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インドネシアの真珠養殖場で働く私のちょっとシビアなお給料事情

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インドネシアの真珠

「インドネシアで働く」というと、ジャカルタなどの都市での日系企業に関係したお仕事を思い浮かべる方が多いと思いますが、私が働くのは「海の宝石」南洋真珠を生産する真珠養殖会社です。

仕事場は海の上、会社のオーナーはインドネシア人と結婚した日本人男性。そのオーナーとインドネシア人のファミリーが経営しており、会社内のルールも社風的にも、日系企業というよりインドネシアの現地企業といった方がしっくりきます。

インドネシアでの真珠養殖という特殊な仕事だけに、一般の会社とはちょっと異なるお給料事情をご紹介しましょう。

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インドネシアで雇用契約書にサインをする前に!

サイン

どんな仕事でもそうですが、雇用契約を結ぶ前には契約書の内容をきちんと理解しておくことが大切です。私が勤める会社は前述した通りインドネシアの現地企業なので、契約書もインドネシア語で書かれていました。

文面はほぼ理解していましたが、後々トラブルにならないために専門のエージェントに頼んで日本語訳の契約書を作ってもらい、インドネシア語、日本語の2つの契約書に会社代表と私がそれぞれ署名するという方法を取りました。

契約書には、労働時間や休暇、報酬額の他、これを守れない場合には解雇されますよ、といった規則が明記されていて、その時には何も疑問を持つことはありませんでした。しかし、やはり現地企業で働くと、日本人的な感覚では推し量れないようなことが出てきます。

待遇や条件は特にしっかり確認を

有給休暇の数え方や特別手当が支給される条件など、曖昧な部分は質問してはっきりとさせてから契約を結ぶことをおすすめします。

また、インドネシアに限らず現地採用での就職には、会社側に労働ビザの取得費用や外国人を雇うことへの税金がかかってくるので、最初の1年を待たずにその国や仕事が合わなかったなどという理由で辞められてしまうと会社にとっては大損害です。

そういった問題がないよう、契約時には「1年以内に辞めるとペナルティーを払わなければいけない」といったようなルールがあるので、ここも確認した方がいいと思います。

インドネシア真珠養殖業界のユニークな給料システム 

インドネシアのお金

毎月支払われる基本給は、現地インドネシアルピア払いで10,000,000IDR(約9万円)です。

これに技術料という名目で、2年目以降には会社の年間売り上げ金額の1%のインセンティブが支払われる契約です。このインセンティブが1年間で200万円ほどです。

さらに、香港やインドネシア国内で販売営業をすることがあるのですが、その成功報酬が売り上げの10%入ります。

真珠生産は、自然の影響を受けて生産高が上下するのに加え、真珠自体の値段も世界の景気によって変動するので、会社としては固定経費である基本給を極力抑えて成果ベースで報酬を支払うという、なかなかシビアな給料システムになっています。

インドネシアのボーナスは宗教によって支給時期が異なる

インドネシア

インドネシアで日本のボーナスにあたるものはTHL(テーハーエル)と呼ばれます。このボーナスは基本給の1カ月分で、その従業員の宗教によって支払われる時期が違います

もともとはイスラム教の人が「ラマダン明け大祭」(断食明けのお祭り)で休暇を取って田舎に帰れるよう、また家族に新しい服を買えるよう雇用者がボーナスを払うことから始まった習慣のようです。

イスラム教以外の社員は、その宗教によってクリスチャンならクリスマスに、といった感じで支払われます。

インドネシア真珠養殖業の各種手当と引かれる税金

インドネシアの食事

手当

真珠生産の仕事は、インドネシアでも辺境といっていい田舎の海辺にある養殖場に住み込みで従事するのが基本です。そのため、養殖場には寮があって食堂もあります。養殖場にこもっている間の生活費は会社が負担してくれます。 

私を含め、日本人社員やインドネシア人の幹部社員は都市部に住居があって、休暇はそこで過ごすことになります。この住宅手当が月額2,000,000IDR(約16,000円)支給されます。

税金

所得税は当然、給料から天引きされるべきなのですが、これは会社が負担して払っているので、日本のように基本給から天引きされることはありません。

天引きされるのは、インドネシアの福利厚生システムとして3年ほど前(2015年)より始まったBPJS(べーぺージェイエス)という項目で、1か月400,000IDR (約3,200円)天引きされます。

以下にBPJSの内容をご紹介します。

インドネシアの福利厚生BPJSとは

インドネシアのカード

基本給から天引きされるBPJS(べーぺージェイエス)は、日本の健康保険と社会年金の両方にあたります。

保険証のようなカードが扶養家族分渡され、ケガや病気の時にこの保険が適用される自宅近所の診療所に提示すると、無料で診療をしてもらえます。

診療所では手に負えない状況の場合には国立病院などへの紹介状を渡されて、やはり無料で診察・治療を受けられるとのことです。

毎月引かれるBPJS料は会社も半分負担してくれるのでその分が積み立てられ、退職時、もしくは自分が必要な時に引き出すことができます。

まとめ~成果にこだわる人にぴったりの仕事

インドネシアの真珠養殖業は、その仕事だけでなくお給料のシステムもかなり独特です。私の働いている会社が特に変わっているとも言えるのですが、やはりこの業界ではどこも成果報酬が基本になっています。

そのため、ただ漠然と給料のために働くのではなく、成績や報酬に対して積極的に行動したいと考えている人には向いている仕事だと思います。

そして何よりも、自分の育てた美しい真珠を手に乗せる時の喜びはお給料以上の報酬ですよ。

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投稿者プロフィール

インドネシアはバリ島へ移住して10年。妻と二人の子供と暮らしてます。

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