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カナダでのワーホリで稼ぐ!チップなしの仕事でも貯金ができた私の給料事情

服

ワーキングホリデーの目的は人それぞれです。とにかく英語の環境で働きたい人もいれば、生活を楽しみたい人もいると思います。でも実際、カナダでのワーホリでどれくらい稼げるのかは誰もが気になるところではないでしょうか。

トロントにワーホリ滞在していた私は、お給料より環境と経験重視で仕事を探しました。とはいえ、ヨーロッパ旅行ができるくらい貯金することができました。

今もトロントに住む私から、当時のお給料事情についてご紹介したいと思います。

※1カナダドル=約87円

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目次

カナダでのワーホリで私がしていた仕事はブティック販売員

服

トロントでアパレル販売員として働くことが夢でした。そこで、街中のアパレルショップに直接履歴書を渡して回り、その数は100枚以上にも上ります。

第1志望のブティックには毎週金曜日の同じ時間に履歴書を渡しに行き、顔を覚えてもらう作戦に出ました。そのおかげでボスからメールがあり、面接を確約することに成功。

面接では、そのお店とドレスがいかに好きかということを熱烈にアピールしました。そして、その場で合格をもらい、晴れて第1志望のブティックで働けることになったのです。

勤務スタイル

このブティックで、パートタイムの販売員として1年間働きました。ちなみに、パートタイムは日本でいうアルバイトのようなもので、フルタイムは正社員のことを指します。

私は平日2~3日と週末2日間を合わせた週4~5日、勤務していました。平日はほとんど15時から19時まで、週末は12時から19時まで。平日はクローズを任され、週末はオープンからクローズまで担当することが多かったです。

仕事内容

接客はもちろんのこと、レジ操作もしていました。

1人でオープンする際は、まずレジを立ち上げます。お金は常にレジの中に入っていたので、特に補充する必要はありませんでした。次に、ドレスの出し忘れがないか確認します。品切れや品薄になっている商品はボスに報告します。

また、マネキンのコーディネートも担当。季節や天気に合わせてコーディネートし、お客様の入店につなげられるよう工夫します。

1人で勤務する時もあったので、全ての業務を1人でこなす日もありました。

待遇・仕事環境

小さいブティックだったため、ポジションや昇給というものは特になかったです。大きいお店だと接客をしたお客様からチップをもらうこともできるようですが、残念ながら私の職場にはチップ制度はありませんでした。

それでも、1人のお客様を最初から最後まで接客できるので、私にとってはとても良かったです。

完全英語の環境だったため苦労することもありましたが、接客英語を身につけることができ、お客様を通して他文化を知ることもできました。

なお、ボーナスや有給休暇はありませんでしたが、急な用事があるときにはボスに相談すると日本より休みが取りやすかったです。

カナダのブティック勤務時のお給料大公開

給料明細

1か月の給与は約12万円

私が働いたのは2016年7月からで、時給は12ドル(約1,000円)、1か月平均1,400ドル(121,800円)のお給料をもらっていました。カナダでは2週間に1回お給料が支払われるため、2週間ごとに大体700ドル(約60,900円)をもらうことになります。

パートタイムなので短時間ではありますが、生活費をまかなうには十分でした。ただ、交通費は出ません。

なお2018年、トロントのあるオンタリオ州の最低賃金が14ドル(約1,220円)に上がりました。パートタイムでも、より稼げるようになるのではないでしょうか。

社会保険料は天引き

給与明細に書いてあるEl(welfare)は福利厚生、C.P.P(Canadian Pension Plan)は年金のことを指します。これらは全て給与から天引きされています。

ワーホリ中に福利厚生など全く気にしていなかったので、実際に何がカバーされていたのか分かりません。これから渡航する人はぜひ確認してみてください。

タックスリターン

毎年2月にタックスリターン、いわゆる年末調整を行います。日本では会社が全てやってくれますが、カナダでは個人で行います。

ただ、私の場合は返金額が低く、口座に振り込みされる時期には日本に帰国予定だったので、手続きしませんでした。日本の口座に振り込んでもらうこともできますが、手数料や仲介料などが取られてしまいます。

もちろん、多く稼いでる人はその分、返金額も多いので、タックスリターンをして損はないと思います。

お金

実は間違っていた私のお給料プチ事件

上述したように、契約は時給12ドル(約1,000円)でしたが、初めの2か月ほどは11.60ドル(約905円)で支払われていました。当初は特に疑念を抱くこともなかったのですが、新しく入って来た人と給料明細の見方を話していたら、私より彼女の方が多くもらっていることに気が付きました。

何かの間違いなのか意図的なのか分からず、落ち込んだことを覚えています。ボスにお金のことを聞くのは勇気がいりましたが、今後の自分のためと思い、話を切り出しました。

簡単に済まされた重大な間違い

するとなんと、お給料は別の部門で管理していて、そこでの手違いだと思うとのこと。さらっと言われてしまいました。話をした結果、その後はきちんと12ドル支払われ、それまでの差額は現金でもらうことができました。

さらっと言われたことはさておき、疑問に思ったことはきちんと伝えることが大切ですね!

カナダのお給料は銀行口座への振り込みではない

銀行

チェック(小切手)で給与支給

日本はお給料が銀行口座に自動的に振り込まれるシステムですよね。実は、少なくとも当時はカナダにはこのシステムがなく、チェック(小切手)と呼ばれるものがお給料日に渡されます。このチェックから自分で口座に入金するシステムが主流です。

私は、自分がチェックを渡されるまでこのシステムを全く知らなかったので戸惑いました。

勤務初日に身分証明書など必要なものを持っていき、もちろん口座番号も必要だろうと思い用意していました。しかし、口座番号の提出は不要。それでも、自動振り込みだと完全に思い込んでいた私は、のちに口座番号をどこかに提出するのだろうと考えていました。

そんな知識不足の状態で初めてチェックをもらった日。これは何!?どうすればいいの!?と疑問の嵐でした。事前に調べておくべきだったと今は思います。

チェックから口座に入金する3つの方法

1. 専用アプリを利用

自分が使っている銀行のアプリをインストールし、それを使ってチェックを読み取りデータを送信するシステムです。アプリを使えばいつでもどこでも手続きすることができるので便利です。

2. ATMを利用

ATMにはお金だけ入れるものかと思っていましたが、チェックを入れることも可能なんですね。24時間稼動しているATMも多く、窓口に並ぶ必要がないので、アプリをインストールするのがめんどくさい方におすすめです。

ちなみに、ATMによっては、機械に設置されている封筒にチェックを入れてからATMの中に入れるようになっているので気をつけてください。

ただ、私はATMでお金を預けて、そのお金が行方不明になった経験があります。これがトラウマでATMはあまり利用しなくなりました。

銀行

3. 銀行窓口を利用

チェックを渡すとその場でスキャンされ、口座へと入金されます。

銀行へ行って並ばなければいけないので面倒かもしれませんが、この方法が私の中では一番安心だったので、私は毎回窓口に行っていました。上でも触れたように、カナダの銀行は日本の銀行とは違い経験上信用できない部分もあるので、ATMの他ネット上での入金も極力避けていました。

口座反映までには最低3日

どのやり方でもお給料が口座に反映されるのに少なくとも3日はかかります。土日や祝日を挟むと3日以上かかるので、すぐにお金が必要という方は注意が必要ですね!

カナダ・トロントでの1カ月の生活費(固定支出)

毎月の定期的な出費は家賃、食費、携帯代、定期代の4項目です。

家賃

友達と部屋をシェアしていたので、家賃は月350ドル(約30,450円)でした。トロントのシェアハウスの家賃相場は月550〜600ドル(約50,000円前後)です。それに比べるとかなり抑えることができていました。

この友達はフィンランド人で、私の渡航前からトロントに住んでいたため、事前に一緒に住めないか相談しました。優しい友達はいつでもおいでと言ってくれたので、一緒に住むことになりました。

食費

月に50ドル(約4,350円)以内に抑えていました。

トロントで売っている野菜や肉は1人用にしてはかなり大きいです。そのため、作り置きして長期保存できるようにしていました。

私がスーパーで買った物の中で一番高かったのは日本の調味料です。でも、やはり日本の調味料は個人的に欠かせないので奮発していました。

携帯代

カナダの携帯会社には格安プランが多く揃っています。

私は格安携帯会社Freedom mobileの携帯を使っていました。加入していたのは、通話とテキストが無制限で3GBのデータがついた月30ドル(約2,610円)のプランです。トロントはwifi環境が整っているので、データを使用することはあまりなかったです。

ちなみに、今トロントで使っている携帯はkoodo mobileのプリペイドです。通話とテキストのみでデータは使えないのですが、毎月たったの15ドル(約1,300円)。

プリペイドは毎月の契約ではなくチャージ式のプランです。解約の必要もないため簡単かつ安上がりで、データを使わない人にはおすすめです。

定期代

毎月141.50ドル(約12,310円)。毎日バスに乗っていたので定期(マンスリーパス)は必須でした。

トロントの交通手段は地下鉄・バス・路面電車の3つで、距離に関係なく1回の乗車につき3.25ドル(約280円、2018年10月現在)ですが、定期を持っていると、交通機関の種類や区間にかかわらずトロント市内ならどこでも行けるのでお得だと思います。

日本の定期は区間ごとに買わなければいけないため、トロントより高い気がします。

ただ、マンスリーパスの値段は徐々に値上がりしているので、これ以上高くならないことを祈るばかりです。お給料の項目でも述べましたが、残念ながら職場から交通費は出ません

チケット

※地下鉄の切符。バスや路面電車の場合は薄く細長いです。

4項目の合計は月約5万円

私なりに生活費は節約できていたと思います。この4項目の出費を合わせても大体580ドル(約50,460円)なので、通常のシェアハウスの家賃分よりも安く抑えることができていました。

カナダでのワーホリで日本より貯金できたわけ

カナダ日本で働いていた時より勤務時間は圧倒的に少なかったですが、はるかに多く貯金することができました。上の項目でもご紹介したように、生活費を抑えられたことが大きいです。

安い食材を購入

近所にはリーズナブルなスーパーがあり、他のスーパーよりも食材を安く買うことができました。スーパーは近くにいくつかあるのですが、食材や飲料など項目ごとに安いスーパーをルームメイトが教えてくれたこともあり、助かりました。

また、そのルームメイトがよくスーパーのチラシを持って帰ってきていたので、私もチラシを見てから買い物に行くようにしていました。

遊ぶ時はリーズナブルなお店やスポットで

友達と飲みに出かけることが多かったのですが、私が住んでいたエリアはダウンタウンから少し離れていて、比較的リーズナブルなお店が並んでいました。ダウンタウンだとビール1杯が10ドル(約870円)ほどですが、私が住んでいたエリアでは5ドル(約430円)ほどで飲めていました。

また、ルームメイトやカナダ人の友達にローカルな情報を聞いて、あまり高くなく、なおかつ留学生が知らないようなスポットを知ることができました。そのおかげもあり、ダウンタウンで遊ぶ時も出費を抑えることができました。

自転車で移動

トロントでは自転車を持っている人が多いです。実際に自転車で出勤する人をよく見かけていました。自転車用の道も整備されているので、バスや地下鉄を使わずに自転車を交通手段にするのもいいと思います。

真冬は雪と寒さで乗れないと思いますが、それ以外の季節は自転車を使うことで定期代を節約することができます。

ただ、自転車用の道が整備されているとはいえ、トロントのドライバーは日本に比べて運転が荒いです。十分気をつけてください。

私自身も最近、トロントで自転車を使うようになりました。今住んでいるのは住宅地の静かなところなので車も少ないですが、なるべく裏道を使い、交通量が多い場所では自転車から降りるようにしています。

ネットで中古自転車を探そう

kijijiやe-mapleから中古の自転車を見つけることもできるので、興味がある方は探してみてください。

日常生活をシンプルに

服やコスメにもあまりお金をかけなくなりました。ブティックで働いていたので、安くお店で買うことができたのも大きいです。何より、カナダの人たちはとてもカジュアルなので、私もいい意味で影響されました。

ご飯を食べに行くだけなのに、日本にいた時のような服を着てメイクをしていると、パーティーに行くの?とよく聞かれました。

また、ブティックで働く以外の空いている時間を使って期間限定の仕事もしていたため、より貯金に回せるお金がつくれました。その結果、スイスとポーランドに遊びに行くこともできましたよ!

まとめ~条件は最初にきっちり確認を

私の場合はチップなしでしたが、チップ制度のあるバーテンダーやウエイトレスならより稼げます。ただし、チップは何パーセントもらえるのか必ず確認しましょう。また、チップを渡さない違法なお店もあるので注意してください。

面接時に給与を確認するとともに、週に何時間働きたいか伝えることも大事です。確認せずに全くシフトをもらえなかったという人もいます。

お金のことは話しづらいかもしれませんが、きちんと把握しておくことが大事です。全てが英語なのでなおさら難しいと感じますが、ワーキングホリデーだからこそできる経験だと思ってトライしてみてください。

思っている以上に稼げるかもしれませんよ!

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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