みなさんは海外旅行や出張以外で、食中毒を起こしたことはありますか?
O157やノロウイルスがニュースになることもありますが、経験をしたことがないという方がほとんどではないでしょうか。
私も日本で暮らしている時は、食べ物でおなかを壊すということはありませんでした。ですがタイに住んでいる今では、常に注意しています。
今、何年ぶりかに食中毒を起こしている最中です。タイに来て最初の2年は、半年に1度のペースで起こしたものでした。
ですが回数を重ねるごとにいろいろと学んでいき、食べ物に細心の注意を払うようになったここ数年は、食中毒のことを忘れていたくらいです。
タイに限らず東南アジアでは特に気をつけたい食中毒、どう対策をすればよいのでしょうか。
タイ人のお腹
タイ人はよくお腹を下します。病欠の理由の90%を占めると言ってもいいでしょう。
テレビのCMでも街中の広告版でも、下痢の薬を良く見かけます。お手洗いのドアに、下痢になったときの対処法などの豆知識が貼られていることもあります。
それほどまでに、お腹を下すということはタイ人にとっては日常茶飯事なのです。
タイ語で「お腹を壊した」はトーン・シアと言いますが、はじめのうちはこれには食中毒も含まれているのではないかと思っていました。
ですが生まれた時からタイで育ち、免疫のできているタイ人。私たちと同じものを食べても、食中毒は起こしません。
タイ人がお腹を下す理由は、辛すぎるものを食べるからです。昨日ちょっと辛いソムタムを食べたからお腹を下した、という会話はよく耳にします。
それでもタイ人は懲りずに辛いものを食べ続けます。多少の下痢ならマイペンライ、気にしないようです。
仕事への影響
食中毒を起こすと、何日かは普通の生活を送ることができなくなります。食事もままならず、症状がひどい場合には起き上がることさえできないほどです。
幸い私には急がなくてはいけないような仕事はなく、会社を休んでもその日の仕事に影響はありません。ですが営業など客先との約束があるような仕事の場合、何日も仕事を休むことはできませんよね。
だからといって無理に仕事に行くということもできないのが食中毒。急に襲ってくるので、予測して仕事を片付けておくということもできません。
もちろん仕事より体のほうが大事ですが、食中毒にならないように心がけることが大事です。
風邪のようにうがいやマスクで予防をすることはできませんが、注意をしていれば回避することは可能です。
私もここ数年は食中毒を起こしていなかったので、上手く回避できていたのでしょう。では、食中毒にならない為に私が気をつけていることをお教えしましょう。
屋台の食べ物
日本では夏場に起こりやすいというイメージの食中毒、タイでもやはり、雨が降り気温も高くなる6月から10月までの雨季の間が一番発生しやすい時期です。
ですが年中暑いタイでは、一年を通して気をつけなくてはなりません。
私は屋台の食べ物には常に注意をしています。炎天下の中を売り歩いている屋台ですから、食べ物が悪くなっていても不思議ではありません。
いくら氷で冷やしてるとはいえ、下に積まれていたような果物やつみれなどは要注意です。卵を使う食べ物は屋台では絶対に食べません。
タイの屋台は安くて便利なのですが、衛生的には良好だとは言えないですよね。屋台だけでなく、食堂やレストランでも味が変だなと思う時があります。
その場合は品が悪いとは分かっていますが、口から出すようにしています。
消費期限
スーパーで買い物をする時にも注意が必要です。タイのスーパーでは、とても古い野菜が並べられていることもしばしばあります。
ひどい時には、水になったきゅうりや1ヶ月前のごぼうまで置かれていることも。ロットナンバーだけで、消費期限が明記されていない野菜もあります。
野菜を買う時は、私は日付が明確でないものは買いません。カフェで売られているクッキーなども同じです。
某人気カフェではたくさんのお土産用のお菓子が販売されていますが、ロットナンバーだけで製造日は明記されていません。
店員に聞いても分からないので、買うのをやめたこともあります。「新しくても古くても、食べられるものは食べられる」と会社のタイ人従業員が言っていました。
日本人のように鮮度を気にすることは、あまりないようです。
食中毒になってしまったら
それでももし食中毒になった時は、私は薬は飲まず病院にも行かず、とにかく寝ることにしています。
最近ではタイでもポカリスエットやアクエリアスが売られるようになりました。吸収のよい水分をたくさん摂り、早く体内から毒素を出すように心がけています。
ですがこれは自己流です。これが一番とは言えません。
バンコクには日本語の通じる病院も薬局もあります。万が一の場合に備えて、場所や電話番号を確認しておくといいでしょう。
まとめ
覚えておきたいのは、タイ人と私たち日本人のお腹は違うということ。タイ人が食べて平気だからといって、私たちが食べても大丈夫だとは限りません。何度も痛い思いをしている私は、食事に関しては神経質すぎるほどです。
友人はそこまで気にしていないようなので、私ほど神経質になる必要はないのかもしれません。ですが気候も習慣も異なるタイ、気をつけるに越したことはありませんよね。
出張にしても旅行にしても、タイに来る際はご紹介した注意点を頭の片隅に置いておいてくださいね。
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