海外で長期的な生活を送る場合、家賃や公共料金等の支払いは銀行の口座から引き落とされたり振り込んだりするケースがほとんど。そのため渡航したら、できるだけ早めに現地の銀行口座を開設しておきましょう。
ドイツのベルリンには至る所にATMがあるので、お金の預貯金や振込などが手軽にできて便利です。しかし、当然ながらATMはドイツ語表記や英語表記で日本語はないので、ある程度ATMの使い方について知っておいた方がよいと思います。
ここでは、ドイツでのごく基本的なATMの使い方についてご紹介します。
ドイツでATMを使うには
ATMの設置場所
ベルリンには街の至る所にATMがあり、探すのに苦労することはないと思います。
ドイツの銀行は、ドイチェバンクのような大手銀行とシュパーカッセのような地元の銀行とに分かれています。それぞれの銀行支店にはもちろん、公共交通機関や大きなショッピングセンターの中にもATMがあるので、自分が口座を開設した銀行のATMを利用してみましょう。
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キャッシングも可能
ベルリンの場合、たいていどこのATMもVISAやMASTER対応なので、クレジットカードを利用したキャッシングでの現地通貨引き出しもできます。
ドイツのATMは、入出金用と、振込や使用明細発行用に分かれているので、使用する目的に合わせてATMを選んで下さい。
手数料に注意
なお、街中を歩いているとキオスクやカフェなどの近くに、どの銀行のカードにも対応しているATMがあります。これらは便利ではありますが、手数料が発生するので注意しておきましょう。
また機械に何かしらのトラブルがあった場合、周りの人に聞いても対応してくれないので、よっぽどのことがない限りは利用しない方が無難だと思います。
ドイツのATMの使い方
出金する方法
入出金用のATMを見つけたら、日本と同じようにカードを挿入しましょう。
するといくつかのメニューが表示されます。画面はデフォルトではドイツ語になっていますが、画面の脇で英語やフランス語に表示を切り替えられるので、他の言語で表示したい場合はそちらに切り替えましょう。
残念ながら日本語の表示はほとんどありません。
出金する場合は、ドイツ語でAuszahlungのボタンを押しましょう。
すると、出金する金額が何パターンか表示されます。基本は20、50、100、150、200、300、500などですが、ATMによってその金額が違ってきます。表示された中に自分の出金したい金額があれば、そのボタンを押してください。
メニュー以外の金額を設定したい場合は、画面の脇のandereと表示されたボタンを押して自由に金額を指定することができます。
ただし硬貨は対応していないので、紙幣で出金できる金額しか引き出せません。
最後にカードのPINコード(暗証番号)を押して完了です。カードを忘れないように取り出しましょう。
入金する方法
今度は逆に、現金を自分の口座に入金してみましょう。
その際注意しなくてはいけないのは、時々入出金のATMの中に入金に対応していないものがあることです。ATMに入金を示すEinzahlungの表示があるか、使用する前に確認しましょう。
出金時と同様にカードを挿入し、言語画面を希望のものに切り替えましょう。ドイツ語の場合はEinzahlungのボタンを押します。
するとATMにあるポケットが開くので、そこに入金するお金を入れます(日本と同じような流れです)。
だいたいのATMにおいてですが、硬貨や5ユーロ紙幣は対応していないので、10ユーロ以上の紙幣のみでの入金となります。
紙幣を投入したらEntscheidungを押すと(緑色のボタンです)カウントが始まり、投入した金額が表示されます。完了すると最後に貯金した明細書がATMから発行されるものもあるので、必要であれば持って帰りましょう。
入金の場合はPINコードは求められません。
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振込みする方法
ドイツでも日本同様に銀行振込を使用するケースが多々あるので、振込の仕方についても覚えておきましょう。
振込の場合は入出金用のATMではなく、Terminalと書かれたATMを利用しましょう。まずは入出金同様にカードを入れ、希望の言語を選択します。その後、ドイツ語でüberweisenと書かれたボタンを押しましょう。
すると、さまざまな項目を入力する画面に切り替わります。
そこに相手の振込先(IBAN)や金額、コメント等を入力して決定を押しましょう。最後にPINコードを入力して終了です。振込はもちろん銀行窓口でもできますが、窓口には長蛇の列ができていることもあるのでATMを利用した方がスムーズです。
使用履歴明細を発行
ドイツの場合、口座における入出金の履歴をATMがプリントアウトしてくれるので、ぜひ出力して管理しておきましょう。使用履歴明細は、振込と同じTerminalと書かれたATMで発行できます。
カードを入力し、表示言語を設定します。ドイツ語の場合はAuskontoを選びましょう。
しばらくすると1ヵ月分の使用明細がATMから出力されます。これはその口座の残高証明にもなるので、毎月出力して保管しておくことをおすすめします。
まとめ
ATMの基本的な使い方について紹介しました。
海外で長期にわたって暮らす場合はどうしても銀行口座を開設する必要があるので、住民登録をしたらできるだけ早めに開設しておきましょう。
ドイツではATM以外にオンラインバンキングも普及しているので、ATMとオンラインバンキングを上手く使い分けるととても楽ですよ。
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