ミュンヘンに訪れるなら、必要となるのは現地の通貨です。ミュンヘンはドイツの中でも比較的大きな都市に分類されるため、ATMや銀行もすぐ見つかり、両替で困ることはありません。
それでは、具体的にどのように日本円からドイツの通貨を手に入れることができるのでしょうか。このページでは、窓口両替の他、クレジットカードのキャッシングや国際キャッシュカードなど、ドイツで現地通貨を手に入れる方法を徹底解剖。
さらにどのような方法が効率的でお得なのかをご紹介していきます。
ドイツの現地通貨はユーロ
ドイツに来たらまずは現地通貨を手に入れましょう。ドイツの通貨はユーロで、表記は€です。Euro、またはEURと表記されることもあります。イギリスやスイスなど例外もありますが、ユーロは多くのEU諸国で使用されています。
昨今の円高傾向により、2018年9月3日時点で、1ユーロは約128円です。
ユーロを手に入れる方法
両替窓口
空港や駅などの両替窓口で円からユーロにしてもらうのが、これまでの最も一般的な方法です。行けばすぐに両替でき、英語で話すことさえクリアすればお金が手に入るので、最も簡単な方法でもあります。
ミュンヘンならミュンヘン空港や駅、中央駅やマリエン広場周辺などに両替窓口は必ずあります。しかし、空港や観光地など、多くの旅行者が集まる場所のレートは良くないので注意が必要です。
国際キャッシュカード
海外のATMから現金を引き出すことのできる国際キャッシュカードを作るのも一つの手です。4%ほどの手数料がかかりますが、自動で現地通貨に両替してくれます。各国で使えるので1枚持っていれば世界中の旅行で役に立ちます。
また、クレジットカードを作れない学生の留学にも重宝されます。
クレジットカードのキャッシング
クレジットカード1枚あれば、ドイツで特に困ることはありません。特に現金が欲しい人はクレジットカードからユーロをすぐに引き出すことができます。
ミュンヘンに限らず、ドイツに設置されているATMは、地方銀行専用のもの以外であれば、駅や空港、街中にあり、キャッシングにも対応しています。郵便局などでもキャッシングできるATMはあります。
ミュンヘンでは空港、中央駅、マリエン広場駅などはキャッシングATMが見つけやすい場所です。
ドイツのATMの使い方
ベルリンやミュンヘンなどの大都市の場合、大抵どこのATMもVISAやMASTER対応のクレジットカードキャッシングで現地通貨を引き出すことができます。
1. 対応言語を選ぶ
ドイツ国内のATMで対応しているのは、ドイツ語か英語です。英語にしたい場合はENGLISH/ENGLISCHを選びます。
2. カードを差し込む
カード差し込み口にクレジットカードを入れます。
3. 出金ボタンを押す
ドイツ語ならAUSZHLUNG、英語ならPAY OUT (出金)を選択します。
4. 金額を選ぶ
€20、50、100、150、200、300、500などから出金金額を選びます。それ以外の金額を出金したい場合は、画面脇のANDERE(その他)を選ぶと自分で出金金額を決められます。
5. PINをいれる
カードのパスワードを入れて完了です。タッチパネルではなく、PINは上の写真のようなボタンを使います。PINを入れたら、緑のBESTÄTIGUNGを押します。
キャンセルの場合は赤ボタンABBRUCH、間違えて戻りたい場合は黄色ボタンKORREKTURを押しましょう。
お得なユーロの両替方法
ドイツの空港に到着して、そのまま両替窓口へ直行するという方、ちょっと待ってください!そのやり方では損をしているかもしれません。損をせず、お得に両替をするための方法を3つ紹介します。
為替は常にチェック
為替は常に変動しています。特に、イギリスのEU離脱やトランプ大統領が細やかに行うツイートにより、「安定的」とされる円が買われ、2016年度以降円高傾向にあります。
すでに日本からの旅行者にはお得なレートかもしれませんが、よりお得なレートで換金するためにはレートチェックは欠かせません。円からユーロにしたい場合は、両替窓口の”We Sell”のレートを確認しましょう。
現地銀行で両替する
空港や駅、観光地の両替窓口は、レートが悪いことが多くあります。よりお得に両替したいなら、ドイツの銀行に行って両替するのがおすすめです。
旅行者にはハードルが高くなりますが、「Tauschen bitte. (タウシェン ビッテ/両替してください)」と言って円を渡すだけで替えてくれます。
日本で両替する
一般的に、現地で両替するより、日本で両替した方がレートが良いとされています。日本の両替窓口や、銀行を利用しましょう。もちろん、レートを確認した上で両替するのがベストです。
ただし、大きめの金額になると、ユーロ札の在庫がない場合があるため、飛び込みで両替する場合は注意が必要です。多額の両替の際は一度両替する場所に電話をして、ユーロ札の在庫を確認すると安心です。
ちなみに、多額の金額をユーロ圏に持ち込む場合、税関にて申告することが必要ですよ。
ドイツでの買い物はクレジットカードが便利
ドイツだけでなく、欧米では日本に比べてカード文化が浸透しています。地方の個人事業のお店でない限り、少額の買い物やスーパーでの買い物でもクレジットカードで買い物ができます。
「【楽天カード編】海外で便利にクレジットカードを使いこなそう!」にてクレジットカードの解説があります。
特にクレジットカードやデビットカードで買い物するのがスーパーでは一般的です。したがって、クレジットカードが1枚あれば、ドイツでの買い物で困ることは基本的にありません。高い手数料を払って両替する必要はほとんどありません。
ただし、電車のチケット券売機はドイツの銀行のデビットカードしか受け付けないので、電車分くらいの現金は持っておくと安心です。筆者がドイツに住んでいた時、持ち歩くのは常にクレジットカード、デビットカード1枚ずつと30ユーロほどでした。
クレジットカードなら万が一、盗難や紛失があった場合でも安心ですね。
まとめ
ドイツでユーロを手に入れるなら、空港や駅などの両替窓口が最も簡単で便利です。しかし、両替窓口ではレートが悪いため、現地銀行や日本で両替する方がお得に両替できます。
また、クレジットカードのキャッシングや国際キャッシュカードを持っておくと、防犯としても良いでしょう。なぜなら、現金では盗まれてしまえば返ってきませんが、カード類はカード会社などに連絡すれば止めることもできます。
旅行前にカード会社の連絡先など控えておいてくださいね。クレジットカードは、1枚あればドイツのどこでも買い物ができるので、「クレジットカードだけで買い物を済ませてしまう」というのが一番おすすめの方法です。
その際も、円とユーロのレートを見ておきましょう。
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