世界中どこに居ようと、私たちは生活していくために必要なものを「買って」生きていくことになります。まして慣れない外国の地で自給自足なんて到底無理な事ですよね。この「買い物」、生活していく上で欠かせない行動であると同時に生活に彩りを与えてくれるものでもあります。
「お気に入りの商品を安く買えた!」
それだけで少しハッピーな気持ちになるものです。
タイで生活していますと多くの必要品をスーパーマーケットで買うことになるでしょう。安全性や豊富な品揃えの点でもスーパーマーケットは便利な場所です。しかし「安さ」や「地場産の物を探す」という点でタイの人にとって「市場」の存在は欠かせないものとなっています。
今回はタイのディープで魅力的な文化、市場(タラート)に目を向けてみましょう。
タイの市場の種類
タイの市場には大きく分けて2つの種類があります。
毎日営業「ตลาดสด:タラートソット」
一つは朝早くから夜遅くまで決まった場所で毎日営業している市場です。多くの人はこの市場のことを「ตลาดสด:タラートソット」と呼びます。
この市場では野菜や肉、魚と言った生鮮食品を中心にお惣菜やその他生活日用品が売られています。
ナイトバザール「ตลาดไนท์:タラートナイ」
もう一つの種類は曜日によって違う場所、もしくは決まった場所で夜にだけ開かれる市場というものがあります。タイ人は「ตลาดไนท์:タラートナイ」と呼びますが、外国人たちにも分かるよう「ナイトバザール」と呼ぶこともあります。
タイの市場のイメージ
市場では生鮮食品に加え、出来立てのお惣菜やおやつ、古着に携帯電話、お土産品や雑貨など様々なものが売られています。多くの場合、学校のグラウンドなどかなり広い敷地で開かれています。
ですので、2つの市場では基本的によく似たものを売っているのですが、タラートソットは生活に必要なものを売っている普通のスーパーのようなイメージで、タラートナイはどこかお祭りの屋台のような雰囲気があるとイメージしていただければ良いと思います。
市場(タラート)を賢く使おう
この2つのタラートをそれぞれの用途に合わせて賢く使う方法を考えましょう。
タラートソットの特徴
まずタラートソットですがこの種類の市場の特徴は「決まった人がいつも決まった場所で同じ商品を売っている」ということです。なのでお得意さんになれば時おりオマケしてもらえたりします。
お気に入りのお惣菜屋さんを見つけて定期的に通うなら顔や好みを覚えてもらえ新商品が出たりすると「味見してみてね」ともらえたりするかもしれません。野菜を売っているお店なんかだと5バーツぐらいの端数ならこちらが何も言わなくてもまけてくれることが多々あります。
また、タラートソットは地元の人が地元の物を仕入れて売っていることが多いので、野菜などは新鮮で値段もかなりお手頃になっています。
タラートナイ(ナイトバザール)の特徴
次にタラートナイ(ナイトバザール)ですが「普通の市場では売っていないようなものが手に入る」ということを特徴として挙げることができるかもしれません。
地元の民芸品や手作りの雑貨、アーティスティックな小物まで、お土産やお部屋のアクセントに丁度よいものがたくさん売られています。ですので観光気分でショッピングに出かけるのにも良い場所となっています。
実際、お土産屋で売っているものと同じものが格安で手に入ることもありますので活用しない手はないですよね。
市場で使いたい2つのタイ語「アンニータオライ?」と「ロットダイマイ?」
せっかくなら上の2つの言葉を使ってもっとディープに現地の市場を楽しみましょう。
- アンニータオライ(อันนี้เท่าไหร่):コレいくら?
- ロットダイマイ(ลดได้ไหม):まけてくれる?
ポイントはニコニコ笑顔でお願いすることです。きっとタイ人の優しさに触れることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
確かにスーパーマーケットでの買い物のほうが衛生面でも安心ですし価格表示も明瞭かもしれませんが、その地の市場でしか経験できないディープな世界も魅力的です。
「郷に入りては郷に従う」
そんなことわざもあるように、せっかくタイに来たなら現地の人たちと同じ目線で日常生活を経験してみるのも良いかもしれませんね!
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