タイにいると日本とは違う美しい景色を楽しむことができます。しかし、そんな素敵な景色の中にも避けるべき危険が存在しているのです。
何が危険かを知っておけば、タイでの生活はより良いものになるでしょう。
そこで今回は、タイの日常生活で特に気を付けるべき動物や昆虫、爬虫類をご紹介します。
赤蟻(アカアリ)
タイには多種多様な蟻が生息していますが危険な種類も存在します。なかでも赤蟻は体長約1cmほどで攻撃的な習性を持っており強力な顎で近づいてくるものに噛みついてきます。
また人によっては噛まれることによってショック症状やアレルギー反応が出ることもあるようです。
ですので興味本位で赤蟻にちょっかいを出すのは避けたほうがいいでしょう。
赤蟻はマンゴーの葉を使って巣を作ることが多いですので、木陰で休む際には頭上に注意が必要です。
犬
日本と同様、タイでもペットとして犬を飼う人が多くいます。
しかし、タイではまだ「狂犬病」が撲滅されておらず、飼い主によっては愛犬に予防接種をしていない場合もあります。野良犬も非常に多いのでタイでは日本以上に犬に注意を払うべきです。
不用意に近づいたり触ろうとすると噛まれる恐れがありますので、原則的にタイでは得体の知れない犬に近づかないほうが良いでしょう。
もし野犬に噛まれるようなことがあれば万が一の可能性に備えて24時間以内に病院で「狂犬病事後接種」を受けなければなりません。
ちなみに狂犬病を発症した犬は必ず二週間以内に死ぬので、自分を噛んだ犬が二週間経ってもまだ生きていたら狂犬病の可能性は幾らか下がるでしょう。
しかしもしもの可能性がありますし他の感染症の恐れもありますので必ず病院に行って相応しい処置をうけるようにしましょう。
蠍(サソリ)
タイにはサソリが普通に生息しています。日本で言うところのムカデぐらいのポジションでしょうか(もちろんタイにはムカデもいます)
刺されて命を失うほどの危険性は少ないようですが人によってはアナフィラキシーショックなど何があるか分かりません。何より痛い思いはしたくないですよね。
基本的にサソリは草木の多いところに生息しています。ですから藪が近くにある家に住んでいる人は特に気を付けましょう。
見つけても興味本位で触ったりせず、ほうきとチリ取りなど使って安全に処理してください。
トゥッケー(大型ヤモリ)
タイでは人気者のトゥッケーですが同時に気をつけるべき存在でもあります。
というのもトゥッケーは噛む力が非常に強く一度噛み付くとなかなか離さないと言われているからです。無理に引き離そうとすると大怪我になることもあるようで、もし噛まれたら病院に行って処置してもらう必要があります。
また口に中に雑菌を持っている可能性もあり感染症を引き起こすかもしれません。
トゥッケーの鳴き声を聞いて楽しむことはできますが捕まえようとはしないほうが良いみたいですね。
コウモリ
日本でも夕方になるとコウモリが飛んでいるのをよく目にします。
タイにもコウモリが生息しており日中は大きなヤシの木の影などに潜んでいるのを見ることがあります。
もちろんタイにいるコウモリは人を襲うようなことはないのですが、コウモリを介して感染する病気には気を付けなければなりません。
タイでの事ではありませんが世界にはコウモリから狂犬病に感染した事例もあるようで、狂犬病が撲滅されていない国では気をつける必要があると言えるでしょう。(狂犬病は哺乳類全てに伝染する可能性のある病気です)
それでコウモリを捕まえようとはしないほうが良いですし、落ちている糞などにも気をつけたほうが良いでしょう。
まとめ
命に関わるほどものからそれほど大事に至らないものまで、日常生活の身近なところに潜む危険な存在についてまとめてみました。
しかしそうした危険もふさわしい距離感と処置を知っていれば多くの場合避けれるものです。自分の住む地域にどんな危険が潜んでいるのかを知っておくのも海外生活を楽しむ上で重要な事かもしれませんね。
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