台湾高雄の公共交通機関とは?便利な交通手段のまとめ

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高雄は台湾南部最大の都市であり、公共交通機関はかなり発達しています。

台湾ではほとんどの人がバイクを持っており、バイクで移動する人が多いですが、地下鉄、バス、レンタサイクルと街中の公共交通手段はかなり充実しているので、車やバイクを持っていなくても、高雄に住んでいて不便に感じたことはほぼありません。

そんな便利な高雄の公共交通機関の種類、利用方法について紹介したいと思います。※1元=3.6円

ICカード「一卡通」

ICカード「一卡通」

「一卡通」(イーカートン)とは、地下鉄(MRT)や鉄道、バスと共通で使える交通ICカードです。駅やコンビニで購入、チャージすることができ、カード本体は100元(約360円)します。

一卡通を使用すれば、MRTとバスでは通常の切符(トークン)で乗車するのと比べて乗車料金の割引(15%引き)があります。

台北で発行されている「悠遊卡」(ヨウヨウカー)も使用可能で、同じ割引を受けることができますが、駅の販売機でのチャージはできないので、窓口でチャージが必要です。

また、一卡通はMRTやバスだけでなく、コンビニやスーパーなどの支払いにも使用できます

地下鉄(MRT)

地下鉄(MRT)

高雄のMRTは捷運(ジィエユン)と言い、路線は南北が紅線(Red Line)、東西が橘線(Orange Line)とシンプルでわかりやすいです。

MRTは5~10分おきに運行しており、乗車料金は20~60元(約72~220円)です。日本と同様に改札でICカードか、1回分のトークンをかざして乗車します。

地下鉄(MRT)の自販機高雄のMRTは3両編成と短いですが、それでも混雑していることは少ないです。車内はとても綺麗で、乗客のマナーも良いです。座席の両端は優先席(博愛座)なのですが、多少混雑していても、皆きちんと空けて座っていることが多いです。

また、台湾のMRTは喫煙はもちろん、飲食さえも禁止なので注意しましょう。車内では到着駅のアナウンスおよび電光掲示板もあるので、次がどこの駅かもわかりやすいです。

LRT(ライトレール)

LRT(ライトレール)

また、LRT(ライトレール)と言われる、環境に優しい架線レスの次世代型路面電車も一部の場所で運行しています。

駅で切符を購入すれば30元、ICカードなら10元で乗車できます。現在も全線は開通しておらず、将来的には高雄市を1周する予定とのことです。

鉄道(高鐵・台鐵)

駅

高鐵(ガオティエ)および台鐵(タイティエ)は他の都市とを結ぶ長距離の鉄道です。

高鐵は新幹線のことで、台北・高雄間を1時間半~2時間で結び、値段は約5,500円ほどです。

台鐵には、特急、急行、普通の3種類があり、台北・高雄間なら特急で約3時間半、急行で約5時間、普通で約7時間かかります。値段は特急と急行が約3,000円、普通なら2,400円ほどです。

電光掲示板

どちらも時刻表通り正確に運行しているので、大きく遅れる心配はありません。

台北・高雄間は、時間を節約したい場合は高鐵、余裕がある場合は台鐵あるいは長距離バスを使うのが良いでしょう。

バス

バス

市バスも一卡通で乗車が可能で、乗車料金は12元(約45円)からと安いです。

バス停にいても、乗車するときは手を挙げないとバスは止まりません。前のドアから乗車して前払い、降りるときはボタンを押して後ろのドアから降ります。

時刻表はありますが、路線によっては時刻表通りに来ないことも多いです。乗り慣れれば便利だと思いますが、やはりわかりやすいのはMRTなので、私は普段バスを使うことは少ないです。

長距離バスは高雄駅の周辺に各バス会社のターミナルがあり、窓口でチケットを買うことになります。高雄から台北まで約5時間でチケットはバス会社によって異なりますが、530元(約2,000円)からあります。

レンタサイクル(Cbike)

レンタサイクル(Cbike)

高雄のレンタサイクル(Cbike)のスタンドはMRTの駅前や公園、主要スポットには必ずあります。一卡通あるいはクレジットカードを利用してレンタルすることができます。

一卡通を使用するには事前の登録が必要で、しかも居留ビザを持っている人しか登録できませんが、クレジットカードなら事前登録も必要なく、誰でもレンタルすることができます。

サイクルスタンドにある機械でクレジットカードを読み込み、借りたい自転車の番号を入力すれば、ロックが外れ、使用することができます。借りたスタンドでなくても、スタンドがあるところならどこでも返却ができるので便利です。

また、近くのスタンドがどこにあるか、貸出可能な自転車が何台あるかを専用のスマートフォンのアプリですぐ調べることができます。利用料金は最初の30分以内は無料、60分までが5元(約20円)でその後30分ごとに10元です。

タクシー

タクシー

タクシーは台湾では計程車(ジーチェンチャー)と言います。メーター式で、高雄市の初乗りは85元(約320円)と、日本に比べて安く、気軽に利用することができます。

また、台湾では配車サービスUberも一般的になり、数も多く、すぐに呼ぶことができて安心なので、登録しておくことをおすすめします。

まとめ

このように、台湾高雄は公共交通機関が大変充実しており、距離によって使い分けられるので、どこに行くにも不便はありません。さらに交通費が、電車もタクシーも日本よりずっと割安なのも嬉しいことです。

それでも台湾は基本的に1人1台はバイクを持っているようなバイク大国なので、台湾人は通勤や買い物もバイクで行くのが一般的です。

レンタル自転車や環境に良いLRTの建設を進めるなど、台湾政府は環境汚染対策を行なっていますが、台湾の大気汚染は日本より深刻です。

これだけ公共交通機関が便利でもバイクが不可欠なのは、日本と違って、道路に歩道がなかったり、あちこちに車やバイクが停めてあって、とても歩きにくい、自転車で走りにくい環境であったりするからだと私は感じています。

実際私も自転車に乗っていて危ない思いをしたことが何度かあります。環境汚染対策のためには、まず歩行者や自転車に優しい道に整備してくれることを私は望んでいます。

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