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オーストラリアで転職。面接のコツ、教えます。

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道筋

オーストラリアは転職社会です。だいたい40代まではポジションや待遇を上げるために、少しでもいい求人を見つけたらためらわずに転職します。そのためみんな、自分磨きの勉強やレジュメのアップデートなど周りには見えない努力をしています。

また、オーストラリアでは新卒の一斉採用がないため、労働市場は常に流動的。雇う側も雇われる側も少しでも良い条件を探しています。

そんな転職社会でネイティブのように転職したいあなたに、日本人はどうしても緊張してしまう面接で勝ち抜くためのとっておきのコツを教えます。

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オーストラリアでの面接で好印象を与える!まずは練習

女性

本番で練習以上に上手にはできません。こればかりは世界共通です。

面接は当然、英語で行われます。あなたはそこで、自分がいかにそのポジションにふさわしいか、あなたを雇えば会社にはどんなメリットがあるかを英語で説明しなければなりません

日本語だったらうまく言えるのに、と本番で悔しい思いをしないためにも、まずは面接の練習をしましょう。

練習は、具体的に応募したいポジションが決まる前から開始することをおすすめします。実際に応募すると、早い場合は即日、遅くとも2、3日以内にエージェントに会うケースがあるためです。早めに練習しておけば、応募してすぐの面接にも応じられます。

では、練習すべき具体的なポイントを見ていきましょう。

あいさつは笑顔ではっきりと

これは日本でも同じです。人は第一印象を30秒以内に決めるという説もあります。ですから、まずは良い第一印象を与えられるようにしましょう

日本人は、初対面の相手に満面の笑顔で明るくあいさつすることが苦手と言われています。面接では「あなたに会いたかった!」「会えてうれしい!」という気持ちのこもった笑顔が第一印象の決め手になります。

鏡の前で「Hello, nice to meet you!」「Hi, how are you?」とはっきり声に出しながら、とびきりの笑顔で言えるように何度も練習してください。

握手は力を入れてしっかり握る

握手も日本人が苦手なことと言われています。相手から出された手をそっと握ったり、必要以上に上下動させたりしてはいけません。この会社の看板を背負って歩くプロフェッショナルとしてふさわしくない、と判断される可能性大です。

手を出されたら、しっかりと相手の目を見つめて笑顔のまま、力を入れてグッと1回握ることがポイントです。上下動させる必要はありません。相手もかなりしっかりと握り返してくれるはずです。

おっかなびっくりの握手は悪印象

あるとき、同僚から聞かれました。

「なんで日本人って握手するのを嫌がるんだ?気分が悪いな」「ええ?どうしてそう思ったの?」「だっておっかなびっくり手を出してきて、そっと握るなんて。まるでこっちが、触りたくない汚物のように思われているみたいに感じるよ」。

ああ、そういう風にとられてしまうのか、と驚きました。

たかが握手、されど握手です。あなたの握手は「これから一緒にやっていきましょう、ぜひよろしく」というあなたの気構えを伝えるものです。しっかりと相手の手を握ってください。

想定問答のシミュレーション

次は、面接で必ず聞かれる質問に答える練習をしましょう。エージェントでも応募先の会社でも、最初に聞かれることはだいたい同じです。

志望動機

  • 「なぜこのポジションに応募したいと思ったのか?」

この質問に対する好ましい答えの一例は「今の会社は好きだし、周囲の人ともうまくやっています。しかし、自分はかなり以前から〇〇について関心を持って勉強してきました。そこで今回は新しいチャレンジをしたくなり、このポジションに応募したのです」という前向きなものです。

ネガティブな理由や、通勤が便利だからなどポジションと関係のない理由を述べることは厳禁です。

自己PR

  • 「なぜ自分がこのポジションにふさわしいと思うのか?」

この質問に対する好ましい答えの一例は「自分は〇〇について経験があります。このポジションで働いたら、その経験を生かしてXXという結果を出し、会社に貢献できると思うからです」という、自分を雇うと会社にどんなメリットがあるかをアピールするものです。

求人広告の内容を読み込み自己アピールにつなげる

デスク

具体的に応募したいポジションを見つけたら、その求人広告、特にJob description(ジョブ・ディスクリプション=仕事の詳細:どんな仕事を担当するかが書かれている)とDesired candidate(デザイアード・キャンディデート=求められる人物像)の詳細を頭に叩き込みましょう。

求人広告には、そのポジションを募集しているのがどこの会社かは書かれていないことが一般的です。ここは日本と大きく違うところですね。

求人広告の詳細が、応募する会社の姿勢や仕事の内容、どんな人を求めているかを知るための最大の手がかりになるためしっかりと読み込んでください。

「仕事の詳細」と自分の経験を結び付ける

記述されている仕事の詳細に、自分の経験に関係する部分を見つけたら「このポジションで必要な〇〇について私は経験があります」「XXを使うことができます」とレジュメに書き、また面接でも自信を持って伝えましょう

日本人は100%できると思わない限り「できます」と言わない傾向にあります。一方、オーストラリア人は10%でも知っていたら「できます」と言います。0%ではなく10%はできるので嘘はついていない、というロジックです。

企業側からすれば「できます」とアピールする人を採用したくなるのは自然なことです。

経験がなくてもポジティブ姿勢を徹底

ちょっと不安がある内容であっても、他の人間ができていることは自分にもできるはず、勉強すれば、または慣れればできる、と自分に言い聞かせて「できます」とポジティブに表明しましょう。

このときに、Job descriptionで使われていたものと同じ動詞を使うと効果的です。「しっかりとこのポジションについて研究してきたな」という印象を与えられるからです。

そして、仕事の詳細の中で知らないことがあったとしても「これは知りません」とは、決してこちらから口にしてはいけません。聞かれたら「やったことはありませんが、新しいチャレンジとしてぜひやりたいと思います」と笑顔で返しましょう。

常に積極的な姿勢を保つことが重要で、弱みを見せるのは厳禁です。

オーストラリアでは学歴と職歴の関係性が重視される

なお、オーストラリアでは一貫したキャリアを築いているかどうかも重視される点が特徴です。

日本では、文学部出身者が営業担当になるのはよくあることです。しかし、オーストラリアでは「なぜ文学を専攻したのにセールスをしたいのか?それならば、なぜセールス・マーケティングや経営学を学ばなかったのか?」としばしば問われます。

さらに、営業、経理、総務、再度営業というようにさまざまな部署を経験した人は一貫した分野でキャリアを積んでいないと考えられて「自分が何をしたいのかわからない人なのでは?」という印象を与えてしまいます。

しかし、過去は変えられません。

あなたが大学で何を学び、それをどうやって職場で生かしたのか、また、さまざまな分野で働いたことでどのような気付きがあり、今回のポジションの応募にどのように役に立つと思うかを伝えられるよう準備しましょう。

「求める人物像」に近い人物であることをアピール

どのような人物が求められているかは特に重要な情報です。

例えスキルがマッチしていても、そのポジションに必要な姿勢が欠けている人や、社風・現在の社員たちと合わない人は雇いたくないのが会社の本音です。

面接の際には、Job descriptionにある「求める人物象」をそのまま言うのではなく、少し違った言い回しでその人物像に近い人間であることを伝えましょう。単に内容をコピーしただけと思われるのを避けることが大切です。

逆に「求められる人物像」の形容詞はそのまま使って差支えありません。これも「よく研究しているな」と好印象を与えます。

「会社のポリシー」と見られるコピーを決め台詞に

Job descriptionの中に「この会社は『〇〇〇〇』のために共に働く人を募集します」とあったら、いただき!です。『〇〇〇〇』が会社のポリシー、またはキャッチフレーズの可能性が高いからです。

面接では「私も『〇〇〇〇』のために共に働きたいと願っています」と決め台詞を言いましょう。会社のことをよく研究している、と好印象を与えることができます。

エージェントとの付き合い方と面接にも注意

エージェント

エージェントに気に入られる努力を

オーストラリアでの転職の際、特に一般企業の求人応募はほとんどの場合がエージェント経由で話が進みます。そのため、まずはエージェントに気に入られる必要があります

「わが社のイチオシとして出せる人物だ」と思ってもらわなければ、仕事の紹介をしてもらえません。

逆に気に入ってもらえれば、希望したポジションには合っていないと判断されても別の案件を紹介してくれることがあります。

エージェントからの連絡には素早くレスポンス

エージェントから連絡があったら、早急に返答するようにしましょう。複数のエージェントが一つのポジションを争っている場合もあるので、エージェントには素早いレスポンスが好まれます

まずはオフィスでの面談スケジュールを聞かれるはずで、メールや電話で問い合わせがきます。その際には、連絡へのお礼の言葉を添えて2、3日以内の日を設定しましょう。

あまり遠い日を指定すると「熱意がない」という印象を与え、早い日を希望した他の候補者に決まってしまう可能性があります。

エージェントとの面談も選考の一過程

企業との面接本番前に行われるエージェントとの面談は良い練習です。本番と同じ気持ちで取り組みましょう。

あいさつと握手

これまでに練習してきたとっておきの笑顔で、チャンスをくれてありがとうとお礼を言いながらしっかりと握手をしましょう

こうすることで、オーストラリアの社会や文化を知っているプロフェッショナルな人物だ、という印象を持たれます。

志望動機と自己PR

次に、エージェントは明るく世間話でもしながらさりげなく、上記2つの必出質問をしてきます。この場面では、すでに練習してきているように自分の考えを簡潔に、しっかりと述べてアピールしましょう。

他の質問でも同様ですが、答える際は明確に分かりやすく答えることが重要です。持って回った言い方をすることは好ましくなく、難しい語彙を使う必要もありません。

企業との本番面接を意識して、素早く反応し簡潔に答えましょう。

とにかく前向きに

質問への答えは常に前向きな内容にします。エージェントは明るくて前向きで、さらにチャレンジ精神に富んだ候補者を好む傾向にあります。

そういう人物なら、採用される確率が高い=彼らが成功報酬を得られる可能性が高いからです。

想定外の質問も

面談では、思いもかけない質問で揺さぶられることもあります。私の実例ですが、エージェントからこんな質問がありました。

  • あなたを自分の友人と仮定して私に紹介してください。どんな人ですか?
  • あなたはたくさんの仕事が一時に来ても対応できますか?どうやって対応しますか?
  • 今の職場はどんなところですか?
  • このポジションの先はどんな仕事をしたいと思っていますか?
  • 今日読んだ新聞かWebサイトで印象に残ったものをあげてください。

予想外の質問でしたが、これらに答えた経験は後に会社との面接で大いに役に立ちました。

条件面の話は自分からは切り出さない

給与や待遇、福利厚生について、この段階でエージェントに質問することは厳禁です。給与目当てだと思われてしまい、話が進みません。

これは本番の面接でも同様です。相手が切り出すまで給与や待遇、福利厚生などについては聞かない、言わないでおきましょう。採用が本決まりになりそうな段階まで来たら、初めてエージェント経由で希望を伝えることもできるという程度に考えておきましょう。

フレンドリーな雰囲気に便乗しない

エージェントは一般的にとてもフレンドリーです。緊張していたのは気にしすぎだったかな、と思ってしまうほどの気軽さです。親し気に話しかけてきて、友達同士の雑談のような雰囲気です。

しかし、フレンドリーな態度や表情の裏では「この人はこのポジションに本当にふさわしいか?自分の会社のイチオシとしてクライアントに出せる人か?」と冷静にあなたを観察していることを忘れないようにしてください。

雰囲気に乗せられず、プロフェッショナルとして好感を持たれ仕事を紹介してもらえるように、彼らとうまく付き合いましょう。

オーストラリアでいよいよ面接本番!最後の確認を

ノート

レジュメ・仕事内容・人物像・決め台詞を再チェック!

エージェントとの面談に合格し、いよいよ会社名が知らされ面接日時が設定されました。面接直前に復習するべきことは、自分の書いたレジュメの内容を頭に入れることです。

突っ込まれても大丈夫なように、レジュメを再チェックしてください。提出しただけで安心してしまい、その内容を忘れていることが多いので注意が必要です。

また、もう一度Job descriptionの詳細とDesired candidate、会社のポリシーを読み返して例の決め台詞を頭に叩き込み、効果的に伝えられるよう復習しましょう。

笑顔と握手、あとは練習通りに

そして奥の手は、とびきりの笑顔としっかりとした握手です。これができればもう大丈夫。緊張しつつも、ガチガチにならないようにすることだけです。

面接ではまず自分の名前を告げ、時間を取ってくれたことにお礼を述べながら、しっかりと笑顔で握手をします。

質問にはできるだけ早く反応し、簡潔にわかりやすく答えましょう。

最後に、面接をしてもらったお礼と、ぜひ自分にチャンスを与えてくれるよう念押しすることを忘れず、再度とびきりの笑顔と固い握手で締めくくります。

オーストラリアでの面接時の服装について

服

オーストラリアでは一般的にビジネススーツの色は黒です。グレーやネイビーのスーツもありますが、特に若い世代は黒を好む傾向があります。

以下は、男性の場合についてのポイントです。

  • ネクタイ:ブルー系が好まれます。
  • ワイシャツ:日本人が最も困るものです。オーストラリアのワイシャツを首回りで選ぶと袖が長すぎ、袖で選ぶと首回りが苦しい、とよく聞きました。もし可能であれば、日本から1揃いだけビジネススーツとワイシャツを持参することをおすすめします。

まとめ〜すべての経験が次につながる

面接は転職にあたり避けて通れないステップです。英語での面接に緊張しない日本人はそう多くはありません。しかし、シミュレーションするなど事前に十分な準備をしておけば大丈夫です。

仮に残念な結果に終わったとしても、それはあなたの面接スキルが足りなかったわけではありません。単にあなたと会社の雰囲気が合わなかっただけ、面接官と相性が合わなかっただけかもしれません。

あまり自分を責めず冷静に面接を振り返り、次のチャンスに生かせるよう常に前向きに捉えてください。Good luck!

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藤本薫子(ふじもと かおるこ)

投稿者プロフィール

オーストラリアなど約10年の海外生活・海外就職を経て、ライター兼日本語教師。国内・海外を問わず旅行計画の立案・手配に燃える。読書と文章書きに生きがいを感じる愛犬家。

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