さて、以前「【決定版】マレーシア初級者向けの殿堂入りおすすめ土産10選」をお届けしました。初めてのマレーシア旅行や、マレーシア移住後初めての一時帰国の際におすすめの10選でした。
今回は、もう少し踏み込んだ「中級者向け定番土産10選」をご紹介しようと思います。殿堂入りとまではいきませんが、マレーシアではとても有名で、日本人にも人気のある商品です。
私自身、マレーシアでの生活で日々利用しているものばかりで、自信を持ってご紹介できるアイテム10選となっています。※1リンギット=約28円
カヤジャム
カヤジャムって聞いたことありますか?シンガポールにも同じジャムがあるので、ご存知の方も多いかもしれませんが、ココナッツミルクを使ったジャムです。
ココナッツミルクに卵と砂糖を加えて煮詰めたジャムで、パンダンリーフ(緑色のバニラを思わせる甘い香りの植物)を加えて香りと色付けをしたバージョンもあります。
このカヤジャム、マレーシアやシンガポールで愛されているのですが、彼らローカルの朝ごはんの定番なのが、このジャムを使った「カヤトースト」です。表面が色付くまでさっくり焼いたトーストにカヤジャムとバターをたっぷり挟んだもの。
お店で頼むと半熟卵がついてくるのですが、お好みで卵に醤油や胡椒をふりかけ、トーストを卵に付けながら食べるのです。それにローカルコーヒーがよく合います。
甘さのあるカヤジャムと醤油をかけた温泉卵が、甘じょっぱさの素晴らしいハーモニーとなるのです。
旅行でマレーシアに来る方はぜひ朝食もしくはおやつに、このカヤトーストを食べてみてください(卵をつけなくても、もちろん美味しいです!)。とても美味しいので、お土産にしたくなるはずです。
ジャムは瓶ものが多いので、どうしても重さと破損が気になるという方には、写真のようなプラスティック容器のものがスーパーに売っています。左がプレーンのカヤジャムで、右がパンダン入りです。
ミーゴレン
ミーゴレンは、マレーシアだけでなくインドネシアでも国民食のひとつとして愛されている麺料理です。日本でいう焼きそばです。
こちらのローカル料理店でもいただけますが、スーパーで売っているインスタントのミーゴレンがとっても美味しいんですよ。実際、ローカルの料理店で提供されているミーゴレンはインスタント麺だったりします。
チープでジャンキーな味なんですが、なんだか病みつきになるんです。常備していると毎日でも食べてしまいそうなので、食べ過ぎ予防のために私はたまにしか買わないようにしているほど。
作り方もとっても簡単で、麺を茹で(私は一緒に葉物野菜も茹でちゃいます)、茹で上がった麺に付属のソースや調味料と混ぜるだけ!付いているフライドオニオンがいい仕事をしてくれます。
単身の男性にもおすすめのお土産です。スーパーで購入できます。
クリスピーエビチリ
唐辛子、エビ、ネギ、ニンニクが入った調味オイルです。食べるラー油のような見た目です。
チャーハンや麺料理、野菜炒めの味付けにも使えますし、お豆腐の上に載せたり、鍋の薬味としても最高です。私は水餃子のつけだれにこれを入れたり、ゴマだれうどんの隠し味に使ったりもしています。
食べるラー油のように、ほかほかご飯の上に乗せて食べるには、私には辛すぎるのですが、辛いものが大好きな方にはぜひその方法にトライしていただきたいです。
なぜなら、味が美味しいから!辛いものが苦手な方でも、薬味としてはとてもおすすめです。
辛い物好き、お料理好きな方にどうぞ!スーパーの調味料売り場に置いてあります。
マレーシアブランドの靴とバッグ「VINCCI」「nose」
マレーシアのローカルブランドでとても人気のある靴とバッグのショップがあります。それが「VINCCI」と「nose」です。トレンドをしっかり押さえながら、ローカルブランドだけあって大変お手頃なのが人気の秘密。
特に「VINCCI」は店舗数も多く、バッグや靴以外にも時計や小物、スカーフなども取り扱っています。2足で69リンギット(約2,000円)というものから、1つ200リンギット(約6,000円)程度のものまであります。
「nose」も同様にマレーシアブランドです。こちらはよりトレンド感が強く、若い女性に人気です。
価格帯は70リンギット(約2,000円)から300リンギット(約8,400円)ほどです。自分へのお土産や家族、仲の良いお友達へのお土産に向いていると思います。
大型ショッピングモールには入っていることが多いですが、観光客が多いSuria KLCCにどちらの店舗も入っているのでご紹介しておきます。
VINCCI基本情報
- 名称:VINCCI Sure KLCC
- 住所:C15L, Concourse Level, Sure KLCC Shopping Mall, Kuala Lumpur
- 公式HP:http://www.padini.com/
nose基本情報
- 名称:nose Suria KLCC
- 住所:Lot C33, Concourse Level, Suria KLCC Shopping Mall, Kuala Lumpur
- 公式HP:https://noseintl.com/
スープパンミー
旅行中、もしくはマレーシア滞在中に誰もがきっと一度は食べているであろう、中華系の麺料理。下の写真がお店で提供されるスープパンミーです。
日本のうどんに似た小麦麺に、すっきりとしたスープが大変親しみがあります。そこに煮干やキクラゲ、フライドオニオン、魚のつみれなどが入っています。食べやすい魚介ベースのクリアスープと辛いスープがあります。
そんなパンミーがインスタント麺としても販売されています。日本人にとっても、大変食べやすいローカルフードなので、お土産にももってこいです。
5食ほどが1パックとして売られているため、バラまき土産としても良いのはないでしょうか?スーパーで購入可能です。
ellipsのヘアオイル
このヘアオイル、実はバリ島の定番土産です。ですが、マレーシアの薬局には必ず陳列されている商品で、在マレーシア日本人の中にも愛用者の多いヘアオイルです。
お手頃価格なのに、とても効果が高く、旅行などに持っていくのにも最適なので、私自身大好きな商品です。
種類も豊富にあります。紫外線や乾燥におすすめのピンク。枝毛・切れ毛に栄養を与えるオレンジ。サラサラの手触りと光沢を与えるイエロー。カラーリングで痛んだ髪にはパープル。写真にはありませんが、美しい黒髪を目指すならブラック。
カプセルが6つ付いているシート型や、そのシートが2枚入ったボックス型、大容量のボトル型があります。シート型は現在日本の100円ショップでも買えるようです。
とはいえ、この商品をもらって嬉しい方は多いと思いますし、大容量ボトルは日本では手に入らないので、マレーシアのお土産としても良いと思います。薬局で購入できます。
プラナカン雑貨
プラナカンをご存知でしょうか。プラナカンというのは、15世紀後半からマレーシアに移住し根付いた、中華系の移民のことを指します。ババ・ニョニャとも呼ばれます。そんな彼らが独自に築いた文化がプラナカン文化です。
プラナカン雑貨はパステルカラーがたくさん使われていて、花やつる草、鳳凰などが描かれており、女性の心を鷲掴みするデザインです。茶器やお皿も大変素敵なのですが、お土産としておすすめなのは、レンゲです。
陶器ではありますが、きちんと梱包してスーツケースに入れれば、小ぶりなので持ち運びも苦では無いですし、何よりかわいい!
クアラルンプールではチャイナタウンにある商店や、セントラルマーケットなどで購入できます。
肉骨茶(バクテー)・マレーシアカレーの素
肉骨茶(バクテー)は、マレーシア、シンガポールで食される、豚肉の煮込み料理です。その昔、重労働をしていた中華系移民たちが精をつけるために食べていたという肉骨茶。
豚のあばら肉や臓物を漢方素材で煮込み、お店によっては野菜やきのこ、揚げ湯葉なども加えます。付属のにんにくをたっぷり入れて食べると、そのうち体がポカポカしてきて、本当にパワーの付く料理です。風邪気味の時に食べる人も多いそうです。
そんな肉骨茶を家庭でも再現できる、肉骨茶パックが売られています。中には漢方素材が入っていて、お好きな豚肉とこの漢方素材、にんにくを一緒に煮て、お酒と醤油で味をまとめます。
私も前回、日本へ一時帰国した時は、このパックを買っていって家族のために作りました。そんなお土産の形も良いですよね。
もう一つ、マレーシアカレーの素もおすすめします。鶏肉(お好きなお肉でも作れます)と玉ねぎやじゃがいもを炒めて、このレトルトパックとココナッツミルクを加えれば出来上がりです。
日本のカレーとはまたひと味違う、マレーシアのカレーをお土産にいかがですか?各スーパーで取り扱っています。
イスラムデザイン雑貨
マレーシアはイスラム教国家ですので、街にはモスクがあり、イスラムデザインの建築物も目立ちます。このイスラムデザインが何ともすてきなのです。
イスラム博物館へ行くと、イスラムデザインの絵葉書やマグカップ、マグネット、布もの雑貨などたくさんのお土産と出会うことができます。
私が個人的におすすめするイスラムデザイン雑貨は、コースターや小皿、鍋敷きです。実はこれらはトルコから輸入されているのですが、イスラム教つながりということで、マレーシア土産としても喜ばれます。
日本でもこの数年は、モロッコやトルコの雑貨やインテリアコーディネートが大変流行っていますよね。
Suria KLCC Shopping MallのB1FやチャイナタウンにあるCentral Marketなどで購入できます。
fipperのビーチサンダル
fipper(フィッパー)は、マレーシアのビーチサンダルメーカーで、天然ゴムを使用したサンダルを数多く扱っています。
大型ショッピングモールに出店していることが多く、クアラルンプール中心部ではSuria KLCC Shopping MallやPavilionに店舗があります。
色の違いだけでなく、鼻緒の形や底の厚さなどの違いもあり、選びたい放題です!天然ゴムのため、クッション性が高く柔らかいので、歩きやすいのも高ポイント。
価格も15リンギット〜75リンギット(約420円〜2,000円)ほどで購入でき、お手頃です。
ちなみに日本でも購入できるようですが、価格はマレーシアの方が安いのでこの機会にどうぞ!
まとめ
中級者向け定番土産10選いかがでしたか?すでにご存知のアイテムもたくさんあったかもしれませんが、「そうか、こんなものもお土産になるね」と思われた方がいれば幸いです。
次のお土産シリーズは上級者向けを考えています。マレーシア土産を考えていると、次から次へと出てくるので、正直初心者向け、中級者向け、上級者向けの全30選では到底足りないと思い始めています。
以前は「また同じものをお土産にしてしまった」などと思っていたのですが、実は私たちの日常にたくさんのマレーシア土産があふれていることに気付いた筆者です。
次回のシェアをどうぞお楽しみに。
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