カンボジアという国についてどのようなイメージを持っていますか?衛生的な水を飲めるよう井戸が作られている、戦争時の地雷がたくさん埋まっている、人々の生活は貧しい……。
旅行前の私には、テレビから得ただけのそんな知識と先入観しかありませんでした。正直、東南アジアの中でもこれといって興味があったわけでもありません。
しかし、実際に行ってみればカンボジアほど素晴らしい国はない、むしろ住みたい!と思うような素敵な場所だったのです。
※1米ドル(以下ドル)=約116円
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カンボジアは英語が通じる
現地に行けば分かりますが、東南アジアの多くの国では観光地であっても英語を流暢に話せる人はほとんどいません。
私は東南アジアのバックパッカーズホテルに宿泊し続けていましたが、多国籍な人々が利用するホテルや公共交通機関ですら英語を話す人は本当に片言なんです。
「ブランケットを一枚借りたい」という一言でさえ通じないことはザラにありました。
カンボジアでは複雑な交渉も可能
ところがカンボジアに着いた途端に状況は一変。ほとんどの人が流暢な英語で会話ができるのです!
例えば、バスターミナルでチケットを買う際に「ちょっとATMでお金を下ろして来たいんだけど、その間に他の人に席を取られたら困るから、席だけ先に確保しときたいんだ。お金が下ろせたらすぐに代金は払うから」というような交渉が一瞬にして可能でした。
私にとっては奇跡とでも言うべきことです。やはり海外で英語が通じることほど便利で安心なことはありません。
カンボジアでヨガ体験!自然のパワーを吸収
カンボジアでヨガ!?と思われる方は多いでしょうか。意外にもカンボジアにはヨガ教室がたくさんあるんです。
一度ネットで検索してみると、ヨガ教室が大量にヒット。私はたまたまバックパッカーズホテル周辺を散歩していた時に近くにヨガ教室を見つけて行ってきました。ちなみに料金は90分で5ドル(約580円)と激安です。
その教室ではフランス人が講師をしていたのですが、カンボジアの素晴らしさに魅了されて移住したんだとか。このように、他国(特にヨーロッパ)から移住してヨガ教室をしている人は珍しくないのです。
日本とは異なる静かで素朴な環境でヨガをしてみるのもすごく良い体験です。
カンボジアの定番アンコールワットを自転車で周遊しよう
カンボジアといえばやはり外せないのがアンコールワットですよね。私ももちろんアンコールワットへ行ってきました。
見学するだけなら一般的なパッケージツアーと何ら変わりないかもしれませんが、私はアンコールワットをレンタサイクルで周遊したのです。
タクシーは高くつく
アンコールワットのあるシェムリアップの街には、アンコールワットに行くお客を捕まえようと必死のトゥクトゥク(三輪タクシー)ドライバーがたくさんいます。
しかし、このトゥクトゥク、効率良く回ったり、専属で観光案内してもらうにはとても便利で楽なのですが、15~40ドル(約1,740~4,640円)と結構取られます。もちろん、距離や拘束時間によって異なりますが、観光客向けなのでそこそこします。
安くて自由な自転車
そこで私は24時間3ドル(約350円)でレンタサイクルし、好きなように回りました。個人的に心惹かれた場所をじっくり見て回ることができる上に、写真も好きな場所で好きなだけ撮れます。
アンコールワットをめぐる道のりは平坦なところばかりなので自転車のレンタルはおすすめです。ただし、サドルが固くて少しお尻は痛いですが……。
日の出を見るために朝4時半起きで真っ暗闇の中を必死に自転車を漕いで行き、泥で滑って泥んこになったことも忘れられない思い出です。
カンボジアで日本語を教えながら地元の子供達と触れ合う
私の人生の中で間違いなく3本の指に入る経験はこれです。
成り行きでボランティア教師に
たまたまフランス人の友人がボランティア教室で英語の先生をしているということを聞き、非常に興味があったのでぜひ見学させてほしい!と言ったところ、その教室では日本語も教えていて、日本語の先生をすることになったのです。
もちろん日本語を教えた経験など皆無でしたが、ネイティブの日本語を話す教師として3日間教えることになりました。
カンボジアでは、急速に増える日本人観光客に向けて日本語を勉強する人が多いです。そして、日本語を話せればお給料が断然良くなるため、親が子供に日本語を習わせるんだそうです。
観光では得られない濃密な時間
教師をしたお陰で初めて地元の子供達と濃密な時間を共有することができ、人見知りせずに挨拶したり懐いたりしてくれる様子に胸を打たれました。
これこそ、カンボジアに来たからこそできた素晴らしい体験でした!
カンボジアでの日本語教師は数週間からでも募集しているところがあり、学生も参加していることが多いです。興味のある方はインターネット等で探してみてください。
まとめ~素朴な国ならではの魅力がたくさん
カンボジアは決して、豪遊できる贅沢なリゾート地でもなければ洗練された便利な国でもありませんが、素朴がゆえに存在する素晴らしさというものがたくさんあります。
東南アジアに行くのであれば、ぜひカンボジアを候補に入れてみてください。そして、遺跡などを見て回るだけでなくぜひとも地元の人達と触れ合ってみてほしいと思います。
あなたもきっと、その素晴らしさの虜になるはずです。
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