カナダの人気都市、西のバンクーバーと東のトロント。ワーキングホリデーで滞在するならどちらがいいのか、これはもう究極の二択と言っても過言ではないかもしれません。
私もワーキングホリデーで初めてカナダに行ったときはどちらにしようか迷いました!迷って迷ってやってみたことは、どちらにも1か月ずつ滞在して様子を見てみることです。
でも、そんな時間は取れないという人のために、ここではそれぞれの街の特徴を挙げながら、どちらに行くかを決めるお手伝いができればと思います。
バンクーバーvs.トロント!街の大きさは?
- バンクーバー:約115平方キロメートル
- トロント:約630.2平方キロメートル
これはトロントの圧勝です。トロント市が東京23区と同じぐらいの大きさであるのに対し、バンクーバー市はその2割ほどの面積です。
大きい方がいいか、小さい方がいいかは個人の考え方なので一概にどちらがいいとは言えませんが、私が短期で生活してみた時には、大都市のトロントに拠点を置いて小ぢんまりしたバンクーバーに旅行で訪れるというイメージが湧きました。
バンクーバーvs.トロント!アジア人の割合は?
- バンクーバー:多い
- トロント:より多国籍
今度はバンクーバーの圧勝です。後述するアジアからのアクセスの良さが影響していると考えられますが、バンクーバーのダウンタウンを歩いていると「ここはアジアか?」と思うぐらいアジア人が多いです。
ただ、バンクーバーで生まれた2世や3世も多く、外見はアジア人でも話せる言葉は英語だけといった人もだんだん増えてきています。
トロントにもアジア人は多いですが、ほかの国の人も多く、バンクーバーより多国籍な感じがします。サリー、ターバン、ヒジャブといった文化や伝統、宗教を表す服装もバンクーバーより日常的に目にすることが多いです。
バンクーバーvs.トロント!冬の気候は?
- バンクーバー:暖かいけど雨や曇りが多い
- トロント:極寒だけど空は青い
寒いイメージのあるカナダ。冬の過ごしやすさは重要ですが、冬の気温だけを例に挙げるとバンクーバーの方が暖かいです。東京の冬とさほど変わらないといった感じですね。一方、トロントは雪も降り、寒い時にはマイナス20℃やマイナス30℃まで下がるときもあります。
ただ、バンクーバーの気候の特徴として雨が多いというのがあります。ひどい時には1週間ずっと雨ということも……。バンクーバーをもじって、レイン(Rain)クーバーなんて言われたりもします。
これは私の個人的な感想なのですが、バンクーバーの冬は暖かくはあるものの、結構空が曇っていてどんよりしている感じです。それに対して、トロントは寒いですが晴れているのでサングラスが必須です。私は“どんよりで暖かい”より“青空で極寒”を選びました。
バンクーバーvs.トロント!日本からのアクセスは?
- バンクーバー:東京から約9時間
- トロント:東京から約12時間
東京からバンクーバーまで、直行便だと約9時間です。それに対してトロントまでだと12時間はかかります。ほんの数時間ですが、長距離のフライトなので少しでも短い方がいいと考える人も多いかもしれませんね。
また、2017年2月現在、バンクーバーの方が航空会社や発着する日本の空港の選択肢が多いです。
バンクーバーvs.トロント!周辺旅行で行ける場所は?
- バンクーバー:シアトル、ウィスラー
- トロント:ニューヨーク、メープル街道
バンクーバーからだとアメリカのシアトルが近いです。車で3時間ほど、バスに乗っても4時間ほどなので、頑張れば日帰りもできそうです。大リーグ、シアトル・マリナーズの本拠地であるセーフコ・フィールドでの試合はもちろん、スターバックスの1号店も見逃せません。
また、ウインタースポーツをする人にはスキー・リゾート、ウィスラーが近いのもポイントです。
一方、トロントの周辺というとやはりニューヨークが一番人気ですね。飛行機だと1時間30分ほどで行けるので、週末を利用した旅も十分に可能です。バスでは10時間ほどかかりますが、夜行バスなら時間の無駄がありません。チケットも安く、ラッキーな時は1ドルで買えることも!
そしてトロントは、紅葉で有名なメープル街道(モントリオール、ケベック)エリアへの玄関口でもあります。
バンクーバーvs.トロント!日本のものは手に入る?
- バンクーバー:◎
- トロント:△
これは日本からの距離が近い方が断然有利です。日本のレストランも食料品店も圧倒的にバンクーバーの方が多いです。日本から○○がカナダ進出!というニュースを聞いても、トロント在住者の中では「どうせバンクーバーでしょ!?」という空気です。
ただ、ニューヨークが近いこともあってか最近はニューヨーク経由で進出してくるお店も多く、トロントも年々便利になってきました。
まとめ~自分に合った街を見つけよう
せっかくのワーキングホリデー、カナダという国に決めたのなら、街も慎重に選びましょう。
大きくて便利な場所がいいのか、多少不便でも静かな方がいいのか、日本人がいて日本語も通じるエリアがいいのか、地元の人しかいないようなところがいいのか……。何を重視するかは人それぞれです。
でも、縛られず好きなように動けるのがワーキングホリデーの魅力。もし住んでみて合わなければ、好みの街が見つかるまでいろいろ探してみるのも面白いかもしれませんよ。
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