フィリピンのセブ島で働いてみたいけれど、どんな仕事があるのかわからないという声をよく耳にします。日本からの駐在ではなく、現地に住んでできる仕事は意外にたくさんあり、セブにやって来る日本人移住者は年々増え続けています。
実際にセブのダイビングショップで働いていた私が、定番から最近流行りだしたものまで日本人におすすめの様々な仕事をピックアップして、日本人勤務者のリアルな声とともにご紹介します。
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セブ島でリゾートホテル勤務
フィリピンのセブ州にあるマクタン島はバカンスの島です。大型のリゾートホテルがあり、その施設内には各国専用のサポートスタッフが常駐しています。
ヨーロッパ圏だとフランス人やドイツ人、アジア圏では中国人、韓国人、日本人など非英語圏のお客様を担当します。
リゾートホテルに就職した人にその経緯を聞いてみると、皆さんの回答は実に様々でした。
ある人は大学の先輩からの紹介、またある人はネットで見つけた求人に直接申し込んだそうです。珍しいパターンでは、通っていた英会話学校からの推薦があったという人もいました。
必要英語レベルと仕事のメリット
英語力に関しては、日常会話ができるレベル、またはTOEIC500点以上が必要などの条件付きです。同僚はフィリピン人、もしくはそれ以外の外国人となるので、英語でコミュニケーションを取ることができなければ働けない職場ではあります。
実際に働いてみての感想は、他国の人々と触れ合ういい経験ができた、とのこと。また、休みの日はリゾート施設のプールが使えたり、レストランで食事ができたりと楽しみも多いようです。
契約期間は通常1年間。培った英語力を活かして海外で活躍したい!という人にはピッタリのお仕事です。
セブ島で旅行会社勤務
日本の旅行会社の多くがセブ支社を持っています。私が勤めていたダイビングショップの取引先もほとんどが日系の旅行会社だったので、そのスタッフとは頻繁にやり取りをしていました。
もともと日本の旅行会社に勤めていてセブへ異動になった人や、フィリピンへの勤務を希望して入社した人、どちらのパターンもありました。
やりがいと特典が大きい仕事
旅行会社で働く利点はコミュニケーション力の向上です。旅先でお客様をサポートする仕事は、大変な一方でやりがいと喜びが大きいのだそうです。
また、これはお得な情報ですが、リゾート施設を割引価格で利用できるという特典もあります。フィリピンの様々な場所で社員優待があるので、格安でバカンスを楽しむことができるのです。
お客様に同行するお仕事もあるので、ご当地の観光スポットにも詳しくなれます。
同僚は日本人が多く、意思の疎通においてのストレスは少ないようですが、現地ガイドとのコミュニケーションも必須なので英語力は必要です。
観光業に興味がある人にはダントツおすすめの仕事です!契約期間は会社によりけりです。
セブ島でヘアサロン勤務
フィリピンのセブ市内には駐在日本人が多く暮らしています。また、移住している日本人もたくさんいます。そんな人達のために、日本人が経営するヘアサロンがあります。
フィリピンにも美容室はあるのですが、やはり日本人が求めるカット技術は持っておらず、多くの場合は希望しない髪型になってしまいます。そのため、言葉の心配もなく細かい意思の疎通もできる日本人向けのヘアサロンは大変ありがたい存在なのです。
ビジネスで駐在している男性だけでなく、中にはその奥様である駐在妻がネイルのお手入れやエステを格安でできるお店もあります。
プライベート時間も確保可能
スタッフさんにお話を伺うと、日本のように長時間労働ではないので体が楽だ、とのことでした。休みの日は、無人島ツアーやダイビングなどマリンアクティビティを楽しんでいるそうです。
就職の経緯は、通っていた美容師専門学校への求人、ネットでの求人、どちらかへ応募するパターンに限られているようです。英語力はほとんど必要ありませんが、住むとなると英語を使うようになるので覚えるということでした。
南国でのんびり暮らしながら好きな仕事をしたい方にはもってこいです!雇用期間はまず1年間で、現在はアイリストの募集もあるようです。
セブ島でダイビングショップ勤務
セブ島は世界有数のダイビングスポットです。近年、旅行会社の参入により多くのツアーが作られ、日本人ダイバーの注目を集めています。
実際に私も勤務していましたが、お客様はこの先増える一方なので、割と需要のある仕事だと言えるでしょう。
ライセンスも英語力も不要
ダイビングショップに就職するための必要資格はお店により様々で、ダイビングのライセンスがなくても応募できるところはあります。ライセンスは就職後、お店にいるインストラクター指導の下で取得することが可能だからです。
また、英語が話せなくても大丈夫というところがほとんどです。
しかし、水中が怖い閉所恐怖症の人には向いていません。就職してみて「やはり潜れない!」ということにならないように、体験ダイビングの経験だけでも一度はしておくことをおすすめします。
海を満喫しながら世界で通用するダイバーに
ダイビングショップに勤めると得られる利点は、なんといってもその恵まれたダイビング環境です。毎日、見たこともない生物や透き通った海を満喫できます。
また、ダイビングの勉強ができるのはもちろん、やる気さえあればインストラクターになるまで会社がサポートしてくれます。一度プロの免許を取ってしまえば、世界中のどんなところででもダイバーとして働くことができます。
就職情報は、「セブ・ダイビング・仕事」でキーワード検索すると、ダイビングショップホームページの求人情報をダイレクトに探せます。
セブ島で英会話学校勤務
セブ島への英語留学は年々盛り上がってきています。日本人経営の新しい語学学校が、競うように先生や生徒を募集している状況です。
生徒に授業を行う先生は英語ができるフィリピン人ですが、日本から来た留学生とコミュニケーションを取ったり、学校を運営したりするのは現地にいる日本人です。
先生をはじめスタッフは比較的若い人が多い印象です。皆さん和気あいあいとしており、日本のイメージでいう学校ではなくサークルのようなアットホームな雰囲気を感じます。
安心の環境で楽しく働ける
仕事の内容は、日本からの留学生のサポートが主です。他には、事務関係のお仕事やフィリピン人スタッフの管理業務もあります。
留学生には色々な年代の人がいるので交友関係が広がることが楽しいと聞きました。休みの日には学校のみんなで一緒に海に行ったり、ショッピングをしたりと、想像以上にアクティブな毎日が送れるのだそうです。
また、福利厚生が充実している会社が多く、寮やビザのサポート、食事面の体制が整っているのが安心です。
学生のサポート業務だけではなく、学生が取る食事を作るキッチンスタッフが募集されていることもあります。現在、料理関係のお仕事をしている方は、暖かい国で料理のスキルを活かせる絶好のチャンスですね!
必要資格は学校によりけりですが、英語力は日常会話レベルで良さそうです。募集はインターネットを通じて行われています。
セブ島でコールセンター勤務
あまり知られていないのがコールセンターでの勤務です。日本からの電話対応をするというもので、何年か前まではセブ島在住日本人の中で圧倒的に人気があったお仕事です。
私はフィリピンに渡った後、現地でこの仕事を知りました。お給料はフィリピンではそこそこよく、月給14万円位はあるそうです。
しかし、大手のコールセンターがタイやベトナムに拠点替えし、以前より数は少なくなりました。現在は、電話対応だけではなく情報処理も並行して行うのが一般的なようです。
働きながら留学も可能
コールセンターにおいて特筆すべき点は、学歴・経験・資格・英語力が一切不問というところです。
会社によっては募集要項の年齢制限が35歳以下となっていますが、50歳でコールセンターに就職した方もいるので、年齢への縛りはそこまで厳しくないのかもしれません。
最近では、英語学校とコールセンターが一緒になり、働きながら語学留学できるというシステムもあるようです。これは、経済的な面がネックで留学に二の足を踏んでいる人にはうれしいですね!
留学はお金がかかるというイメージがまさに変わりつつあるのです。海外での就職経験と英語スキルの向上を同時に達成できるという点で、大変魅力的だと感じます。
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まとめ~まずは日本でセブへの第一歩を
私が実際に暮らして感じたのは、いずれの職業も現地採用枠はあまりなく、インターネットを通じて日本で募集しているということです。そのため、ひとまずフィリピンに行くというのではなく、事前にしっかりと就職先を決めてから向かうことが必要です。
一番気になるのは就労ビザだと思いますが、ほとんどの場合は会社が手続きを行うため自分では何もしなくていいというのがフィリピン。難しい手続きは会社が引き受けてくるので安心です。
セブ島にはここで紹介しきれなかった仕事がまだまだたくさんあります。まずはインターネットで求人検索をしてみましょう!
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