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韓国の語学学校へ留学して韓国語をマスターしよう!

韓国

ここ数年、韓流ブームの影響により、日本から韓国への語学留学が増え続けています。

韓国留学の場合、特に年齢の上限が設けられていないことに加え、日本のカレンダーに合わせ、年末年始や夏季休暇の1週間コースやゴールデンウィークの5日間コースなどを開講している学校もあり、日本人が留学しやすいプランが整っています。

これにより、半年~1年間の長期留学、大学や大学院への留学をする学生はもちろん、休暇を利用してプチ留学をする社会人や主婦の方も増えています。

今回は、学生時代に韓国へ交換留学し、現在は韓国で暮らす私の経験から、韓国の語学学校と留学生活の様子についてご紹介します。

目次

韓国の語学学校の種類

机

韓国へ私費留学する場合、多くの場合、語学学校で韓国語を学びます。韓国の語学学校は、大きく2種類に分けられます。

大学附属の語学学校

まず、大学附属の語学学校です。韓国の大学が、外国人留学生を受け入れるために運営する語学学校で、韓国では「語学堂(オハクタン)」と呼ばれます。

語学堂は、キャンパスの中にある場合が多く、大学によっては、学部や大学院の学生と同じ寮を使用できるところもあります。

韓国語を学ぶ語学堂は、当然、留学生ばかりですが、授業外で韓国人の現地学生と親しくなれる機会が多いのが特徴です。また、食堂や図書館などは大学の施設を利用できるため、韓国のキャンパスライフを満喫できることもメリットの1つです。

ほとんどの語学堂では、高卒以上であれば入学が可能です。

トウミ制度

さらに、多くの語学堂では、「トウミ制度」を設けています。トウミ制度とは、韓国人の学生と1対1でペアとなり、韓国語はもちろん、日常生活や各種手続きなどで、分からないことや難しいことがあれば、何でも相談できるボランティアのことです。

多くの留学生が、このトウミ制度を通して、韓国人の学生たちとの輪が広がり、積極的に交流をしています。

一般企業が運営する語学学校

次に、一般企業が運営する語学学校です。日本で言えば英会話スクールとよく似ています。大学附属の語学学校とは異なり、授業がいろいろな時間帯に設けてあったり、授業以外は自由に過ごせたりするのが特徴です。

また、会話専門クラスや週末クラス、韓国語能力試験対策クラスなど、学習者の目的別に、多様な授業が用意されています。

基本的には、授業を受けるためだけに通う場所なので、韓国で他の活動をしたり、アルバイトをしたりする人におすすめです。

このような語学学校の場合は、16歳以上から入学が可能なので、最近では日本の高校生が夏休みを利用して韓国へ短期留学するケースも多く見受けられます。

韓国の語学学校のクラス

学期

一般的に、語学堂や語学学校では、1年を4回に分けた4学期制のところが多いです。

1学期が2~3ヵ月で、1学期ごとに授業の開始と修了があります。1学期のみ通う人もいれば、1学期と2学期の約半年間、1~4学期の約1年間通う人もいます。入学時期と学習期間を選べるのが特徴です。

カリキュラム

カリキュラムは、韓国教育財団が運営する「韓国語能力試験」の級数に合わせ、1~6級の6レベルに分かれているところが多いです。1級が初級、級数が上がるごとに、難易度が高くなります。

レベルテスト

入学時にレベルテストを受け、単語や文法、簡単なインタビューなどによって、クラスが分けられます。授業は、読み・書き・聞き取り・作文などから成っており、すべての能力をバランスよく習得できるようにカリキュラムが組まれています

各レベルのおおまかな目安は、次のようになっています。

  • 1級:自己紹介や生活に必要な基礎的な言語を駆使できる。
  • 2級:電話や依頼に必要な言語を駆使し、郵便局や銀行などで手続きに必要な会話ができる。
  • 3級:日常生活を問題なくこなせ、文章語と口語の基本的な区分ができる。
  • 4級:ニュースや新聞をある程度理解でき、慣用句や社会的・文化的内容の文章を理解できる。
  • 5級:専門分野における研究や業務に必要な言語を理解し、使用できる。
  • 6級:政治・経済・社会・文化など全般的なテーマにおいて不便なく使用でき、自己表現できる。

おすすめの語学学校3選

延世大学校語学堂

ソウル中心部に位置し、韓国の私立大学ではトップクラスの優秀な延世大学校。勉強しやすい環境が整っており、日本人にもとても人気のある語学堂です。

大学の学生数は約36,000人で、キャンパスはもちろん、大学を中心として、街全体が活気にあふれています

授業

この語学堂では、月曜日~金曜日まで、週5日間授業が行われ、午前9:00~13:00と午後13:40~17:30のコースから選ぶことができます。

授業料

授業料は、1学期(10週、200時間)1,730,000ウォン(約173,000円)と選考料80,000ウォン(約8,000円)です。

成績

成績は、中間試験40%、期末試験40%、その他20%(授業参加度、理解力、発音、イントネーションなど)によって評価されます。読み、聞き取り、読解、作文の領域比は25%ずつで構成されています。

基本情報

  • 名称:延世大学校語学堂
  • 住所:Korean Language Institute, Yonsei University, 50 Yonsei-ro, Seodaemun-gu, Seoul, 03722
  • アクセス:地下鉄2号線「新村駅」3番出口から7024番バスに乗車、「梨大付中」で下車)
  • 電話番号:82-2-2123-8551
  • 公式サイト:https://www.yskli.com/_jp/default.asp(日本語)

Easy Korean Academy

ソウル南部のおしゃれな街、「狎鴎亭(アックジョン)」に位置する語学学校です。1994年に設立されて以降、多くの外国人を対象とした韓国語教育の歴史が長いのが特徴です。また、韓国語教師の養成や韓国語教材の出版を行っている専門教育機関です。

授業

ここでは、月、火、木、金の週4日、午前10:00~13:00の時間帯に授業を行っています。約10名前後の少人数制です。入学時期は毎月初めで、授業は4週ごとにカリキュラムが組まれています。入学時期と学習期間を選べるのが特徴です。

授業前にレベルテストを行い、クラスが決められます。文法、語彙、会話、聞き取り、作文、読解を網羅しながら、主に会話中心で授業が進められます。

授業料

授業料は、登録料30,000ウォン(約3,000円)、授業料(4週)400,000ウォン(約40,000円)、教材費28,000ウォン(約2,800円)、レベルテスト代金5,000ウォン(約500円)です(2017年度現在)。教材費はレベルによって異なり、レベルテスト代金はコース登録時に返金されます。

その他、1週間の短期コースや個人レッスン、土曜日コースや韓国語能力試験対策コースなど、学習の目的に合わせて、多様なコースが設けられています。長期休暇を取れない社会人や、韓国留学のリピーターの方におすすめです。

基本情報

  • 名称:Easy Korean Academy
  • 住所:Sinsa-dong 619-2, 3F, JeongJin Bldg, Gangnam-gu, Seoul, 135-894
  • アクセス:地下鉄3号線「狎鴎亭駅」2番出口から徒歩約5~7分
  • 営業時間:平日9:00~18:00、土曜日9:00~16:00
  • 電話番号:82-2-511-9314
  • 公式サイト:http://www.edukorean.com/Japanese/(日本語)

釜山大学校国際言語教育院

韓国第二の都市、釜山。日本から近く、首都ソウルから離れた地方にあるので、ソウルとは違った環境で生活してみたい方におすすめです。

釜山大学校は国立大学で、学生数は約34,000人の大規模大学です。その附属の国際言語教育院は、主に外国語教育と外国人のための韓国語教育を推進する機関です。

授業

ここでは、1年4学期制で、1学期は10週間で授業が進められます。月曜日から金曜日までの週5日、午前9:00~12:50に授業があります。

授業は、学習者のレベルに合わせ、読み、書き、会話、語彙などを全般的に学習できるようカリキュラムが組まれています。

韓国語の授業の他に、さまざまな韓国文化体験が用意されています。例えば、韓国舞踊、テコンドー、陶磁器工芸、伝統料理、韓紙工芸実習などの韓国文化体験や、遺跡の散策、伝統公演の観覧など、韓国の伝統や歴史を学ぶ課外授業もあります。国立大学なので、経済的な負担も少なく、多角的に学べる環境が整っています

授業料

1学期(10週間)の授業料は、教材費込みで1,400,000ウォン(約140,000円)です。

基本情報

  • 名称:釜山大学校国際言語教育院
  • 住所:International Language Institute(#504), San 30, Jangjeon-dong, Geumjeong-gu, Busan 609-735
  • アクセス:地下鉄「釜山大駅」から徒歩約20分
  • 電話番号:82-51-510-1982
  • 公式サイト:https://lei.pusan.ac.kr/_Japanese/1001001.asp(日本語)

韓国の語学学校修了後の進路

韓国

韓国の語学堂や語学学校に留学することで、日常生活に必要な韓国語、さらにはディスカッションやミーティングが可能なレベル、仕事が支障なくできるレベルまで、段階的に効率よく学習することができます。そのレベルに応じて、修了後の進路はさまざまです。

大学進学

韓国の大学への進学を目指す人は、まず語学学校で半年~1年程度勉強し、大学受験に備える人もいます。また、既に大学へ通いながら、もう少し韓国語の能力を補うため、語学学校へ通っている人もいます。

就職を目指す

韓国は学歴社会なので、語学学校修了というのは学歴とは見なされず、あくまで韓国語能力を向上させるための付随的な資格にすぎません。やはり、韓国で就職を目指すのであれば、語学学校を修了し、さらに韓国の大学や大学院へ進学するのが主流です。

もし、既に日本でITや技術などの専門分野で職務経歴があり、韓国語能力さえあれば就職できるような人であれば、語学学校を修了することで、韓国で就労ビザを取得し、韓国企業に就職することがより現実的になると言えます。

まとめ

韓国では、国を挙げて外国人留学生の受け入れと韓国語学習者を増やすことに積極的に取り組んでいます。そのため、1年を通して入学時期や学習期間を学習者が選択できるようになっているため、目的や期間に合わせて学ぶことができる、という最大のメリットがあります。

逆に言えば、目的をしっかり持っておくことで、修了後のステップアップや将来役立つスキルに繋げることができるということです。

首都圏か地方か、語学学校の形態はどれがいいか、授業外の時間をどう過ごすかなど、自分に合った留学のカタチを思い描いてみてください。そうすることで、自分らしい留学生活を送ることができます。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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