カナダのワーホリビザ取得体験!抽選方式に惑わされてカナダ行きを決めた私の場合

カナダ ワーキングホリデー

観光や勉強をしながら働くことができる特別なビザ、ワーキングホリデー(以下ワーホリ)ビザ。私もこのワーホリビザを取得してカナダでのワーホリを体験しました。

しかし、カナダのワーホリビザは2016年から抽選方式となり、ビザ取得前だった私は戸惑うことに。カナダへのワーホリを考えているけれど予定が立てにくい、抽選待ちの間どうしようなどとお困りの方もいるのではないでしょうか。

ここでは、私のワーホリビザ取得までの道のりをご紹介したいと思います。

※この記事は筆者の体験にもとづいています。

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カナダへ行こう!新たに導入された抽選がきっかけで決断

抽選

私がカナダでのワーホリを考え始めたのは2015年の年末。年齢的なこともあって迷っていました。ラストチャンスだから思い切って行ってみようか、でも今日本での仕事もいい時期だから辞めるのも……と悶々と考える日々でした。

もう年末だから年が明けたら申請してみようかな、ビザを取得してから1年以内に入国すればいいのでとりあえず申請して様子を見ようかな、などと気軽なことを考えていました。ところが年明けの2016年、カナダのワーホリビザが抽選になると発表されたのです。

今すぐカナダへ行かなきゃ! 

ええー!そんなの聞いてないよー!と思いながら(もしかしたらどこかで発表されていたのかもしれませんが、全く気づかなかかったのです)いろいろ調べましたが、2016年から始まった初めてのシステムだったので何の情報もありませんでした

ここで焦って冷静な判断ができなくなってしまった私は、今すぐ行かなきゃ!と思いカナダ渡航の準備を始めることに……。

そして2016年2月にカナダへ観光ビザで入国し、語学学校に通いながらワーホリビザの抽選に当選するのを待つことにしたのです。

片道航空券での入国の危うさ

入国時には、学校に通う証明、往復航空券、滞在できるだけの資金証明などの提示が求められます。

入学証明と資金証明は準備できたのですが、いつワーホリビザが下りるかわからない状態。帰国の目途がつかないので片道航空券で入国することにしました。

しかし片道航空券で入国する場合、学校の期間を終えたらカナダを出ると伝えないと入国拒否されることがあると聞いたので、ワーホリ計画は伝えず入国審査に挑むことにします。

カナダへの入国審査、ワーホリ計画を伝えずに通過できる?

出発前にいろいろな人の体験談をインターネットで読み漁りました。

入国の際に別室で何時間も尋問された人、帰りのチケットを入国時にその場で買わなければいけなかった人、入国できなかった人など本当に様々です。

日本と違って担当になった入国管理官の判断に委ねられる場合が多いようで、実際に自分が空港の入国管理に行くまで何が起こるかわからないような状態でした。

入国審査官との緊張のやり取り

長いフライトを経ていよいよ入国です。 まず学校に通う証明を見せ、3カ月間語学学校で英語の勉強をする旨を伝えました。

すると当たり前ですが「なぜ片道航空券で来たの?」と質問され、「学校が終わったらカナダを出ます。ただ、そのまま日本に帰るかアメリカを旅行するかまだ決めていません」と回答。

担当者はふ~んと言い、しばらくパスポートをパラパラとめくり私の過去の渡航歴などを見ていました。次に何を聞かれるかドキドキしていると、「カナダは観光しないの?」

「学校が終わったらすぐに出国しないといけないと思うので……。できればしたいのですが時間がないと思います」「5月〇日まで学校?」「はい」 「じゃあプラス2週間あげるからカナダも観光していきなさいよ!」というやり取りの後、管理官は入国スタンプに「5月〇日」と学校の最終日から2週間後の日付を書いてくれました

最後に「Welcome to Canada!」とニコリ。

片道航空券での入国はやはり難しい

一か八かのリスクを冒してやって来たカナダ、思いがけずうまく入国できました。

しかし後日、語学学校の友達から、片道航空券で入国できた人がいることを初めて聞いたと言われました。やはりうまくいかない人が多いようです。

最近はオープンチケットというものがあるようで、帰る日付を決めなくても往復航空券を用意できるとのことです。このオープンチケットの往復航空券でカナダへ行くことを強くおすすめします。

※日本人であり一定の条件を満たしていれば、入国の日付から最大6カ月間観光ビザで滞在することができます。また、往復航空券を持っていた友達はスタンプに何も書かれていなかったです。

カナダでワーホリビザ申請の間に観光ビザ延長

申請

カナダに入国してすぐにワーホリビザを申請。その時点ではまだいつ抽選があるのか、一回の抽選で何人が当選するのかなど全く情報がない状態でした。

そして一回目の抽選後、全く動きがありません。5月に観光ビザが切れてしまうので、そろそろ次の手を打たなければいけません。いろいろ調べた結果、観光ビザを延長することに決めました。

観光ビザの延長は、条件を満たせば半年間認められるため、一番確実に、かつ合法的に滞在できる手段です。オンラインで申請、そして申請料を払い、ほどなく半年間の延長が認められました。

カナダのワーホリビザ当選から取得まで

観光ビザの延長が無事に終わりほっと一息ついていたころ、ワーホリビザの抽選が行われました。しばらく抽選が行われていなかったためたくさんの当選があったようです。

私もようやく当選し招待状を受け取ることができました。さっそくオンラインで申請、発給まで約6週間かかる見込みという画面が出て、あとは待つのみという状態に。

無犯罪証明書と運転履歴証明書を求められる

メッセージ

しばらくしてカナダのイミグレーションからメッセージが届きました。

ついにワーホリビザ取得!と思いきや、オーストラリアでの無犯罪証明書とオーストラリア・ビクトリア州での運転履歴についての証明を1カ月以内に提出するようにという通知でした。

なぜオーストラリアかというと、カナダに行く前にオーストラリアのメルボルン(ビクトリア州)にワーホリ滞在していたためです。カナダでワーホリを含む就労ビザを取得する場合、6カ月以上滞在したことのある国の無犯罪証明書の提出が必要なのです(この6カ月というのは通算してということなので、短期間であっても何回か同じ場所に滞在し合計が6カ月以上になる場合は必要だそうです)。

急いで手配し無事にビザ取得

そのときは知らなかったので、慌ててオンライン申請しました。

オーストラリアでは運転免許を持っていなかったし運転したこともなかったので困りましたが、問い合わせたところ、運転免許を持っていない証明を提出するように言われました。

決まった書式がないので、インターネットで似た内容の文書を探し参考にして書類を作成。

その後、書類にサインし忘れて再度申請というハプニングもありましたが、提出期限ギリギリのところで2つとも間に合い、無事ワーホリビザをゲットすることができました!

カナダでの念願のワーホリ生活がスタート

半年以上待ち続けたワーホリビザをようやく手にし、残るはビザの切り替えとなりました。

カナダでビザを切り替えるためには、いったん国外へ出て再入国しなければいけません。そのため私も国外旅行をし、カナダへ再入国しました。

その際、空港の入国管理官がワーホリ制度を知らず外国人の私がワーホリの説明をするというハプニングはありましたが、入国審査も無事に終わり念願のカナダワーホリライフがついに始まりました。

なお、入国管理官はビザの有効期間について「申請日から1年」という解釈をしていましたが、正しくは「カナダへ入国した日から1年」です。

まとめ~予想できないハプニングに備えてしっかり準備を

紆余曲折あってハラハラドキドキの半年間でしたが、終わってみるといろいろな人に助けてもらい問題を乗り越えながら、大きく成長することができた期間だったと思います。

もっと入念に下調べすればよかったと後悔するところもありますが、いずれにせよ予想していなかったハプニングの連続でした。

あくまでも一個人の体験談なので皆さんに同じことが起こるかはわかりませんが、参考になればうれしいです。こまめに最新情報を確認しておいてくださいね。

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