えは良いです。ただ安かろう悪かろうの商品もあり、良い物を買おうとすると結構値が張ります。
また、台湾人は日本製の物のクオリティを信頼しているので、中には日本語で書かれていて日本の製品と見せかけている商品もいくつかあります。
日本人から見ると、怪しい日本語なので偽物とわかるのですが、台湾人からしたら間違いに気がつかず日本製と信じて買ってしまう人も多いのでしょう。
以上、日本よりは高くはなりますが、コスパを考えるとダイソーが間違いない、台湾の生活雑貨事情でした。
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