ボルネオ島(マレーシア)の北側を占めるサバ州、その州都であるコタキナバルは北の玄関口として、多くの観光客が訪れます。
リゾートホテルも多数あり、スピードボートで日帰りで行ける島々、東南アジア最高峰とも言われるキナバル山、その麓のキナバル国立公園、熱帯雨林のジャングルなど見どころ満載です。
一年中観光客であふれるコタキナバルの町中にはお土産屋さんが連なっていて、店員は英語、マレー語、中国語、韓国語、まれに日本語を使い分けて対応しています。
一口にお土産と言っても、たくさんありすぎて何を買おうか迷うほど。そんなコタキナバルのおすすめのお土産を紹介します。1MYR=約27円
ボード・ゲームのチョンカ
脳トレにもインテリアにもなる
チョンカはマレーシアの伝統的な遊びの一つで、フィリピンやインドネシア、シンガポールでも行われています。単純ですが,頭を使わないと勝てません。そして時間がかかります。
我が家にもありますが、とにかく時間がかかるので、つくづく南国ならではの遊びだなぁと感じました。
使うコマがビーズの地域もあるようですが、サバは貝殻を使うようでビー玉のチョンカは見かけません。値段はお土産屋さんでMYR50くらいから、重厚な木を使って木彫りや装飾が施されているとMYR700くらいと幅広いです。
インテリアとしてもおしゃれですよ。
遊び方を知ろう
1.2人で対戦します。写真のようにあらかじめ均等に貝を各穴に置いておきます。1つの穴に入れる貝の数はいくつでも構いません。その数が多いほど時間がかかります。
両脇の貝を貯める穴なので、初めは空にしておきましょう。
2.チョンカボートを横にして、挟むように座ります。自分の左側の大きい穴が貝を貯める穴になり、最終的にこの陣地にたくさん貝が入った方が勝ちです。
じゃんけんをして、勝った人から始めます。貝が拾える場所は自分側の7つの穴のみで、相手側からは取れません。
自分の陣地の好きな穴から貝を全部拾い、その左の穴から時計回りに1つずつ中に貝を入れていきます。
3.自分の大きい陣地に貝が入ればもう一度できます。この時も好きなところから始められます。
下の写真のように、自分が最後に置いた貝が空っぽの穴に入ったら、相手の番になります。
4.次の人も自分の陣地側の穴から貝を拾い、また順番に1つずつ入れていきます。
5.これを貝がなくなるまで繰り返すのです。相手から得た貝は両脇の自分の陣地に入れていきます。
6.最終的に自分の陣地に多くの貝を得た方が勝ちになります。自分の陣地により多くの貝を入れるためには、より多く自分が貝を動かし、陣地に貝を集めることですが、頭を使わないとなりません。
7.全ての貝が左右の大きい陣地に入ったらゲーム終了です。自分の陣地に貝がいくつあるか数えて、多い人が勝ちです。
サバ州だけの伝統お菓子、クエチンチン
マレー語でクエはお菓子、チンチンは指輪を意味します。その名の通り指輪形のお菓子と言いたいところですが、実際はレンコンを輪切りにしたような形をしています。
食感としてはカリントウのような感じです。広いマレーシアでもこれはサバ州にしかありません。コタキナバルの市場内やハンディクラフト・マーケットの隣にお菓子を売っているテントがあります。たくさん買うと安くなります。
逆にお土産専門の店ではあまり見かけません。市内でも観光客が入らなそうな店先につるされているので注意して歩いてみてください。
ずっと置いてあるものだと、しけっていることがあります。試食をさせてくれるところはあっても中身はチェックできないので、できるだけお客さんの多そうな回転のよいお店で買いましょう。
キナバル山の麓の紅茶、サバ・ティー
キナバル山の麓、ラナウという町で栽培されている紅茶です。紅茶ですが、渋みやクセがなくほうじ茶のような感覚で飲めます。西マレーシアでとれるボー・ティー(BOH Tea)の方が一般的には知名度は高く、コタキナバルでも購入できます。ボー・ティーの方が味のインパクトがありますが、サバにきたならぜひサバ・ティーをおすすめします。
ティー・パッグ入り、茶葉のみと2種類あり、内容量の種類もさまざまです。お土産屋さんではもちろん、スーパーでも購入できます。
こちらはさまざまなフレーバー・テイストのものです。缶もカラフルでかわいいです。女性に喜ばれそうですね。
愛嬌たっぷりテングザルの人形
ボルネオ島にしかいない鼻の長いテングザルが、ぬいぐるみとして売られています。
ウミガメやオラウータンのぬいぐるみもありますが、かわいさはテングザルがダントツです。実際にテングザルを見た人は絶対に欲しくなる一品です。
ショッピング・モール内や市街地のお土産屋さん、観光案内所などいたるところに並んでいます。
いくつかのメーカーが出していて大きさもいろいろありますが、写真のメーカーのものが一番かわいいです。この人形が確実に手に入るのは、サバの観光案内所です。
市街地の外れになりますが、戦後残った数少ないコロニアル様式の白い建物が観光案内所になっています。旅行者向けの情報を提供してくれるので、ここまで足を伸ばしても損はありません。
【観光案内所の基本情報】
- 名称:サバツーリズムボード(Sabah Tourism Board)
- 住所:51 Jalan Gaya, Pusat Bandar 88000, Kotakunabalu Sabah
- 電話番号:(60)88-212121
- 営業時間:平日 午前8:00〜午後5:00/土日 午前9:00〜午後4:00
なまこ石鹸はサンデー・マーケットで値切って
マレーシアの他の地域でも売られていますが、保湿力のあるなまこ石鹸はサバでも有名です。観光客向けにバティック布でかわいくラッピングされたものが、どこの店にも並んでいます。
写真のものはMYR8.9とシールが貼られていますが、だいたいどこも同じくらいの値段です。
なまこは英語でSea cucanber(シー・キューカンバー)と言いますが、コタキナバルの土産屋では「なまこ」で通じます。
お店に入って石鹸を見ていると、「なまこ」と日本語で言いながら店員さんが近づいて来るほど浸透している単語です。
なまこ石鹸はランカウイなど西マレーシアの島々でも有名なお土産ですが、使い比べてみてサバ州の石鹸はよりクリーミーな感触だと思います。パッケージがテングザルの写真のものもあるので、「ボルネオ島に行ってきたのよ」と言うにはうってつけです。
サンデー・マーケット
たいていどこでもたくさん買うと割引してくれますが、ダントツで安いのがサンデー・マーケットに出しているお店です。
サンデー・マーケットとは、毎週日曜の朝7時ごろから午後2時まで、コタキナバルのガヤ・ストリートという通りに並ぶ「日曜市」です。お土産品はもちろん、果物から植木、衣類、動物まで数百メートルにわたりテントが立ち並び、所狭しとお店が出ます。
ジェッセルトン・ホテルの前にいつも出店している石鹸屋は1つMYR4ほどですが、30個も買えばMYR70かMYR80くらいまで交渉できます。
店員さんは観光客に慣れており、日本語、英語、韓国語、中国語と巧みに使い分け話しかけてくるので、日本語と電卓で交渉可能です。ただし、30個となるとそれなりに重いのでそれも考慮してくださいね。
ここはほかに店舗は構えておらずサンデー・マーケットのみです。
まとめ
観光地コタキナバルは道を歩けばお土産屋さんにぶつかります。ドライ・マンゴーやドリアン・チョコレート、マンゴー・グミもいいですが、これは東南アジアならどこでも買えますよね。
せっかくコタキナバルに来たのなら、ぜひサバ州ならではのお土産を選んではどうでしょうか。
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