海外旅行のみならず、海外留学などでどんどん海外体験をする人が増えている現代。でも、私たちの中でどれだけの人が海外で働いた経験を持っているでしょうか?
もちろん、昔よりも海外で仕事をする人は多くなっていますが、ワーキングホリデーという制度も海外で働くことをより簡単にしました。
このワーキングホリデーを利用し、カナダで語学学校の学生と労働者の両方を体験した私が、留学や旅行だけでは得られない「海外で働く」ことのメリットをご紹介します。
たとえ物価が高くても働けば暮らしていける
カナダでは、何を買うにも高いイメージがあります。
ちょっとしたランチでも、レストランだとチップ込みで1,500円くらいするし、小腹が空いたなぁとチップスを手にしても、カナダの一般的なサイズを買うには300円から400円くらいかかります。日本では100円で良質なものが手に入る板チョコも300円ぐらいと高いです。
もちろん量が多いこともありますが、食費だけでもどんどんお金が飛んでいきます。
物価が高い分、給料も高い
しかし、カナダで働くとバイトで時給1,400円くらいで、それ以上のところも多いです。また、飲食店のサーバーとして働いている人は、元々の給料が低くてもチップが加算されるので、チップで家賃を払っているなんて人もいました。
物価が高くても、ちゃんとした仕事さえあれば好きな国で生活していけます。
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[/col][col][/col][/2col]日本とは違った働き方を体験できる
日本の働き方と海外の働き方を比べてみるのもなかなか楽しいですよ。
サービス残業はなし
カナダでは、もし従業員に残業させてしまうと元の給料の1.5倍ほどの残業代を払わなければならない決まりがあり、それがきちんと守られています。そのため、雇用主も「さっさと定時に上がってくれ」といった具合で、残業をさせない意識がとても強いです。
残業の申告漏れも、政府が厳しく取り締まっているようです。
長期休暇が当たり前
たとえアルバイトでも企業によっては有休があり、時期を見てバケーションを1週間から1か月近く、年に数回取る人もたくさんいます。
語学学校でも「今週は〇〇先生がバケーションでいないから私が代わりです」なんてこと、頻繁にありました。
確定申告すると多額の還付金が
毎月のお給料からかなりの額が税金で引かれるのですが、2月頃から徐々に確定申告が行われ、申告すると払いすぎた税金が戻ってきます。
もちろん給料と働いた期間に比例するのですが、私の友人は半年間ハウスキーパーとして働き、10万円近くの税金が戻ってきていました。
仕事を通じてネイティブの言葉に触れることができる
その国を本当に知りたい人にとって、これは一番重要なことかもしれません。
語学学校と外の世界の英語は違う
私はカナダで仕事に就く前に語学学校に行っていましたが、実は卒業するのが恐かったです。
やはり学校の先生は、ネイティブであっても生徒が分かるような英語で話してくれるし、ある程度聴いたり話したりできるようになっても、しょせんそれは同じようなレベルの生徒同士でのことです。
一歩外の世界に踏み出すと、
- Pardon me?(何て?)
- Sorry but I can’t understand what you say.(ごめんだけど、言ってることわからない)
なんて頻繁に言われます。特に、雇われる身になれば、ちゃんとネイティブとコミュニケーションを取れなければ使い物になりません。
通じない悔しさを上達につなげる
働き始めてから、学校内で得意気に英語を使っていたあの自分は何だったのだろうと思うこともありました。
でも、学校で学んだことは決して無駄ではないし、行き詰まったときはもっとレベルアップするために新たなステップに進んだんだと思ってください。そして、その悔しさをバネに、もっともっとその言葉を自分のものにしていけるはずです。
まとめ~働くことでその国の本当の姿が見えてくる
海外で働くのは、もちろんいいことばかりではありません。日本とは違った面でストレスが溜まったり、大変な思いをしたりすることもあると思います。でも、働くということはその国の社会と密接に関わることなので、ある意味その国の本質が見える機会でもあります。
旅行客や留学生など日本からの訪問者としてではなく、働くことでその国の中に入ってしまうのは、これまでの視点を変えてくれる経験になるのではないでしょうか。
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