カナダでワーキングホリデーを経験してみたいけれど、いくら貯金があればいいんだろう?現地では実際、どれぐらいの費用が必要なんだろう?考えている人はきっとたくさんいるはずです。
私はバンクーバーにワーホリ滞在し、スキー場で働いていました。石橋を叩いて渡るタイプの人間なので、渡航前にはたくさんリサーチしました。
ここでは、カナダでのワーホリにかかった具体的な費用と、できるだけお金をかけない節約術をお教えしたいと思います。
※1カナダ・ドル(以下ドル)=約85円
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カナダ渡航前にかかった費用:34万5000円
さぁワーホリだ!と決めたら、渡航前に準備しなければいけないことがたくさん!これもいるかも、あれもいるかも……となるのはみなさん一緒だと思いますが、誰にでも絶対に必要となる費用があります。
以下、私の場合を例に、その費用を挙げてみます。
ビザ申請代:1万5000円
ワーホリビザ申請はエージェントにお金を払って代行してもらう方法もあります。金銭的余裕があるなら、手間を省くためにはいいと思います。
でも、私はとにかく節約できるところは節約したかったので、自分で全てやりました。今の時代、ネットで検索すれば何でも調べられます。日本語で説明されているサイトもあるので、大いにネットを活用しましょう!
- 私が申請に使った日本語のサイトはこちら:http://gotovan.com/
航空券代:18万円
カナダで出会ったワーホリ友達には、片道チケットで来た人も、オープンチケットで来た人もいました。
入国のときに帰りのチケットの提示を求められることがあるかもしれません。また、もし家族や自分に何かあった場合に帰国する可能性もゼロではありません。私は念のため、帰りの日にちを無料で変更できるオープンチケットを購入しました。
海外旅行保険料:15万円/年
先にも述べましたが、私は石橋を壊れるくらい叩いて渡るタイプ、しかもかなりの心配性です。
趣味のスノーボードで骨折するかもしれない、借りた家が火事になるかもしれない、などいろいろ考えました(大事には至りませんでしたが、借りた家の息子が外で火遊びをしてボヤ騒ぎがあり消防車が来ました)。
もし病院に行くことになったらスムーズに手続きしたいし、借りた家に何かあった場合の補償や盗難補償などに関しても手厚い方がよかったので、AIUの海外旅行保険に加入しました。
実際、滞在中にアレルギー性結膜炎になりクリニックに何度も通いましたが、現金は一銭も払わず、書類作業もなしに診てもらえて本当に助かりました。
内容によって保険料は様々
でも、後から考えるとこの保険料はやっぱり高い!ということで、ワーホリ終了後に観光ビザでまたカナダに戻ったときには、友達から聞いた下記の保険会社を利用しました。
保険は、それぞれ何を重視するかが大事な判断基準になるので、選ぶ会社やプランによっては私の支払った費用の半分にまで節約することが可能です。
カナダ到着直後の生活費:約2万1250円
カナダに着いてからの宿泊先はとりあえず1週間予約しておきました。女性4人用のドミトリーで、バス・シャワー共用、ビュッフェスタイルの簡単な朝食付きで1泊45ドル(約3,800円)。
結局3泊だけし、あとはキャンセルして友達の家に泊めてもらえることになりました。3泊の宿泊と食事などを含めて大体250ドル(約21,250円)の出費だったと思います。
ドミトリーは予約しておいても前日までキャンセル料無料だったりするので、予定が変更になった場合は便利です。
ホテルは高く、寝られて安全なところならどこでもいいと思っていたので、ドミトリーを選んで節約しました。しかも朝食付きはありがたかったです!
カナダでの家賃:約54万2300円/年
カナダに着いて1週間足らずでシェアハウスを見つけることができました。最初のところはプライベートルームで、シャワー・バス・キッチン共用、インターネット、光熱費など全て込みで月440ドル(約37,400円)!
職場から近いところを選びましたが、遅番があって帰りが夜11時を回る日もあり、夜道がかなり暗かったのと、職場にもっと近いところを見つけたことから、2カ月住んで引っ越しました。
新しい住居も同様に一軒家のベースメントをシェア、全て込みで月550ドル(約46,750円)でした。
1年でかかった家賃の合計は6,380ドル(約542,300円)です。こうして書いてみると結構な額ですね。
カナダでの交通費:約6万2900円/年
バンクーバーでは、定期券の料金がゾーンにより異なります。私はノースバンクーバーに住んでいたので、1ゾーンの定期券が月95ドル(約8,100円)でした。
職場まではバスで10分ほど。山を登っていかなければいけないため徒歩、自転車は無理!ということで、定期券を購入していました。
最初の2カ月はそれぞれ95ドル丸々かかりましたが、試用期間が終わった3カ月目以降は会社が月40ドル(約3,400円)負担してくれました。そのため、1年でかかった交通費は合計740ドル(約62,900円)です。馬鹿にならない金額ですね。
でも、職場や学校に近いところに部屋を借りればこの定期券代が浮きます。たまにバスや電車に乗って出かけるときは回数券を買うなどすれば、かなりの節約になりますよ!
カナダでの食費:約20万4000円
基本的に自炊で弁当持参です。バンクーバー近辺は、外食が高い上にチップを払わなければいけません。たまに外に食べに出ることもありましたが、ほとんど自分で作っていました。
合計で約2,400ドル(約204,000円)。
安いスーパーに行く、セール品をうまく買う、作り置きして冷凍保存するなど、無駄のないよう色々工夫しました。ルームメイトがいる場合は、ファミリーパックのものを買って割り勘するとお互い節約になるので、一緒に買い物に出かけたりもしました。
カナダでの通信費:約4万9130円/年(端末代含む)
携帯電話があった方が仕事を探すのに便利なので、到着してすぐにネットを利用して帰国する人から50ドル(約4,250円)で端末を買い、契約しました。
カナダではどこでも無料Wi-Fiが使えるので、電話とテキストさえできればいいと思い、月44ドル(3,740円)の安いプランにしました。
電話本体50ドル+1年の通信費528ドルで合計約49,130円です。
日本で使っていたiPhoneはsimフリーではなかったのですが、Wi-FiのあるところでそのiPhoneも使っていました。日本からsimフリーの端末を持っていけば、その分節約できます。
カナダで購入したスノーボード用品:約3万9100円
これは、あまり該当する人は多くないと思いますが、私のようにウィンタースポーツ大好きでカナダを選んだ人に参考になればと思います。
冒頭で述べた通り、私はスキー場で働いていたのですが、出発前はスノーボードに行けるかどうかわからなかったし、荷物になるし、ましてスキー場で働ける保証もなかったので、スノー用品は持っていきませんでした。
ただ、ウィンタースポーツ好きの人なら同意してくれると思いますが、レンタルは絶対嫌!なのです。ブーツは自分の足に合ったもの、板は乗り心地がいいものがいいのです。
セールを利用して安く購入
日本に置いてきたブーツがまだ新しかったので、家族にブーツ、ウエア、小物類を送ってもらいました。そして、板とヘルメット、ビンディングはこちらで購入しました。しかも、自分が欲しかったものを!
スキー場では、スタッフ向けに様々なブランドを集めた大きなセールがあります。それを利用してカタログからオーダーしました。
板は、日本では9万円で手が出なかった新品を300ドル(約25,500円)で買うことができました!ヘルメット、ボード用のバッグ、ボード、ビンディングを合わせて460ドル(約39,100円)でした。
ノースバンクーバーではウィンタースポーツ用品の一般向けのセールがたくさんあるので、スキー、スノーボード用品を格安で全てそろえることが可能です。帰国の際は売れば、お金が少し返ってきますよ。
カナダでのその他費用:約25万5000円/年
その他、欲しいものやちょっとした日用品の買い物、旅行などにかかる金額をざっとまとめて3,000ドル/年(約255,000円)です。ここは人それぞれだと思うので、費用の差は大きいと思います。
カナダでのワーホリにかかった費用は計約133万5000円
これらすべて合わせて、私のワーホリにかかった金額は1,335,080円です。しかし、確定申告して、なんと約3,500ドル(約297,500円)返ってきました!確定申告は必須ですよ。
戻ってきた分を差し引いて、全部で約100万円かかったことになります。ただ、働いて稼いだお金を合計すると少し貯金ができました。
まとめ~優先するものを決めて上手に節約を
これからワーホリを予定している人は、渡航前に100万円貯金すれば安心ですが、着いてすぐに仕事を始めるのなら渡航前にかかる費用と到着後2、3カ月分の家賃・食費くらい用意すればやっていけると思います。
私は特に趣味にお金をかけたので、買うものを減らしたり、旅行をそれほどしなかったりすれば、もっと節約できると思います。
ワーホリの楽しみ方は人それぞれ。上手に節約して、充実したワーホリ・ライフを送ってくださいね。
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