北京の街では、いたる所に屋台が出ています。キオスク風に地面に固定された屋台もありますが、食事時になると自転車に引かれた屋台がどこからともなく現れて、ちょっとした屋台村をつくるエリアもあります。
メニューも色々そろっているし、目の前でジュージューと調理してくれるので、おいしそうだし買ってみたくなります。では、衛生面はどうなんでしょうか。実際のところ人それぞれの意見があって一概には言えないようです。
今回は北京の屋台についてご紹介します。
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注意するに越したことはない?
中国語初級の教科書にも「屋台で食べてお腹を壊した留学生が病院へ行く話」が載っていたりして、さりげなく外国人に注意をうながしている感じはあります。
こういった移動式屋台は時には摘発の対象になるのか、ある日突然いつもの場所から一斉に姿を消したかと思えば、数日後にはまた何事も無かったかのように復活していたりして、いたちごっこを繰り返しているようです。
多くの人が屋台で買って食べていますが、中国人の友達でも「絶対に買わない」という人もいれば、外国人の友達でも「いつも買っている」という人もいます。
お腹を壊した話も聞いたことがあるし、全然大丈夫だったという話も聞きます。結局は、個人の考え方とお腹の丈夫さで決めるしかないのかもしれませんね。
屋台と言えばこれ、羊肉串
屋台の中でも人気なのはやっぱり羊肉串。
羊肉の串焼きで、スパイシーな味が後を引きビールにもぴったりです。レストランで食べるのもいいですが、屋台のいい香りを嗅ぐとふらふら引き寄せられる人も多いのではないでしょうか。
でも屋台の羊肉串は本当に羊の肉を使っているかどうか保証はないと言われることもあります。牛、豚、鶏などを濃い味付けでカモフラージュしているものがあるようですが、正体不明の肉(ネズミの肉など)もひょっとしたらあるかもしれません。
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果物の屋台も人気です
トラックに果物を積んで売っている人も多く見かけます。
値引き交渉が出来るほどの中国語力と果物の品質を見極める目がある人なら、安くていい品を手に入れることが出来ますが、そうでなければちょっと不安かも。出所のはっきりしない果物は、農薬も気になりますよね。
夏の味覚、凉皮
陕西省名物の凉皮は米粉で作った麺をピリ辛やゴマダレといった好みのソースで和えて食べる一種の冷麺です。
つるつると食べやすいので夏の定番でわたしも大好きですが、冷麺の一種なので直前に火を通すわけでないところが少々心配で屋台ではどうも買って食べる気にはなれないでいます。
なので凉皮を食べたい時は陕西料理の店に行きます。
例えば五道口のU-centerというショッピングモールにある秦门といったようなところならカジュアルな雰囲気で入りやすいし、お値段も手ごろです。
秦门のゴマダレ涼皮で8元(およそ130円くらい)、ピリ辛のは12元(およそ200円くらい)ですから屋台と比べても高くは無いですよね。意外とボリュームがあるので、小食の人ならこれでお腹いっぱいになるかもしれません。
冬の味覚、冰糖葫芦
凉皮が夏なら、冬は冰糖葫芦です。
冰糖葫芦はサンザシの飴掛けですが、キウィやパイナップルといった他の果物や芋を使うこともあります。日本のリンゴ飴にちょっと似ているかも。夏も売っていますが、飴が柔らかくなってしまうので冬向きです。
これも中国らしくて可愛いお菓子ですが、心配な方はショッピングモールなどの中にある店で買うと安心だと思います。外で売っているものは、ホコリや自動車の排気をかぶっているかもしれません。
まとめ
マイナス点ばかり書いてしまいましたが、それでも中国の街角に欠かせない屋台、手軽だし魅力的でもあります。
いつも同じ人が同じ場所に店を出してそれを地元の人たちがずっと買い続けている……そんな屋台が見つけられたら「当たり」かも。庶民の味を試してみるいいチャンスかもしれませんね!
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