タイには、色々な民族がいて、顔立ちや肌の色などそれぞれ違いますが、食文化も随分と違うようです。その中でも牛肉に関していくつか違いがあるのです。その理由には、ちょっと?というものもあります。
今回はタイ人の中華系の牛肉に事情についてご紹介致します。
中華系は牛肉を食べない?
牛肉を食べない、豚肉を食べないと聞くと宗教的になのかな?と思われる方も多いのではないでしょうか。
私も詳しい方ではないですが、牛肉を食べないとされている宗教は知っていました。ただタイに来て驚いたことは、仏教徒で牛肉を食べませんという方が多くいることです。タイは95%が仏教徒だと言われています。
宗教的理由というより家族が食べないから食べない
話を聞くと牛肉を食べない中華系タイ人らも実は「なぜ食べないのか」というちゃんとした理由があるというよりは、家族が食べないから、食べないよう教育されてきたからといった回答が多いのです。
生きている動物を食べる文化はない?
タイ人の中には「生きている動物を殺して食べる文化はない」と言いだしたり(えっ?鶏肉や豚肉も元は一緒じゃ?と心の中で思いながらも)、そしてそういう方は決まって中華系が多いような気がします。
調べると観音信仰のある中華系の方は牛肉を食べない傾向にあるそうで、なんでも観音様のお父様が牛の生まれ変わりと言われていて、観音様が仏道に入るのを反対したためにお父様が牛となってしまったとか。
と諸説あります。
私のタイ人の旦那さんも中華系で牛肉、そして牛乳すら口にしません。いわゆる牛全般がNG。チーズ、ヨーグルト、生クリームもNG。ここまで徹底的にしてる方はタイ人の中でも少ないのですがこだわりが凄いと言えば凄いです。
丑年だから牛を食べない
そして丑年(うしどし)だから牛肉を食べないという方もいて、そういう考えもあるんだなと驚きの連続です。
未年(ひつじどし)ならラムは食べないのかな??と考えてしまう私。正直干支で、食べる食べないを決めるのはどうなんだろうか….と思いつつも、国が違えば考え方が違うという面白い例の一つです。
タイの外食ビジネスにおいて
「タイにも牛角がある!」と車の中から喜びを表した私。
世界中どこに行っても「マクドナルドはあるのね〜」「あっバーガーキングもたくさんあるんだね〜」と大都会バンコクに初めて来た際見える景色にウキウキしていた私。
とここで気付くのが、ハンバーガーのメインは牛肉のはずということ。果たして牛肉を食べない人が多いバンコクでお店は大丈夫なのだろうかと疑問に思いますよね?
メニューを見て納得!まずは牛角
実はバンコクには焼肉屋さんや、コリアンタウン、鉄板焼き屋さんと数多くあります。いずれも私たち外国人が多かったりしますが、必ず豚肉と鶏肉も多く扱うようにされています。
日本人からするとそれは焼肉ではないと言いいたくなるくらい、鶏肉だらけのテーブルがあったりして、なかなかお国事情が出るのです。
ファーストフード店でも牛肉以外が多い
ファーストフード店でも、牛肉の他、豚肉、鶏肉のメニューが同じくらい用意されていて最近では魚やキノコ類などで差別化を図っているように思います。
マクドナルドではサムライバーガーというものがあってこれは日本のテリヤキバーガーでした。サムライバーガーという名前にも驚きましたが、日本の照り焼きの文化がここタイで活躍されているのは嬉しいですよね。
まとめ
いかがでしたか?
タイに来て、牛肉の文化を知った私。もちろん中華系の方でも食べる方はいらっしゃいます。私の中華系の友人は全く気にせず食べますし、逆にタイ系の方の中にも宗教など関係なく牛肉を食べない方がわりと多くいます。
大きい動物だから食べない、と口を揃えて言っていたのが気になりますが……。
また牛肉の生産が盛んではないタイでは、牛肉は値段が高くて、あまり美味しくないという置付けにあります。安くても美味しく日本の牛肉を知ってしまったらまたちょっとは変わるかもしれませんね。
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