海外では、中指を立てて手の甲側を相手に見せてはいけないというのは、どなたでも知っているタブー行動の一つですよね。これは、イギリスでもタブー行動なのですが、イギリスにはそれ以外にも特有のタブーとされる行動があります。
ここでは、そんなイギリスではやってはいけないタブー行動をご紹介していきます。
手の甲側を相手に向けたピースサイン
最近の日本の若い方々の写真を見てみると、ピースをするときに手のひら側ではなく、手の甲側をカメラに向けたようなポーズをする人が多いようです。しかしこれは、イギリスでは本当にやってはいけないポーズの1つです。
何故かというと、イギリスでは「Fxxk you」を意味するポーズは、中指を立てるあのポーズではなく、人差し指と中指を立て、手の甲側を相手に向けるポーズだからです。つまり、あの日本人がよくやっているピースのことです。
もちろん、中指だけでも同じ意味に捉えられますが、イギリスではこのピースのようなサインもそういった意味に取られるということを覚えておいてください。
これだけは本当に厳禁で、ついうっかりやってしまっても周りに大きな誤解をされてしまいます。
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鼻をすする行為
日本だと、人前で鼻をかむのはなんだか抵抗があり、ほとんどの人がすすっていますよね。
イギリスを含め、欧米諸国ではこれはタブーとなります。ついうっかり鼻をすすると、周囲の人に気持ち悪がられたり、たしなめられたりすることがあるので気をつけましょう。
イギリスに行くと、誰もが道端であっても、大きな音で鼻をかんでいます。ちなみに、一度鼻をかんだティッシュをまたポケットに入れて後で使うなんてことも、普通にしています。
こちらの方が日本では嫌がられそうですが、イギリスではそれが普通なので、もしそういった場面を見かけてもびっくりしないようにしましょう。
人前でのゲップ
日本でも、人前で大きなゲップをするのは憚られますが、たまに中年の方や男性は気にせずしていることもありますよね。イギリスや他の欧米諸国では、ゲップは日本での感覚に輪をかけてもっと嫌がられます。
イギリスにいると、レストランなどで大きなゲップをしているアジア人を見かけることもありますが、周囲の人たちは驚いた表情や嫌な顔をして、そちらに注目することもあります。
大変下品で不快な行動だと思われるので、人前ではゲップをしないように気をつけましょう。
どうしても出てしまう場合は、口を閉じて手で覆い、なるべく音がしないようにしてください。このやり方なら、人前でゲップが出てしまっても、下品だと思う人はいません。
自転車で歩道を走らない
日本では、自転車に乗っている人のほとんどが歩道を走っていますよね。しかし、これはイギリスでは絶対にタブーです。
イギリスでは全ての自転車が車道の端っこを走っています。歩行者としては、自転車と衝突するような危険がないため安心ですが、イギリスで自転車に乗るという人は慣れるまでは大変かもしれません。
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イングランドと他の地域を混同する
日本では「イギリス」というと、イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランド全てを含んだ国のことを指しますよね。
しかしイギリス国内では、この4つを一緒くたにして語ることはほとんどありません。ですからイギリスにいるときには、この4つは違う国として扱うようにしましょう。
イギリスの正式な名称は、「The United Kingdom of Grate Britain and Northern Ireland」といいます。日本語では、「グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国」といいます。
グレート・ブリテンというのは、イングランド・スコットランド・ウェールズのあるグレート・ブリテン島のことなので、ウェールズやスコットランドを「ブリテン」と言ってしまっても大丈夫な場合もあります。
しかし、人によっては一緒くたにされるのを嫌がる人もいます。
この件については大変デリケートな問題でもあるので、現地の人にむやみにこの話題を振るのもやめておきましょう。人によってはトラブルになりかねません。
女王・国王の肖像切手を上下逆さまに貼る
一応、イギリスでは女王・国王の肖像切手を上下逆さまに貼ることは、法律として反逆行為とされています。
うっかりやってしまったからといって何かトラブルに巻き込まれるようなことはほとんどないので、タブーといえるかどうかは微妙なところです。
しかし海外にいるときには、できるだけ法に触れるようなことはしない方が得策です。女王陛下の肖像切手を使うときには細心の注意を払って、ちゃんと上下正しく貼るようにしましょう。
まとめ
イギリスでタブーとされる行動の中には、日本では普通とされていることもありますよね。
現地でトラブルになってしまわないように、こういった行動はしてはいけないということを絶対に覚えておきましょう。
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