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【トロントの年間イベント】カレンダーを今すぐチェック!

トロント

私はトロントに来て1年目のころはまだ英語学校に通っていたのですが、クラスメイトと毎週のようにイベントをチェックして出掛けていました。

トロントでは無料のイベントが多いのでお金のない学生にはありがたかったのもありますし、トロントの多様な文化に触れられるような気がしたからです。

それからいろいろと縁があって永住することになりましたが、お気に入りのイベントには今でも毎年参加をしています。日本にはないユニークなものも多いので、特にイベントの多い夏は大忙しになりますよ!

目次

トロントの1年の大まかなイメージ

冬は寒いので全体的に静かです。室内のイベントが少しと年末の(?)カウントダウンがあるぐらいですね。

5月ごろになって暖かくなってくると徐々に町の雰囲気が盛り上がりはじめ、8月の終わりにあるCanadian National Exhibitionで「あぁ、夏が終わった」と一息つく感じです。

見逃せない各国のお祭り

夏には毎週末といっていいほど各国のお祭り(パレード)が開かれます。ぱっと思いつく限りでも、ギリシャ、インド、ウクライナ、ポーランド、ポルトガル、スイス、イタリア、台湾、中国、タイ、カリビアン、そして日本!

日本のお祭りは数年前から始まり、2016年にはスペースも拡大して御神輿や屋台も出ていました。他の国のお祭りに比べると知名度がまだまだなので、今後の盛り上がりに期待しています。

これら各国のお祭りは年によって開催月が異なることが多いため、今回のリストには時期がほぼ固定されているもの以外は含めることができませんでした。夏が近づいてきたら

blogTO(http://www.blogto.com/)などの情報サイトをこまめにチェックしてみてください。

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トロントの月ごとのイベントリスト

それでは、それぞれの月に主にどんなイベントがあるのかを見ていきましょう。

1月

Niagara Icewine Festival(ナイアガラ・アイスワイン・フェスティバル)

ワイン

トロントの年間イベントといいながら、最初に紹介するのがトロント近郊のナイアガラになってしまいました。凍った状態で手摘みしたブドウからのみ作られる貴重なアイスワインのお祭りです。

日本ではとても高価なアイスワインも、産地であるカナダでは比較的安価に手に入ります。試飲もできるのでお気に入りをぜひ見つけてください!日本へのお土産にすると喜ばれますよ。

公式サイト:http://www.niagarawinefestival.com/

2月

Winterlicious(ウインターリシャス)

トロントのダウンタウンを中心に、220店にも及ぶレストランがランチは18ドル・23ドル・28ドル、ディナーは28ドル・38ドル・48ドルのコース料理を提供するというイベントです。

トロント映画祭の時にハリウッドスターが行くような超高級店の料理を安く味わえる機会とあって、人気レストランは予約必須です。年によっては1月後半に始まることもあります。また、夏には同じコンセプトでSummerlicious(サマーリシャス)があります。

公式サイト:http://www1.toronto.ca/

3月

St.Patrick’s Day Parade(セントパトリックデイ・パレード)

犬

3月17日はアイルランド最大の祝日であるセントパトリックデイです。トロントでもお祝いし、パレートを行います。

この日のテーマカラーはアイルランドのシンボルカラーの緑。緑の帽子を被ったり、スカーフを巻いたり、人によっては全身緑の人も!

緑のギネスビール

そしてアイリッシュバーで緑のギネスビールを飲んで締めくくります。

公式サイト:http://st-patricks-day.com

Toronto Comicon(トロント・コミコン)

トロントに来て1年目のある日、地下鉄に乗ったら隣にドラゴンボールの悟空がいてびっくりしたのがこの日でした。トロントのアニメ好きが一同に会するイベントです

アニメ好きはまだまだ肩身の狭いトロントですが、この日ばかりは気合を入れてコスプレをし、街を歩き回っている人を大勢見かけます。

公式ページ:http://comicontoronto.com/

One of a Kind Spring Show and Sale(ワンオブアカインド・スプリングショー)

1979年から続いている歴史のあるアート&クラフトの展示会です。数多くのアーティストが自分のブースを思い思いに飾ります。ざっくり見て回るだけでも疲れるほどの広い会場なので、歩きやすい靴でどうぞ。日本人アーティストの出店もありますよ。

公式ページ:http://oneofakindshow.com/toronto/index.php

4月

Beaches Easter Parade(ビーチーズ・イースターパレード)

日本でも最近だんだんと知名度が上がっているイースター。復活祭のことですね。トロントの東に広がるビーチエリアで行われるこのパレードでは、復活祭のシンボルであるうさぎが登場します。

春の気配が感じられる時期ともあいまって、このパレードを心待ちにしている人も多いです。

公式ページ:http://www.beacheslions.com/

5月

Doors Open Toronto(ドアーズオープン・トロント)

建物

私が毎年欠かさず参加しているイベントの1つがこちらです。普段は一般に公開されていない建物の中が見学できる貴重な機会です

バス

2016年はトロント市内で150か所以上の施設が参加しました。歴史ある劇場のバックステージや地下鉄の整備施設など、大人から子どもまで楽しめます。

公式ページ:http://www.doorsopenontario.on.ca

Toronto Marathon(トロントマラソン)

夏になると頻繁に行われるマラソン大会ですが、その中でも規模が大きいのがこちら。日ごろは車やバスから見ている光景も、ゆっくり走ってみるとまた違う印象を受けるはず。

距離もいろいろ設定されているので、自分のペースで楽しむことができます。

公式ページ:http://www.torontomarathon.com/

Anime North(アニメノース)

先に紹介したコミコンは欧米のものが多く扱われているのですが、日本の文化をより強く感じるのはこちらです。会場の写真を見ると、秋葉原をそのままトロントに持ってきたような感じがするほどです。

毎年日本からのゲストも多数登場するので、このイベントを心待ちにしている人も多いです。

公式ページ:http://www.animenorth.com/live/

Woofstock(ウーフストック)

ウーフストック

犬好きならこれは見逃せません、2017年には第14回を迎える犬のお祭りで、トロント市内のウッドバイン公園で開かれる祭りの規模は北米最大です。

犬のファッションショーやタレントショーが開催されるほか、多数のお店も出店されます。当日は15万頭もの犬が訪れるとか!

公式ページ:https://woofstock.ca/

6月

Pride Week(プライドウィーク)

プライドウィーク

ゲイやレズビアンなどのセクシャルマイノリティー(性的少数者)の権利を訴えるイベントです。といっても重苦しい雰囲気は一切なく、シンボルである虹色の旗が街中を彩り、エネルギーに満ち溢れるお祭りです。

ハイライトは最終日に行われるプライドパレード。ダウンタウンのメインストリートをきらびやかに着飾った人々が歌い踊りながら行進します。

数時間にもわたるパレードはそのメッセージ性も素晴らしいですが、エンターテイメントとしても大満足。私も毎年見に行っています。

公式ページ:http://www.pridetoronto.com/

Taste of Little Italy(テイスト・オブ・リトルイタリー)

夏に様々行われる各国のお祭りの中でも根強い人気を誇るのがこちら、イタリアのお祭りです。

カレッジ通りに広がるリトルイタリーと呼ばれる地区一帯が歩行者天国になり、ミニ遊園地やイタリア料理のベンダー、ライブバンドの演奏などが楽しめます。

公式ページ:http://tasteoflittleitaly.ca/

Toronto Jazz Festival(トロント・ジャズフェスティバル)

ジャズフェスティバルといえばモントリオールのほうが規模も知名度も上ですが、トロントも負けてはいません。市内約40か所ほどに設けられたステージで、時には無料でジャズを楽しむことができます。

あのアレサ・フランクリンも数年前にパフォーマンスをして話題になりました。また、日本人としては上原ひろみさんが招かれたこともあります。

公式ページ:http://torontojazz.com/homespecial

7月

Carribbean Carnival Toronto(カリビアンカーニバルトロント)

カリビアンカーニバル

夏といえばカリビアン!毎年100万人もの人が訪れるといわれる北米最大規模のカーニバルです。

褐色の肌にセクシーな衣装でサンバを踊る人々のパレードは、リオのカーニバルにも負けず劣らずの盛り上がりです。オンタリオ湖に近いエリアで開催され、周りにあまりお店がないので飲み物持参でどうぞ。

公式ページ:http://www.torontocaribbeancarnival.com/

Salsa on St.Clair(サルサ・オン・セントクレア)

規模としてはそんなに大きくないですが、とにかくほのぼの楽しいのがこのイベント。セントクレア通りを歩行者天国にし、昼間からサルサを踊る人たちで溢れます。

踊っている人の多くは結構年配であるのもポイント。日曜の昼下がりをのんびり過ごしてみませんか?

公式ページ:http://www.salsaintoronto.com

Honda Indy Toronto(ホンダ・インディートロント)

カーレース

北米を中心に人気のあるオープンホイールレースの一つ、インディーカーシリーズです。F1に似たような雰囲気だといえば分かりやすいでしょうか。

会場はダウンタウンから少し外れたところにありますが、この期間中はエンジンの爆音がダウンタウンまで聞こえてきます。2016年には佐藤琢磨選手も活躍し、注目を集めました。

公式ページ:http://www.hondaindytoronto.com/

Beaches International Jazz Festival(ビーチーズ・インターナショナルジャズフェスティバル)

トロントジャズフェスティバルと並んで、ジャズ好きには見逃せない夏のイベントです。ビーチーズというエリアにある大通りが毎晩歩行者天国になり、あちこちでジャズの生演奏が行われます。

演奏に合わせて踊り出す人も多く、大人のカッコいい夜遊びに参加しているような気分になります。

公式ページ:http://beachesjazz.com/

Toronto’s Festival of Beer(トロントズ・フェスティバルオブビアー)

やっぱり夏といえばビールですよね!このイベントに世界中から集まるビールは、300種類とも350種類ともいわれています。日ごろはなかなか味わえないカナダの地ビールを一気に試してみるチャンスでもありますよ。

公式ページ:http://beerfestival.ca/

8月

Taste of Danforth(テイストオブダンフォース)

旗

さまざまある夏のイベントの中でも、満足度でいつも1位につけているのがこのギリシャのお祭りです。ダンフォース通りが歩行者天国になり、夏の終わりを惜しむかのようにギリシャ料理を食べ歩いたり、ギリシャ音楽を楽しんだりします。

公式ページ:http://tasteofthedanforth.com/

Rogers Cup(ロジャースカップ)

テニスの大会

トロントとモントリオールで開かれるテニスの国際大会です。男子大会は1881年から続く歴史のある大会でもあります。2016年に錦織圭選手が大活躍し、準優勝したのもこちらの大会でした。

公式ページ:http://www.rogerscup.com/

Canadian National Exhibition(カナディアン・ナショナル・エキシビジョン)

イベント

夏の締めくくりの行事として愛されている、130年以上前から続く巨大な移動遊園地です。トロント市民からは略してCNE(シーエヌイー)と呼ばれています。

遊園地のほか、サーカスなどのショーやさまざまな出店もあり、全部見て回るには1日じゃ足りません!

また、名物の一つにその年限定のユニークな食べ物があり、バターの天ぷら、ドーナッツバーガー、Mars Barというキットカットのようなお菓子をベーコンで包んで揚げたものなど、食べてみたいような怖いようなお店も出店します。

公式ページ:http://theex.com/

Buskerfest(バスカーフェスト)

パフォーマンス

ストリートパフォーマンスのお祭りです。こっちでマジックを披露している人がいるかと思えば、あっちで口から火を噴くパフォーマンスを披露する人がいるなど、歩いているだけで驚いたり、ハラハラしたりとなかなか忙しいです。

世界レベルの技を間近で見られるチャンスですよ。

公式ページ:http://torontobuskerfest.com/

9月

Toronto International Film Festival(トロント・インターナショナル・フィルムフェスティバル)

毎年日本からも多数のゲストが訪れる北米最大の国際映画祭です。この期間は「あのレストランにブラッドピットが来た!」「スターバックスでトムハンクスを見た!」とセレブの目撃情報が後を絶ちません。

映画館の前でサインをもらうのも夢ではないので、気になるスターがいる人はスケジュールをしっかりチェックしましょう!

ちなみに私の友人は数年前に、ブラッドピットとアンジェリーナジョリーを1メートルの距離で目撃して大興奮していました。

公式ページ:http://www.tiff.net/

Canadian International Air Show(カナディアン・インターナショナル・エアーショー)

航空省

上に紹介したCNEの最終日に行われるのがこの飛行ショーです。

飛行機が飛ぶのは主にオンタリオ湖上空なのですが、ダウンタウンの部屋にいてもその轟音はすごく、普通に話している声が聞こえなくなるほど。オンタリオ湖に沿ってかなりの広範囲から見ることができます。

公式ページ:http://cias.org/

Toronto Ukrainian Festival(トロント・ユークライニアン・フェスティバル)

ホットドック

名前が表す通り、ウクライナのお祭りです。ウクライナの民族衣装をまとった人が披露するダンスや、ウクライナの料理を楽しむことができます。

私が毎年、このお祭りに行く理由の一つがこのソーセージ。3ドルほどしかしないのにジューシーなんです!

公式ページ:http://www.ukrainianfestival.com/

10月

International Festival of Authors (インターナショナル・フェスティバル・オブ・オーサーズ)

段々と寒くなり、コーヒー片手に読書したくなる季節にちょうど合わせるかのように開かれる読書イベントです。カナダ国内だけでなく、全世界から有名作家が集まり、朗読会やサイン会が開かれます。

日本からも過去には江國香織さんや鈴木光司さんが招待されていました。

公式ページ:http://ifoa.org/

Nuit Blanche(ヌーイ・ブランシェ)

イベント

こちらは私も大好きなイベントの一つ。フランス語で「白夜」という意味を持つイベント名の通り、トロント市内のあちこちに設置されたアートを日没から夜明けまで見て回ることができるというイベントです。

大きなビルの壁面を使った巨大なアートから、会議室の一角を使った小さなものまで規模はいろいろですが、それぞれにユニークで新しい発見がたくさん。夜歩き回るので防寒はしっかりと!

公式ページ:https://nbto.com/

11月

Cavalcade of Lights(カバルケイド・オブ・ライツ)

イベント

クリスマスが近づくとトロント市庁舎の前には毎年、巨大なクリスマスツリーが展示されるのですが、その点灯式となるのがこのイベントです。

コンサートに始まり、クリスマスツリーの点灯、最後には花火で締めくくられます。ホリデーシーズンの訪れを感じますね。

公式ページ:http://www1.toronto.ca

The Santa Clause Parade(ザ・サンタクロース・パレード)

サンタクロース

トロントのサンタクロースは11月にやってきます。2016年は11月20日の開催でした。午後12時ごろから約3時間にわたって30台ほどのフロートがパレードをし、最後にはサンタクロースが登場します。

早朝から張り切って場所取りをするお父さんの姿が見られるのも恒例。雪がちらつくことも多いので暖かい恰好でどうぞ。

公式ページ:http://www.thesantaclausparade.com/

Toronto Christmas Market(トロント・クリスマスマーケット)

クリスマスマーケット

オールドトロントエリアにあるディスティレリー地区で開催されるクリスマスマーケットです。この地区は全面レンガ敷きになっており、雰囲気たっぷり。

巨大なクリスマスツリーのほか、クリスマス関連のグッズを売るお店など、この時期のデートにはもってこいです。2017年は11月17日から12月23日までの開催予定です。

公式ページ:http://www.torontochristmasmarket.com/

12月

New Year’s Eve Bash(ニューイヤーズイブ・バッシュ)

花火

クリスマスをお祝いする人が多いここトロントでは、年越しはそこまで大きなイベントではありません。さすがに1月1日はお休みですが、2日から普通に仕事という人がほとんどです。その中でも年越しを祝いたい!となると、こちらのイベントぐらいしかありません。

トロント市庁舎の前で行われるカウントダウンイベントなのですが、夕方ぐらいからコンサートが始まり、最後はカウントダウンをして花火が上ります。時期的に極寒ですし、花火自体はほんの数分なので、家でテレビで見れば十分という人も多いです。

公式ページ:http://www1.toronto.ca

まとめ

トロントのイベント、何か気になるものがあったでしょうか?ここで挙げたものは、トロントで実際に開催されているもののほんの一部にしか過ぎません。毎年新しいイベントも次々企画されているので、ちょっとでも気になったらどんどん出掛けてみてください。

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この記事を書いた人

やりたい仕事を求めて行動したら東南アジアに7年、
カナダでのワーキングホリデーを経て、カナダ移民になりました。
在住者から見た生のカナダをお届けします。

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