企業での就業を実際に体験できる貴重な機会、インターンシップ(インターン)。海外で働く方法の一つに、このインターンを利用することがあります。
ここでご紹介するのは、カナダ現地企業でのインターンに参加している29歳の女性です。ワーキングホリデー中にインターンに応募したという彼女、どのようにインターン先を探し、どんな仕事をしているのでしょうか。
就職ともアルバイトとも異なる海外インターンの体験談をご紹介します。
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カナダでインターン先を見つけた経緯
私はワーキングホリデーでカナダのトロントに滞在しており、現地の飲食店でアルバイトをしていました。ある時、アパートをシェアしていた同居人から、現地企業でのインターンシップを紹介されたんです。
その頃はある程度英語もできるようになっていたので、現地企業で働くことで学ぶことも多いだろうと思い、やってみることを決めました。
飲食店でのアルバイトでも学ぶことはありましたが、オフィスワークの経験をカナダで積むことにより、日本での再就職に有利になると考えたんです。
履歴書を用意して応募すると面接に呼ばれ、3度ほどの面接を経て、すぐに採用が決定しました。1ヶ月の給料は2,000ドル(約16万円)です。
※1カナダドル=約80円(2016年10月)
カナダのインターンでの仕事内容
仕事は、受付での来客応対のアシスタントからスタートしました。少し慣れてきた頃から、受付を一人で担当したり、電話の応対をこなしたりと、徐々に仕事の幅が広がってきています。
そして最終的に、日本企業に対するマーケティング担当として、マーケティングマネージャーのアシスタントをしています。マーケティングツールの作成や、その翻訳・通訳をすることもあり、一つの業務にとどまらず幅広く仕事をすることができています。
カナダのインターンでビジネススキルがアップ
海外で仕事をすれば、日本で働くのとは違った方向からのオフィスワークや営業、マーケティングに必要なスキルを身につけることができます。
まず英語力は、最初は日常会話程度のレベルだったのですが、オフィスワークで必要なビジネス英語やメールの書き方、電話の応対の仕方など、幅広い英語力が身につきました。
日本企業に対するマーケティングのための翻訳や通訳のスキルなども身についたと思います。
また、マーケティングに必要なツールの作成や、効果的な交渉方法なども実践的に学ぶことができます。さらに、接待なども経験するので、ビジネスマナーも覚えることができるんです。
カナダで働いて多国籍の友人や異文化と出会えた
カナダで仕事をすると、様々な国の人と接することができるのが印象的です。
初めは勝手がわからないことも多く戸惑うこともあったのですが、仕事を覚えてからは、一緒に働くスタッフや顧客とも信頼関係を築くことができていると思います。
仕事を辞めてしまった友人とは今でも時々連絡を取り合ったり、私がたまに日本へ帰国している時に日本へ遊びに来てくれたカナダの友人と再会したりと、とてもいい友人関係が築けています。
いろいろな背景を持つ人と出会ったおかげで世界中のあらゆる文化に触れられるようになったのは、人生でかけがえのない経験だと感じています。
まとめ~将来の就職活動にも役立つ経験に
日本のインターンとは一味も二味も違う海外インターン。ご紹介した女性のようにワーキングホリデー中に参加すれば、より集中して実践的な仕事に取り組めそうですね。
海外で働いた経験は、その国で仕事を探すのにも、日本に帰国して就職活動するのにも、きっと役立つはずです。
なお、海外インターン先の探し方は、メリットやデメリット、費用などとともに以下の記事で紹介されています。海外就職に興味があるなら、まずは海外インターンに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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