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中国のお風呂事情、日本とは違う6つの特徴

中国のお風呂

日本人のお風呂好きは世界でも有名ですね。たいていの人は毎日入るのではないでしょうか。しかし、国によってお風呂場やお風呂に関する習慣は異なります。海外でもできるだけストレスを感じずに楽しみたいですね。

そこで今回は、事前に知っていれば戸惑わない中国式お風呂についてご紹介していきます。

ここがポイント!

Q.中国の水で塩素が心配な方へ

A.中国で安心して水を使うには?クリンスイの浄水シャワーヘッドを使用中

Q.中国に日系のお風呂施設はあるの?

A.中国で大きいお風呂に入りたい!上海の極楽湯へ行こう!

目次

脱衣所がない

まず、中国の家には基本的に脱衣所がありませんお風呂場へ向かうドアを開けるとすぐにお風呂です。

では、どこで服を脱ぐのでしょうか?

お風呂場で脱ぐか、部屋で脱いでくるしかありません。たいていの家庭ではお風呂場で脱ぐ形になります。

バスタブがない

お風呂場はたいてい、洗面台、トイレ、洗濯機と一緒になっています。

トイレとお風呂が別々になっている家を、中国に来てから知人の家を含め見たことがありません(中にはあるようですが……)。

日本でも洗面台、トイレ、バスタブの3点ユニットタイプは珍しくないと思いますが、中国では湯船に浸かる習慣がないため、バスタブの代わりにシャワーしかない家が多いです。

私は中国に来て7回引越しの経験がありますが、バスタブがあったのは1軒だけです。バスタブがある家は家賃も高めです。

また、バスタブのある家では、水漏れの修理が大変です。バスタブをつける習慣があまりないため、設置や修理に不慣れな業者が多く、問題が発生しやすいのです。

中国人はバスタブありの部屋を避ける傾向にあるようです。

熱水器の存在

ガスの湯沸かし器も存在していますが、大半の家庭では電気で湯を沸かすタンク式の「熱水器」がシャワーのすぐ上に設置されています。

スイッチを入れてしばらくするとタンクの中の水が設定温度まで温まる仕組みです。

ガスと違い、タンクの中の温水を使い切ってしまうと水になってしまうため、家族が多い場合には時間をおいて入る必要があり面倒です。

プロパンガスの部屋はおすすめしません!

最近は少なくなりましたが、プロパンガスを使ってシャワーの水を温めている部屋もあります。ガスボンベからシャワーまでの距離が遠いと、お湯が出てくるまで時間がかかります。また冬はボンベが冷たくなってしまうので、お湯の温度も上がりません。

中国で1軒目として借りた部屋がプロパンガスを使う部屋でした。台所で火を使っているとシャワーの温度が上がらないので、同時には使えません。

また冬は最高でも38度までしか水温が上がらず、その冬は何度も風邪を引きました。シャワーの途中にガスが無くなってしまったこともあります。それ以降部屋探しをするときは、電気か都市ガスの熱水器があることが絶対条件となりました。

皆さんも、部屋探しのときには忘れずにチェックしてくださいね。

お風呂に入るとトイレまでビショビショ

脱衣所がなく、バスタブもない。そしてトイレとシャワーが一緒。

はい、ここで問題が発生しますね。お風呂に入るとお風呂場全体が当たり前ですがビショビショになります。

脱衣所がないため、脱いだ服などもトイレの便ふたの上や洗濯機の上などに置いておくしかないので、服も時々濡れてしまいます。幸いに濡れなかったとしても、着替える時に床がビショビショなので、どっちにしろ多少濡れてしまうでしょう。

トイレに常備してあるトイレットペーパーもシャワーを浴びる度に湿気を吸ってフニャフニャになります。そしてせっかくシャワーを浴びてスッキリした直後に、ビショビショの床にモップ掛けして水気を取らないといけません。

中国のお風呂

私はお風呂に入るたびに疲れたくないので、バスタブがないとしてもトイレとシャワーがガラス板で仕切ってある部屋のみを引越しの度に探しました。

ガラス板1枚あるだけでまずトイレが濡れることがないので、その条件は外せなかったんですね。

出張などでホテルに泊まった際にもお風呂を選べない

ホテルなどで多いのは、洋式トイレのすぐ真横にシャワー、それもオーバーヘッドシャワーという天井近くにシャワーヘッドが固定されているタイプが多いです。

ただでさえ水はねが気になるのに、天井近くから水が落ちるため、すぐ横のトイレもトイレットペーパーもビショビショに濡れてしまいます。

中国式トイレには利点もある

都市では洋式トイレがだいぶ普及してきましたが、日本でいう和式トイレを使っている家庭が大多数です。

ただ和式トイレと違うのは、便器全面の半球型のカバーが付いていないこと。つまり、お風呂の床に穴が開いているだけ、なのです。

はじめはびっくりしますが、使ってみるとその合理性に気づきます。排水溝の詰まりを気にする必要がなく、すべてをトイレに流してしまえば良いのです!

よって、お掃除もとても簡単。小さな排水溝に水が流れるのを待つ必要もないので、換気扇を回しておけばお風呂場の乾きも意外と良いのです。

トイレとシャワーの距離をチェックしよう

ただ部屋によっては、シャワーとトイレの距離が異常に近く、一歩間違えるとシャワーの途中にトイレに落ちてしまう……なんてところもあります。部屋探しの時には、シャワーとトイレがある程度離れているかをチェックするといいでしょう。

中国人は毎日お風呂に入らない

もちろん毎日シャワーを浴びる人もいますが、基本的にお風呂に毎日入る習慣がありません。1週間に1度、田舎の方に行くと、半月以上お風呂に入らないという人もザラにいます。

田舎の方に行くとお風呂場自体がない家も未だ多いです。最初にこの事実に直面した時には本当にびっくりしたものです。お風呂に入っていない人たちとともに乗る夏場のバスや電車は結構辛いものがありますが、これも慣れです。

銭湯(洗浴)の存在

そんな毎日お風呂に入る習慣のない中国ですが、「洗浴」などと書かれているいわゆる日本の銭湯のような場所が多数存在します。お風呂場がない家の方はここに行くしかありません。

しかし、中国ローカルの銭湯と日本の銭湯の違うところは、お湯が循環していないということです。中国人の知人からも、衛生上問題があるのであまりおすすめできないと言われるくらいですから、相当なものですね。

最近では、上海などで日系の銭湯施設ができています。

まとめ

郷に入れば郷に従えということわざがありますが、幼い頃からの習慣はそんなに簡単に変えられませんね。賃貸で部屋を借りる際は、ストレスを感じず、できるだけ毎日の生活を楽しめるよう、お風呂場は何よりも要チェックポイントです。

一般的な中国のお風呂とはこういうものなんだということを知って、自分に合うお部屋を探してみてくださいね!

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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