10月31日はアメリカ人の大好きなお祭り「ハロウィン」です。
元々は、古代ケルト人が信仰していたドルイドの新年のお祝いまたは魔除けの行事として行われたのが始まりですが、今や、そんな宗教色は陰をひそめ、楽しい子供たちのお祭りのひとつとなっています。
今回はアメリカ流ハロウィンの楽しみ方をご紹介します。
ハロウィンを10倍楽しむためのアイテム【準備編】
アメリカでは10月に入ると、街はハロウィン一色になります。ここでは、ハロウィンに欠かせないアイテムをご紹介します。
コスチューム
仮装に使う衣装は、必要な小物などが同包されているセット物を購入するのが一番世話なしですね。
個性を重視する人の中には手作りする人も多いようですが、そんな技術も暇も予算もないという方にはここ!スリフトショップ(=リサイクルショップ)がおすすめです。
「えっ、こんなものまで⁉」というガラクタから、希少なお宝まであらゆるものが集まるアメリカのリサイクルシップ。きっと面白いものに出会えますよ!
世界にたった1点しかない手作り物から、医者の白衣や患者さんの着る診察着、侍用(?)の浴衣、海軍の制服、ロッカー風の合皮パンツ、ヒッピー風の服やウィッグなど……、様々。
あとはそれをどう使うか各人の腕の見せ所となります。
ジャック・オー・ランタン
カボチャで作るロウソク入れのことで、ハロウィンの時期、玄関先に飾っておきます。
カボチャを買ってきて手作りしますが、日本のカボチャのように固くなく柔らかく、ハロウィンの時だけに出回る「ぺポカボチャ」と呼ばれる観賞用のカボチャを使用します。
田舎の方に行くと、イチゴ狩りのように、自分たちで好きなカボチャを選んで、目方で購入できるパンプキンファームがあります。
畑で自分だけのパンプキンを選ぶのも楽しいですね。
デコレーショングッズ
アメリカ人はイベント毎に、家を装飾するのが実に好きな人達です。
ハロウィンの飾りも大変凝っていて、とても楽しませてくれます。中にはセンサーで鳴る音響効果付きの飾り物や、ゴーストが飛び出す棺桶など、まるでお化け屋敷さながらの演出をしている家もあります。
まあ、そこまで凝らなくても、ちょっと玄関先に飾り物をするだけでも気分が盛り上がりますよね。アメリカの$1ショップ店や、前述のリサイクルショップでも掘り出し物が見つかるかもしれませんので要チェックです。
ハロウィン・イベントに出かけよう!【イベント編】
ハロウィンは子供達だけのイベントと思ったら大間違い。
多くの大人が子供連れで、あるいは子供抜きでも楽しんでいます。定番ホーンテッドハウス・お化け屋敷のほか、クラブやドームで行われる大人向けのハロウィン・イベントなど、様々なイベントが開催されます。
こちらは2016年のシアトルのイベント例です。
家族向けイベント例
<ジョージタウンGeorgetown Morgue Haunted House>
- 開催日:10/7~10/31
- 料金:$22~
<パイオニア・スクエア・スリル・ザ・ワールド>
- 開催日:10/29
- 時間:午後3時〜
- 料金:無料イベント
- イベント内容:マイケル・ジャクソンの「スリラー」のダンスショー
<ハロウィン・トレイン@ノースウェスト・レールウエイ・ミュージアム>
- 開催日:10/22.23、12/28.29
- イベント内容:ハロウィン列車が運行
<Boomazium>
- 開催日:10/29.30
- 時間:午前9時30分~午後3時
- 料金:仮装の子供は入場無料
- イベント内容:ウッドランド動物園で開催されるハロウィン・イベント
大人向けイベント
<フリークナイト・フェス>
- 開催日:10/28,29
- 時間:午後6時~翌午前2:00
- 料金:$129.85~
- 年齢:18才以上限定
- イベント内容:タコマドームで2日間かけて行われる、毎年恒例のダンス・イベント。パーフォマンス、ライブミュージック、コスチュームコンテスト有りの最もホットなハロウィン・イベント
<ハロウィン・パブ・クロール>
- 開催日:10/22
- 時間:午後12時~翌午前2時
- 年齢:21才以上限定
- イベント内容:シアトルのダウンタウンのバーをハシゴするハロウィンツアー
<EMP PULES>
- 開催日10/29
- 時間:午後8時〜
- 料金:$39~
- イベント内容:シアトルの観光スポットの一つ、音楽ミュージアムで開催されるイベント。人気DJによるミュージック、コスチュームコンテストがある
<Embark After Dark>
- 開催日10/28
- 時間:午後8時~午後10時
- 料金:$30(カクテルドリンク付き)
- イベント内容:航空博物館にて行われるイベント
ハロウィンを安全に楽しく【安全編】
ハロウィンのハイライトはなんといっても、子供たちのTrick or Treatでしょう。仮装をして、近所の家を一軒一軒回ってキャンディーをもらいます。
しかし、この伝統的行事も最近は、物騒な事件が多いので、ちょっと心配になる方もいるかもしれません。果たして知らない家のドアをノックしてキャンディーをもらう行為は安全なのか?とか。
実際、 過去にキャンディーの中に異物が混入していた事件もありました。また、‘92年にはハロウィン日本人留学生射殺事件なども記憶に残る人もいるでしょう。
このような事件は本当に特殊な稀な事件ですが、でも少しでもリスクを軽減するための安全対策は知っておくとよいでしょう。
子供連れにおすすめのTrick or Treatスポット
やはり、安全性を考えると地元商店街やモールなどが開催するイベントがベストでしょう。店から店へと回るので効率も良いですね。
コスチュームコンテスト、パンプキン・カービング、フォトブースなど、楽しい催しが満載です。
キャンディーを配る時間や禁止事項などが決まっている所もありますので、事前にチェックしてから出掛けましょう。
住宅街でTrick or Treatに行くなら
出来るだけ賑やかな人通りのある住宅街を選ぶことが肝心です。そして、なるべく大人数で行動しましょう。
玄関、室内の電気が消えた家はノックしないこと。本当に留守かもしれませんが、「我が家はこのイベントに参加していないのでノックしないでください」という暗黙のサインの場合もあります。
また、ドアに「ノックしないで下さい」というサインを掲げている家もあるので要チェックです。
そして、お子さんに是非持たせたいのが、蛍光スティック。暗い中でも、一目、お子さんの位置が確認できます。
コスチュームのドレスコード
年々セキュリティーが高くなってきているようです。精巧に出来た武器やマスクなどの使用を禁止している場所が多いです。
ちなみに、ラスベガスのクラブでは、プラスティックの刀のオモチャもNGでした。マスクも然り。今年は、特にスケアリー・クラウンの出現などで、神経質になっている人も多いので、度を過ぎた行動などは慎んだ方が良いでしょう。
せっかくの楽しいイベントで、警察を呼ばれる羽目にでもなったら、台無しですものね。
キャンディーチェック
小さいお子さんが、キャンディーを貰ってきたら、念のために親御さんがチェックすることをおすすめします。
悪質ないたずらは滅多にないですが、アメリカのキャンディーの中には、口の中が緑色に染まったり、スパイシーだったり、小さいお子さんには刺激が強すぎるものが含まれていることがありますので、用心に越したことはないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大人から子供まで楽しめるこのアメリカの一大イベント。おどろおどろしたゾクゾク感と、仮装することによる解放感……、超刺激的なお祭りですよね。思わず羽目を外してしまうのも分かる気がします。
しかし、ここはアメリカ。安全面にも十分に気を使って楽しみたいですね!
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