海外旅行や現地の生活でいつも壁のように立ちはだかるのが「言語」。海外で何をするにしても現地の言葉が分からないとストレスを感じます。
それで多くの人が辞書やガイド本を頼りにして現地でのコミュニケーションに挑むのですが、知らず知らずに間違った仕方で使っているタイ語があるんです。
日常生活だけならまだしも、ビジネスシーンなどで間違った言葉を使うと危ないですよね。かといってその間違いを近くで教えてくれる人もなかなか居ないかもしれません。
今回は日本人が勘違いして使いやすい二つのタイ語をご紹介します。
はじめまして「ยินดีที่ไดรู้จัก(インディーティーダイルーヂャック)」
「はじめまして」は日常会話でもビジネスシーンでもよく使う言葉です。この「ยินดีที่ไดรู้จัก(インディーティーダイルージャック)」はタイ日辞書では「はじめまして」と訳されています。
日本で挨拶する場合、まず「はじめまして」と述べてから自己紹介をすることが一般的です。その日本語と同じ感覚で、初対面のタイ人と話すときにこの「インディーティーダイルージャック」という言葉を述べてから自己紹介を始める方がいますが、実は正しくありません。
このタイ語を直訳すると実は過去形の文章になる
ยินดีที่ไดรู้จัก(インディーティーダイルージャック)は「お知り合いになれて良かったです」
という過去形の文章になるのです。
なので初めて会ったタイ人にいきなりこの言葉を使うと「まだ何も知らないのに……」となるわけです。きっと不思議な顔をされることでしょう。
タイ語の「ยินดีที่ไดรู้จัก(インディーティーダイルージャック)」:「はじめまして」は一通り自己紹介をし終わってから使う言葉、と覚えましょう。
さようなら「ลาก่อน(ラーゴーン)」
「さようなら」こちらもあらゆる状況で使う言葉ですね。
タイ語「ลาก่อน(ラーゴーン)」には確かに「さようなら」という意味があります。しかし「さようなら」は「さようなら」でも、このラーゴーンには、もうこれっきり会わない人に向けてくらいの「さようなら」の意味合いがあります。
なのでこの「ラーゴーン」をビジネスで使うと少しダメージがあるかもしれません。
とても便利な言葉「สวัสดี(サワディー)」を使おう
では、ごくごく普通の「さようなら」はどの言葉を使うと良いのでしょうか?
答えは極めてシンプルです。この答えがこちらです。
「สวัสดี:サワディー」
この「สวัสดี(サワディー)」は、おはよう、こんにちは、こんばんは、すべての時間帯の挨拶を兼ねるタイ語ですが、実は「さようなら」という意味合いも含みます。とても簡単で便利な言葉なのです。
また別の言い方として
「พบกันใหม่:ポップガンマイ」:またそのうちに(会いましょう)
くらいの軽い感じの別れの挨拶です。頻繁に会う友達にはこの言葉のほうが固くなくてしっくりくるはずです。
さらに語尾に
- 男性なら「ครับ:クラップ」
- 女性なら「ค่ะ:ヵ」
を付けるなら「またお会いしましょう」といった丁寧なニュアンスなり、ビジネスシーンや目上の方にも使うことができます。
もちろん、もう会う機会が無いかもしれない大切な人には思いっきり感情を込めて「ラ〜ゴ〜ン」と言いましょう、きっと思いっきり抱きしめてくれることでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
やはり言語はその現地の人に聞いてみないと正しいニュアンスがわかりにくいものですね。特にタイ語のようなマイナーな言語は辞書に載っていない使い方があるものです。
タイ語で「はじめまして」と「さようなら」の正しい使い方、ぜひ覚えていただき、日常で使ってみてくださいね!しかし、いろいろ間違って恥ずかしい思いをしながら現地の文化や言語に触れていく、これも異文化コミュニケーションの醍醐味の一つであることは間違いないですよね!
海外求人
あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)
あわせて読みたい
おすすめ記事
タイお役立ち記事