みなさんの思う中国はきっとあまりよくないイメージですよね。しかし、中国といっても日本の約25倍もの国土を持ち、人口は約13億人。ひとくくりにするにはスケールが大きすぎませんか。
日本でも地域ごとに特色があるように、中国もすべての都市が同じわけではありません。
移住して6年、とにかく私は上海が大好きです。何がそんなにいいのか、実際にこの街に暮らす私が実感している上海生活の魅力を紹介したいと思います。
上海は日本人が多く生活便利
外務省の調査によると2018年10月1日現在、在留日本人が多い海外の都市第4位が上海。日本人にも人気の街です。
- 外務省「海外在留邦人数調査統計」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_003338.html
上海を大きく2つに分けると、浦東(プートン)と呼ばれる外灘(ワイタン)や豫園などの観光地に近いエリア、日本人がより多く住む虹橋(ホンチャオ)または浦西(プーシー)と呼ばれるエリアです。
現在は浦東も医療施設や住宅、スーパーや飲食店などができて暮らしに不便を感じないほど開発が進み、どちらのエリアにも多くの日本人が暮らしています。上海に駐在予定のある方、移住を考えている方も不安を感じる必要はありません。
では、具体的な上海の魅力を生活面からご紹介していきます。
上海は交通手段が充実、そして激安
日本にいると、移動するのにタクシーなんてもってのほか、電車でさえも遠距離だと高額な交通費がかかります。
しかし中国のタクシーは、大きさや会社にもよりますが、初乗りは平均して15元。日本円で250円程度!驚くほど安いので、終電を逃してタクシーで帰ってもお財布に優しく、時間を気にせず楽しむことができます。
また、電車は2〜6元(約30~100円)で浦東から浦西までは余裕で行けます。東京から北千住あたりまで移動できる感覚です。日本だと500円程度なのでめちゃくちゃ安い!
さらに、バスも2元(約30円)で乗車できます。いずれにしろ激安です。
※1元=約16.5円(2019年2月)
上海では果物や野菜が日本の半値
ローカルスーパーの食品売り場や市場では、果物や野菜が日本の半額以下!野菜をたっぷり取ることができます。一方、日系のしんせん館やマルシェ、輸入品を扱うCITY SHOPや上海高島屋などであれば少々値が張ります。
住み始めて最初の頃は素材のことなど気にしますが、慣れてくると胃も強くなるもの。衛生面や安全性を過剰に気にすることがなければ安いと感じるはずです。
野菜は火を通せばなんら問題ありません。ただし、お肉だけは気をつけて選び、調理しましょう。
上海には昼も夜も遊べる場所がたくさん
おしゃれなカフェ、カラオケ、映画館、ゲームセンターなどすべて上海にもあります。私はよくおしゃれなカフェを見つける旅をしていました。映画館では日本語版の上映はないのですが、カラオケは日系のカラオケもあり思う存分歌えます。
一方、夜の遊びで最近の流行りはクラブです。数は増えたのですが、人気のクラブはいつも満員で入れないこともあるくらいです。でも、外国人は入場料無料のところがほとんどなので、雰囲気だけは味わって帰ることも簡単です。
居酒屋やBARもたくさんあり、上海の夜は盛り上がっています。
日本人が多いところ・多くないところなどお店選びをしたい場合は自分で探してみるのも楽しいですね。
まとめ~暮らすにも観光するにも魅力的な街
中国に対するマイナスのイメージが少しは変わったのではないでしょうか。住めば都でしょ、という意見ももちろん承知の上で上海の魅力をお伝えしました。
私は6年の移住生活では飽き足らず、実は上海での半年間の留学を決めました。中国語をもっと学びたいのと、やっぱり暮らしやすい魅力的な街だからです。
住むのはちょっと……という方は、まず旅行で上海を訪れてはいかがでしょうか。観光地としても見どころがたくさんあり、片言の日本語を話せるスタッフも多いので、言葉の面でも安心です。ただし、ぼったくりなどには十分注意しましょうね!
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