日本人にはなじみの少ないスペイン語ですが、もし南米やスペインで働くことになったらスペイン語の習得が必須です。そのためこの記事では、スペイン語を習得するためにおすすめの語学学校を紹介します。
各学校によってそれぞれ特色があるので、それらを知った上で入学しなければ、後で「こんなはずではなかった」と後悔してしまうかもしれません。これから紹介するスペインの学校を参考に、みなさんに合った語学学校を探してくださいね。
ある程度の語学力があるなら絶対選ぶべき大学の外国人向けコースとは
もし、あなたにDELE(スペイン語能力検定)B2以上の語学力があるのであれば、大学の外国人向けのコースをおすすめします。B2というのは、スペイン語で学校の授業を受けて理解できる程度の語学力です。
理由は、語学だけでなくスペイン文化などの授業も受けられること、スペイン人の生徒とインテルカンビオ(言語交換)ができること、学校によってはインターンシップ・プログラムがあることです。
大学の外国人のためのスペイン語の授業は語学力の制限がなく入学できます。
語学力次第で制限されてしまう
しかし、インターンシップやスペイン文化などの授業は語学力で制限されてしまうので、それらの授業を取りたい人は、日本である程度スペイン語力を身につける必要があるでしょう。
私は全くスペイン語ができない状態でスペインに来ました。日本で留学しようと考えた時、スペインでインターンシップなどのコースがあるのであれば、それらを試したいと思っていくつかの留学エージェントに確認しました。
しかし、スペインでのインターンシップの情報を持っているエージェントには出会えませんでした。
スペイン語がある程度わかるようになって、インターネットでスペイン語で検索したところ、たくさんの情報を得ることができました。
例えば、グラナダ大学では、外国人向けに医療や商業のインターンシップが半年間体験できるコースがありますが、入学できるのは年に3月と9月の2回だけです。そして、B2以上の語学力が必要となります。
私ももっと早くこの情報を知っていれば、日本で勉強してから渡航したのにとかなり後悔しています。ただの語学留学で終わらせるより、インターンシップで経験や実力をつけたほうがきっと帰国後の就活に留学経験を活かせるでしょう。
基本情報
- 名称:Universidad de Granada
- ホームページ:https://www.ugr.es/
コスパにこだわるなら公立の語学学校EOI
EOIとは、スペイン全土にある公立の語学学校です。この語学学校には、外国人のためのスペイン語というコースがあります。公立の語学学校であるため、値段はとても安いのですが、かなり質が良いと評判のため入学は毎回抽選になるそうです。
ただ、こちらの学校は、現地での申し込みが必須であるため、留学ビザを取ろうとしている人には向きません。年に9月と4月の2回入学できる期間がありますが、申し込みから入学まで大体半年は見たほうがいいでしょう。
また、半年のコースが終了して、さらに継続する場合、スペイン語以外の言語もとることができますし、国内の別の学校に移籍もできます。
MadridやBarcelonaなどの都市部では倍率がかなり高いので、まずは田舎で抽選を受けて、半年後に都市部へ移籍する人もいるそうです。
私は、日本にいるときにこの学校を知りました。ワーキングホリデービザで一年間という時間があったので、渡航してから申し込み、現在抽選結果待ちをしています。
申し込みは全てスペイン語になりますので、ある程度のスペイン語力もしくは通訳が必要でしょう。私は通訳に依頼しました。
色々な地域を観光しつつ語学学校に通いたい人は
スペインは、各地方によって大きく異なる文化を持った国です。短い留学期間で少しでも多くの都市に行ってみたいですよね。
そんな人におすすめなのがENFOLEXです。この学校はスペイン内に10の校舎、更には南アメリカにも校舎を持つ大規模な学校です。この学校は自分の好きなタイミングで好きな学校に移動することができるのが最大の強みです。
ただ、授業のペースが早いのでついていけない人も中にはいますが、もちろん本人の希望でクラスを変更することもできますので、安心してください。
基本情報
- 名称:Enfolex
- 住所:Gustavo Fernández Balbuena, 11 28002 Madrid, Spain
- HP:https://www.enforex.com/japanese/
フラメンコやギターも学びたい人は
スペイン文化と聞いてまず思い浮かぶのがフラメンコやギターですよね。留学の目的としてそれらの文化を極めたい、もしくは新たに始めたいと思っている人もいると思います。
ある程度の語学力がある方であれば、現地に着いてから探したほうが費用は抑えられるでしょう。しかし、語学力に自身のない方は、語学学校が斡旋しているフラメンコ教室やギター教室に通う方が安心でしょう。
おすすめは、CLICという語学学校です。
ここは、学校に日本人スタッフもおり、安心してフラメンコレッスンなどの手配をお任せできます。
また、現地のスペイン人が通うフランス語や英語・ドイツ語のクラスもあるため、現地のスペイン人との交流の機会にも恵まれています。
基本情報
- 名称:CLIC
- HP:https://clic.es/ja/
綺麗なスペイン語を学びたい人・滞在費を抑えたい人はサラマンカ
広いスペインでは、場所によって言葉に訛りがあります。例えば私が住んでいるアンダルシア地方では単語の最後の「s」をあまり発音しません。語学学校では訛りのないスペイン語を習うことができますが、街に出るとそうはいきません。
そんなスペインで最も綺麗なスペイン語が話されているといわれる都市がサラマンカです。とても古い歴史のある都市で、学生の街としても知られています。
とても田舎で観光スポットも1か所くらいしかありませんが、学生街のため物価はとても安いです。
まとめ
語学学校にもそれぞれの特徴があることをわかっていただけたでしょうか。一口に留学といっても、自分が留学に何を求めるかによって留学の方法は変わります。
仕事の息抜きに留学をする人、フラメンコやギターを極めたい人、留学の経験を将来の仕事に生かしたい人…。10人いればそこには10通りの留学方法があります。
まずは、自分が留学に求めていること、留学の目的をしっかり考えてから自分に合った留学方法を探してみてくださいね。
海外求人
あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)
スペインで働くには?就職する方法と知っておくべき14つのこと
あわせて読みたい